普段、暇な時などに、受診しています大学病院の神経内分泌腫瘍センターと科の教室のホームページを見たりしているのですが、教室のホームページを見ました時に異変を感じまして、スタッフの画像の場面で、主治医のT先生の画像がいつもと違う場所にあるのに気づき、しかも「客員臨床教授」と記してありますものの、はたから見ましたら昇進したようには見えますが、「客員」という文字が気になりまして少し調べてみましたら、やはり大学病院を離れるようで、内科・消化器内科医としましての訪問診療を開業されていました。

 

T先生は「日本肝胆膵外科学会 高度技能指導医」という、肝胆膵外科のレベルの高い資格を所持されていましたり、そして、大学病院内の神経内分泌腫瘍センターのセンター長をされつつ、JNETS(日本神経内分泌腫瘍研究会)ENETS(欧州神経内分泌腫瘍学会)NANETS(北米神経内分泌腫瘍学会)の会員もされていましたりと、4年前に、数度の腹部の手術によります内臓の激しい癒着もあり、手術時間が13時間かかりつつ、出血も2リットルという厳しい大手術になりました膵頭十二指腸切除術を、最後まで諦めずやってのけてくれましたり、そして、いつも診察を受けています中で、神経内分泌腫瘍に対しても本当に豊富な知識を持たれていましたり、研究などの方も熱量もすごく感じられまして、自分も本当に色々な質問をさせていただきましたが、その度に嫌な顔を一つもせずに、わかりやすくも、こと細かく教えていただきましたし、そのせいか、いつも20分以上はT先生と診察を含めて話していました(笑)

 

4年間、自分の体のことを把握ながらしっかりと診てくれていましただけに、突然のことで正直驚きましたし、お別れになってしまいますことは本当に寂しいですが、転院前の病院では手術不能な状態としながら今の大学病院へ転院してきましたが、初診なのにも関わらず、診察室の前で笑顔で出迎えてくれましたり、「私達なら切れますよ!大丈夫ですよ!!」と、笑顔で力強くお言葉をいただきましたことが本当に嬉しかったので今でも鮮明に覚えていますし、当時、絶望の中にいました自分へ手を差し伸べて命を救ってくれましたこと、今も元気でいられていますのは本当にT先生のおかげですし、もう、感謝をしてもしきれません。そして、これからもずっと忘れません(^^)

 

最後に、感謝の気持ちをT先生にお伝え出来なかったことは残念ですが、でも、いつも笑顔で誰にでも優しい先生なので、在宅診療は先生らしいというかピッタリだと思います。お体に気を付けつつ、これからもお元気で無理をしない程度に頑張っていただけたらなと思います。T先生、4年間ありがとうございました!そして、開業されました訪問診療のご成功と、ご繁栄を心から祈願しておりますm(__)m