それからは白血球はまだ少し高かったもの、カテーテルの抜去時にでました熱も下がり、調子が良くなってきました頃に医局の先生から何度か「退院に向けたリハビリで試験外出をお勧めします」なんて言われていましたので、それならば退院約一週間前にと試験外泊をしようという感じで久々に家に1泊2日で戻りましたが、しかしながら、病院周りは初雪が降って結構冬景色でしたし、しかも、服装や靴などが秋の装いのままでしたので看護師さんから少し心配されながらの一時帰宅でした。

 

退院をします前にCTや、卒業試験ということで血液検査などをやったり、あと、栄養士さんから退院後の食生活の指導や、主治医のT先生から経過説明の話がありました。

 

この時にT先生から、手術の時に切除しました膵臓や十二指腸、その周りのリンパ節の画像と共に説明をしてくれたのですが、膵臓の周りに小さいながらブツブツと塊みたいなものがあり、これは多分、前の病院で手術をしました時の瘢痕組織(切除箇所の組織が修復されたもの)だと思いますが現在調べていますし、あと、ki-67指数も退院して外来に受診した際には出ていますから、その時に結果を報告しますねということでした。ですが、これらの結果が後に意外なものに。

 

T先生の話が終わり、看護師さんから退院に向けました説明がありました2日後の2019年11月下旬、入院して約1か月ほどかかりましたが、めでたく退院の日を迎えました。

 

荷物をまとめています時に丁度回診が来まして、先生達や研修医の先生たちの目の前で「お世話になりました、ありがとうございましたと!」と挨拶をし、そして、ナースステーションにも挨拶に行きました時にも、看護師さんや先生達が途中で手を休めてくれながら聞いていただきつつ、皆で送り出してくれました。ありがたかったです。

 

そして、大学病院に入院してから約1か月間の間に13時間の大手術や合併症とか色々とありましたし、そして、体調的にも精神的にもキツい時もありましたが、一時は絶望しかけました命を救ってくれました大学病院の先生や看護師さん達、そして、薬剤師や栄養士さん事務の皆さん達ちなど、自分に関わってくださいました皆さんに感謝しながら大学病院を後にしました。