口の渇きが相変わらず酷くて気になっていたので、結局、ICUでは殆ど眠れませんでした。

でも、幾度のお願いにも嫌な顔をせずに、口腔内を何度も湿らせてくれました看護師さんのおかげで本当に助かりました。

 

少しぼーっとしていた頃、確か、朝8時30分くらいに病棟から連絡が入りまして帰還となりましたが、いかんせん、点滴や機械、そして、管などが沢山体に繋がっていたこともありまして、大勢の看護師さん達が病棟へ向かうベットに移してくれました。

 

「ありがとうございました!お世話になりました!!」と感謝を伝えながら病棟へ帰還したのですが、病棟の回復室の個室に入りますと病棟の看護師さん4人くらいで出迎えてくれまして、色々と気を配ってくれながらベットに移してくれました。

 

この頃は少し痛みが強くなって来た感じがありましたので、看護師さんもそれならばと強めの鎮痛剤を入れてくれましたし、確か、この時に合わせてアルブミンの点滴も入れていました。

 

あと、胃管が病棟に戻りますと取れると言っていましたし、取れた時に少しだけ飲水(確か、300mリットルでした)できるようになると聞いていましたので、胃管のせいで常にノドに違和感があって本当に嫌でしたし、そして、口の渇きが本当に酷くて、一刻も早く口に水分を含みたかったので看護師さんにそれを話しますと、医局から同じ外科ながら私服姿の先生を連れて来てくれまして、胆汁も膵液も快調に出てますねなんて経過を見ていただきつつ「昨日は厳しいオペになったんですね、本当にありがとうございました!」「いえいえ~!」みたいに会話しながら、晴れて胃管を外してもらいましたし、少しでしたら飲水OKですし、麻酔明けでむせたりしやすかったり、消化管を手術したので腹痛とか気を付けてゆっくりと飲んでくださいねとの許可も出まして、消化管の構造が変わったり、術後間もなかったのでビクビクしながら水を飲んでいましたが、何気ない普通の水道水でも最高に美味しく感じました。

 

ちなみに、この時は体調は鎮痛剤を入れてもらってからは痛みはなかったものの、鎮痛剤のせいか意識は幾分朦朧とした感じでしたし、あと、38度前半くらいの発熱をしていたと思います。

 

歩行訓練が始まりましたのもこの日でした。

看護師さんから内臓の癒着や、肺の機能の低下を防ぐためにも歩きましょうと促されつつ、今日はナースステーションの前の体重計まで頑張って歩けたらOKですよと言われながら早速歩くことになったのですが、自分で歩く際にシリンジポンプのポンプのバッテリー変換の方法とか機械の処理の話を聞きましたが、多少朦朧としていたせいか殆ど覚えられなかった気がします。

 

その後、何とか気合を入れて歩いてみましたが、痛とかは大丈夫だったものの体がすごく重かったですし、そして、熱と鎮痛剤のせいか結構汗だくになりました。