2019年10月、大学病院から連絡があり入院することに。

 

半ばチェックインみたいな感じで、大学病院の入退院センターで書類提示したり説明を聞いた後に病棟へ向かうのですが、いかんせん、病棟へ向かうエレベーターまで結構距離がありますし、病棟もまた最上階という仕様でした。

 

ナースステーションで名前を伝えますと病棟へ案内されましたが、この部屋から闘病の本番を迎えるのだなと思いますと少し気が引き締まる思いでした。

 

看護師さんの説明などを終えますと採血をし、その日はレントゲンを撮って検査は終えたと思います。

 

ちなみに、食事は常食ながら高カロリーの流動食みたいなものが付いてきまして、事前にエネルギーを蓄えておきますと術後の治りが良くなるとのことでしたが、大学病院は色々とやっているのだなと関心しました。

 

2日目は手術日前日ということもあり、麻酔科受診や心肺機能、心電図、造影MRIの検査、T先生からの術前の説明がありました。

 

麻酔科では、翌日の手術で麻酔を担当します先生から全身麻酔や背中に入ります硬膜外麻酔、あと、頸静脈から中心静脈カテーテルを入れますという話がありましたり、大学院の学生さんの横で思いっきり息を吐いて心電図をしました後に造影MRIをやりまして、術前検査を全て終えた形になりました。

 

夕食前に両親達を迎えて翌日の手術の説明がT先生からあり、この時に腫瘍の大きさは少し大きくなっていたのか11ミリとは言っていましたし、そして、腫瘍のが乳頭部付近にありましたり、浸潤度が筋層だったり(十二指腸は薄いながら4層になっていまして、上から粘膜、粘膜下層、筋層、漿膜という構造になっています)、あと、リンパ節転移の具合を改めて見ました結果、術式は膵頭十二指腸切除(PD)をすることになりましたとのことでした。頭の片隅では覚悟をしていましたが、やっぱりそうなるのかっていう感じでした。

 

膵頭十二指腸切除は、胆嚢、胃の幽門部から十二指腸を全摘し、膵臓の1/3(膵頭部)を切除する消化器外科で最大侵襲を誇ります大きな手術で、約8~10時間ほどかかりますし、それだけに、承諾書系は色々と書かされた気がします。でも、色々とすごくわかりやすく説明してくれました。

 

あと、T先生のお話が終わった後に病室に大学院の生徒さんというか先生が来て、神経内分泌腫瘍の研究のための血液を少し提供してくださいとわざわざ来てくれましたので、今はまだ希少がんでも、将来的にちゃんと治るようにしてほしいですし、大学病院ですので、臨床研究など自分ができることは協力しようと思っていましたので快く承諾しましたり、そして、手術を一緒に担当してくれます同じ外科の先生も何人か挨拶に来てくれました。感じの良い先生ばかりで安心して任せられるなと思いつつ、じわじわと沸いていました緊張感も結構和らいでいましたし、そのおかげか、夜もちゃんと眠れた気がします。