企救半島〜先端「部埼灯台」〜 | 旅と灯台

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『岬の先端には灯台と絶景がある』
地図を眺めて岬の先端はどんな景色なのか気になり、旅に出て約5年。現在は、全国に16基ある登れる灯台(参観灯台)の完全制覇を目標に週末旅をしてます。
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いつもありがとうございます。

 

今回は企救半島の先端の部崎を目指します。

 

前回までのあらすじは以下をご覧ください。

 

半島の先端を目指しながら、末端(麓)を決めようという企画をしています。

・企救半島の概要

 

・企救半島の麓①小倉駅側

 

企救半島の位置関係です。(末端は予想です)

 

さて、今回は部崎へ向かうということで、まずは門司港駅へ向かいます。

 

ご存知の方も多いと思いますが、門司港駅周辺は駅舎も含めてレトロな景観となっています。

 

(門司港駅)

駅舎は大正時代を彷彿させるレトロなつくりです。

 

 

(門司港レトロ地区)

 

さて、ここまで来たら観光でも・・・という気持ちをグッとこらえて、今回の目的地である部崎を目指します。

 

ブラタモリのような心境で観光地は通過するだけです(笑)

 

 

門司港駅から部崎までは約10キロ程度離れているため、徒歩では少しきついのでレンタサイクルで向かいます。

 

 

ちなみに部崎へはバスも出ているのですが、終点のバス停より30分程度歩かないといけないので自由にプランニングできるレンタサイクルがおすすめです。

 

 

レンタサイクルを借り、門司港駅から海沿いを関門橋方面に向かいます。

 

(地図)

 

 

(関門橋周辺)

この先は本州の下関です。門司港と下関は目と鼻の先ですね。

 

 

関門橋周辺までお越しの際は「門司埼灯台」も訪問してくださいね。

 

(門司埼灯台)

 
 

 

今まで観光気分で門司港レトロ、関門橋を紹介してきましたが、ここからが本番です。門司埼灯台を境に景色が一変します。

 

 

門司埼灯台周辺で関門橋と逆方面の写真を見てみましょう。工業港的な雰囲気がありますね。

 

 

 

 

(②と③周辺)

田野浦公共臨港鉄道の廃線跡が見られます。

※②周辺は筑豊鉄道門司港レトロ観光線の車両庫に通じる線路として使用されているらしいです。

(車両庫周辺の踏切)

(車両庫)

 

 

 

③周辺の廃線跡

(踏切跡)

 

鶴見線的な雰囲気が感じられ、鉄道の廃線跡からは北九州の港の歴史が感じられる。実にいとをかし(笑)

 

 

 

 

③からさらに進むと、「太刀浦コンテナターミナル」に到着します。

 

 

コンテナターミナル周辺にはコンテナが多数積み上げられていて、色も多種多様です。

 

UFOキャッチャーしたくなっちゃうような積み重ね方で、見ているだけでもワクワクします(笑)

(コンテナターミナル周辺は危険な場所も多いので、訪問の際はくれぐれも気をつけてくださいね。)

 

 

 

ここまでくれば、部崎は目と鼻の先と思いがちなのですが、実はコンテナターミナル方面からは部崎方面へ抜ける道がないのです。

 

これはどういう理由なのか詳細は不明ですが、一方からしかアクセスできないということを知ると急にその反対側を見たくなりますね。旅情を掻き立てられます。

(部崎周辺の景観等を大事にしたのでしょうかね。)

 

遠回りになりますが、部埼灯台へ向かいましょう。

 

 

 

 

部埼灯台への道は徒歩などは別にして、車や自転車の場合は基本的に⑤の白野江郵便局を目指し、そこから海岸線の道に沿って北上していくことになります。

 

⑤周辺(部崎への入り口)

 
曲がるところだけ間違えないようにしてくださいね。
 
後は盲腸線を行くような心境で行き止まりの道をひたすら真っすぐ行きます。
 
すると部埼灯台の入り口が現れます。
 
 
以前の訪問時はこんなスロープなかったのですが、文化財として灯台をアピールしようとした結果でしょうかね。
 
さて、お待ちかねの灯台周辺の写真をご覧ください。
 
 
 
 
 
 
 

 

いや改めてみると高さはないですが重厚感ある灯台だなと思います。北九州の重工業発展してきた街並みにも似合っている気がします。

 

部埼灯台は俗に言う半島の先端という感じはあまりしないのですが、北九州の工業地帯にも光を届けている存在と考えると非常に歴史や文化財としての価値が高いように改めて感じました。

 

重要文化財にも登録された立派な灯台なので今後も定期的に訪問したいと感じる灯台です。

 

また、個人的にはコンテナターミナルと道がつながっていないというところがポイント高いです。

 

 

こんな感じで部崎を目指す際は是非とも対岸にどんな景色があるのかを想像するとよりそのコントラストで楽しくなる気がしました。

 

今回は以上となります。

 

次回は半島のもう一つの麓(苅田港周辺)をレポートします。乞うご期待。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。