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部屋は蒸し暑く、窓を開け、汗を拭き、手を洗って一息入れて目覚まし時計に目をやると、目覚ましベルの鳴るタイマーはいつも起きる時刻午前6時になっている。
「今朝7時になっていたと思ったが…」
明日は日曜日だからゆっくりしようと思った足立は、シャワーを浴び寝ることにした。
床についてしばらく今日の面白かったバイト仲間たちの事を思いながらお酒も入っているせいもあり、すぐにウトウトし始めた。やがて眠りに入る。
何気なくフッと目が覚めた。
「ミシッ、ミシッ」畳を踏みしめる音が、寝ている足立の背後から近づいてくるかと思うと、すぐ後ろで止まった。
ハッとして振り向くと…、見たっ!… 見たっ!… ついに見てしまった!… 見たくなかったものを!! 真っ暗な部屋の中で薄オレンジ色の人玉を! 一目散に部屋を出た足立は、隣の人に警察を呼んでもらった。
翌日、バイト仲間やゼミの友達にその話をする足立に対して、
「えっ、不知火池近くに住んでいるの!?京都出身の人の間では有名なのだよ。不知火池周辺には怪奇現象が良く起こる事は。学生課に頼んで引越するといいよ。しばらく俺の部屋に来てもいいし。」
と言った。
体調が良くないと言う理由で足立は2日バイトを休んで坂本の部屋に泊めてもらい、その2日目坂本が帰宅すると部屋には足立はいなかった。数日後、足立は変死体の遺体となって発見された。
終り