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さらにこの会社の"このやり方"と言うのは本を消費財として扱ってきたと言う事でもある。この会社は本を自分らの会社の私益を生み出す道具としてしか見ていないのである。ほんの少し売り場に並べて売れなければすぐに廃棄。これはひどすぎる。作家の方々が苦労して書いて出版した本、絶版古書等知的財産は、消費財ではない!元々良い本はそんなにすぐ売れない本もある。一般的には売れるまでに1~2年位かかる本も普通にあり、特に絶版古書等珍しい本は、普通の人は手に取らないのですぐに売れない。それを勝手に売れないからと廃棄していたら、良い本がどんどん失われていく。しかもそういった本は現場の無知な店員によって、棚の整理の際、古汚いからと真っ先に棚から抜き取られる。私はこの会社が廃棄に回す本の中に良い本があるとよく言っている。それは棚から抜き取られた本でけでは無く、買い取りできなかった本もであるが、実際、私もそういった廃棄予定の本を購入し、高値で売った事が何回もある。本来まともな古書店では、そういった本は店主が良く解っているので絶対廃棄にしない。前々回書いた通り、この会社は貴重な絶版古書を紙クズ扱いにし、ないがしろにしている。ただでさえそんなひどい扱いをしているのに、その上せっかく買い取ってもこんなありさまでは更に良い本が失われていく。
 そしてこの会社は①で書いたような、新刊書店を駆逐するだけでなく、従来街にあった古書店も駆逐していく。この店は何処よりも店舗が大きく、広い駐車場があり、商品も豊富で価格も安いため、出店するとと皆がこの店を利用する様になりなり、周辺の古書店は買取・売上が減少し閉店せざるを得ない。まさに古書店キラーである。そうなってしまうと、買い取りの場がこの会社の店舗しかなくなり、結果的には貴重な絶版古書もより持ち込まれやすい環境になる。まさに色々な部分で悪循環になっているのであろう。
 この会社は出版業界を崩壊させている事について、当の経営陣どもはその事をよく理解していて、それでも経営しているのだから、たちが悪い。しかもマンガ業界に限って言うと、今現在、このマンガが産業として成り立っているる国は日本位である。それだけ立派な文化を、今この"クソ会社"が崩壊させようとしているのである。はっきり言おう。この会社は、出版業界を崩壊させ、日本の文化をも崩壊させ(従来の古書店文化を含む)、貴重な書籍をないがしろにしている、「百害あって一利なし」、まさに"クソ会社"であると!!

この方のHPにも問題が書いてあるので是非↓

http://www.geocities.co.jp/MusicHall/3612/sp/bookoff.htm

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前回の続きである。前回は敵対視していた出版関連6社が株を30%取得したと書いた。が逆にこの会社が取得したモノとして、一つの動きがある。倒産した"洋販"(日本洋書販売)が支援ていた青山ブックセンターの支援に乗り出したのである。この青山ブックセンターは前にも倒産し、日本国内での洋書販売の最大手"洋販"の支援の元、洋版子会社の洋販ブックサービスによって運営されていた。しかしこの"洋販"も2008年、破産手続の開始を申請したことから青山ブックセンターも2度目の倒産となった。そこへこの会社が手を差し伸べたのである。これも何故だろうと思うが、理由としては、当時の社長が言っていたように、マーチャンダイズ能力を取り入れようと言うモノであろう。これにより売れなくなりたまった在庫を何とか処分せずに売りきってしまおうと言う考えの様である。しかし考えてみてほしい。一昔前に流行った「窓際のトットちゃん」「チーズはどこへ消えた?」「五体不満足」「ホームレス中学生」等々、今時誰が読むと言うのだろう?ブームが去った今、それらの本が大量に持ち込まれて、ダブつき、不良在庫と化しているのだ。本来、古書店は一万冊以上売れた様な話題本は商品として扱わない。そのような本を扱うと、どこも同じような物しか並ばなくなり、特色が無くなるし、大概の人が読んでいるのであまり売れない。しかしここは状態が良ければ何でも扱うと言うやり方の元、ミリオンセラー本でも普通に買い取ってきた。いや、そうった人気本を人気のあるうち(旬のうち)に買取り、新刊よりも安く売りぬけて利益を出す。このやり方で営業してきたのだ。だが、それは人気のあるうちは良いが、ブームが去ればたちまち大量の紙クズと化すのである。前々回の「それでもあなたは古本屋に本を売りたいですか?」の回で書いたと思うが、まさに"上記の様な本の買い取りによるゴミ同然の不良在庫の山"がたまってしまったのである。又、上記の"このやり方で営業してきた"の結果が、前々回の"どこの店にも同じような本しか並ばず客に飽きられている"の部分であり、それは上記"古書店は一万冊以上売れた様な話題本~特色が無くなる"の部分であり、"大概の人が読んでいるのであまり売れない"の部分なのである。もう一度言おう。これらの本を今更誰が読むと言うのか。所詮どんなにMD能力を使おうと、この紙クズ同然の不良在庫は廃棄するしかない、と私は思っている。(続く)

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前回はこの"ハリボテ古書店"の実態について触れましたが、今回は、この会社が社会にもたらした"問題"について触れてみようと思います。それは、大きく言えば日本の文化をダメにしてきたという事。まずは本の中古販売と言う事について。古書業界では絶版古書系を"黒っぽい本"新古書系を"白っぽい本"と呼ぶ事があるが、この会社が扱う物はこの"白っぽい本"の方。これは新刊書店で売っている物と大差さなく、それらの物が定価の半額もしくは100円等で売られている。当然多様な選択肢の中で価格の安い中古本を購入する読者も多くいる。こうなってくると、新刊が売れなくなってくるのだ。実際出版社にとってドル箱市場とも言われたマンガ市場もかなり売り上げが落ちてしまった。その事により本の流通循環が悪くなり、出版社や書店は本が売れなくなる。そうすると古本の流通も減ってしまうと言う悪循環が生まれる。又、この事と共に、万引きした本をここに持ち込むと言った問題も発生し、倒産してしまった書店も少なくない。次に、本来ならば書店で本を購入すれば、出版社を通じ、作者に「印税」が支払われる。もちろん本が売れれば、書店だけでなく出版社の売上にもなる。しかし中古販売となると話は違う。中古で本が売れたとしても、それはまるまるその古本屋の売り上げになってしまい、出版社はおろか作者にも一円たりとも入らないのだ。これではただでさえ出版不況なのに、小説家やマンガ家達は収入が無くなるし、出版社の売り上げにもつながらない。(実際マンガ家の小林よしのりも著書ゴー・宣にて、この会社に対し「わしらマンガ家を食えなくしていく。ただの文化破壊でしかない」と著している。)これを改善しようと、出版社、文化庁、経済産業省、とこの会社を交え話し合いを進めてきたが、著作権法で、本を買った場合、その購入者は著者に断りなく、誰に売ってもいい、とされていて、これを変える事は出来ないという見解なため、解決には至っていない。しかしレンタルに関しては、2005年に貸与権が成立し、作者にも利が入るようになった。(ただし、マンガ喫茶は外へ貸し出す訳ではないとして、この法から漏れている)そのため出版社は以前からこの会社を敵対視してきた。ここで面白い事がある。出版関連6社の大手出版社の小学館、集英社、講談社の3社と、印刷大手の大日本印刷とその傘下である丸善と図書館流通センターがブックオフ株を30%取得した事である。敵対視していたのになぜ?と思うかもしれないが、これにより株主になり、この会社を操ろうと考えているのではないだろうか?(実際これだけ取得すれば議決権が得られる)その一つは、返品率40%にもなる在庫本をこの会社を通し新古本として販売する事。今現在、新刊書店はランキング重視で、売れ筋ばかり追い求め、動きの悪い本はどんどん出版社へと返品される。(この大量の不良在庫も出版不況の一つの要因)通常であればこのような本は破談処理されるがその処理費用や保管費用はばかにならない。そしてもう一つは、上記で示したような出版社、作家の利益につながらないと言う問題解消のため、人気書籍や新刊書籍は、売り上げが左右される一定期間中古販売をしないようにする、いわば流通をコントロールしようという動きもあるのではないかと思う。こうなると人気マンガ「ワンピース」などは古本屋の店頭から消える可能性がある。これにより新刊の売り上げが上昇し本の流通循環が良くなるのではないかと思う。(続く)