今回からは先月18~19日に訪問しました、静岡県内の保存車たちのご紹介をいたします。
まずは岳南電車 岳南富士岡駅構内の留置車の現状が気になり、吉原より岳南電車に乗り換えて岳南富士岡駅に向かいました。
私自身は2017年6月に訪問していますので、その時以来二度目の訪問となります。
この中で唯一、国鉄籍のあった電気機関車ED29 1号機。
昭和2年(1927年)東洋電機製造。
飯田線の前身である豊川鉄道によりデキ52形として発注された国産電気機関車黎明期の機関車。
昭和18年(1943年)の飯田線国有化に伴い国鉄籍へ。しばらくそのままの形式で使用されていましたが、昭和27年(1952年)にED29形(初代)と改称された後、昭和34年(1959年)に国鉄を廃車、岳南鉄道に譲渡されて貨物輸送や貨車の入れ換えに使用されましたが、不具合が発生して貨物輸送廃止前から留置状態が続き、2015年に廃車となりました。
改札を降りて、駐車場付近から撮影。
前回訪問時と変わらない場所に留置されていましたが、相変わらず車が駐車していて、撮影には苦労しました。
なお、接近しての撮影は敷地内となりますのでご遠慮ください。
改札内の通路より撮影。
2年前から各車両のポジションは変わっていません。
このようなポジションで留置されているので、ED29形はすっきりとは撮影出来ません。
構内から撮影したデキ501。
この機関車は元名鉄です。
吉原方にはED40形が2両並べて留置されています。
この機関車は元松本電鉄。
国鉄新性能電機にデッキを付けたような好ましいデザインです。
さらに吉原方にはワム380000形が2両留置されています。
今となってはオンレールのワムハチもそうそう見なくなりました。
とび色に塗り直して、どこかの鉄道会社さんでミキスト(混合列車)でも走らせてくれませんかねぇ…
実現したらすごく楽しそうですが😊

今回は岳南電車 岳南富士岡駅構内の留置車をご紹介しました。
貴重な電気機関車やワムハチが相変わらず留置されていて、ひと安心しましたが、近江鉄道の例もあり、予断を許さない状況である事は変わらないと思います。
近江鉄道のようにクラウドファンディングでの保存の声が上がれば良いのですが…😓

撮影年月
2019年11月
場所
岳南電車 岳南富士岡駅
立入禁止の場所からの撮影はくれぐれもご遠慮ください。