公園の名前を出すより、東海道・京浜東北線をご利用なさってる方々にはご存知な方は多いと思います。
JR大森駅近くのSL、C57 66号機のご紹介です。
この機関車は「元祖エア蒸機」とも言うべき空気圧により動輪を回転させる事が出来ますが、時間の都合もありまして、今回は動輪回転シーンは見ずに帰りました。
3つの動輪はローラーの上に乗ってます。
最初はこのローラーが回転し、動輪が回転するのかと思っていましたが、機関車に空気を送ってピストンを動かして動輪を駆動しているとの解説を見て、ちょっと驚きました。
非公式側から。
訪れた時間はちょうどモロ逆光😱
樹木や線路の反対側にあるタワーマンションの影になるように撮影したためにアングルは限定されました😥
公式側。
手前の黒い箱に動力源となるコンプレッサ等の機器が入っているそうです。
現在では動輪の回転設備の老朽化もあり、1分間に6回転ほどとゆっくりな回転だそうです。
この機関車は前々回ご紹介の57号機とは違い、戦後は九州で長く活躍しましたので、密閉キャブ化等、目立った大きな改造はされていません。
公式側テンダー側。
テンダーの尾灯は中国、九州地方で良く見られた埋め込み形に改造されています。
また、テンダー前灯はシールドビームになっていますが、現役時代からこの装備だったのでしょうか?
なお、塗装状態は汚れがあるものの良好な状態と見受けられました。
駆動装置説明板。
私にも良く理解出来ない説明でしたので、子供にはなおさら何だかわからない説明です😅
機関車発車時刻表とは洒落た表現です。
「国鉄より注意がありました云々」と記述があるのは、おっさんは嬉しくなってしまいます😊
66号機についての解説板。
経歴の一番下の文字については???です。
そしてC57形についての解説板と、この公園には珍しく4枚もの解説板が設置されています。
画像からは分かりにくいと思いますが、かなり大きい物が線路側に建てられています。
キャブ内に入る事は動輪回転時以外の公開時間中には可能です。
しかし、残念ながら水面計や計器類のガラスは欠損し、一部計器も無くなっています。
全体的には荒れた印象です。
キャブ内の注意書。
子供たちだけでなく、保護者向けの文章もあるのも珍しいです。
訪問時には元気なチビッ子がかくれんぼをしていましたが、キャブ内でちょっと危険な行為が見られました。
元気に外で遊ぶのは大いに結構ですが、機関車は遊具ではありませんので、大怪我をする前に保護者や周りの大人が注意してあげた方が良いとは思いますが…😓

今回は東京都 大田区 下新井西交通公園のC57 66号機をご紹介しました。
実はこの機関車も2017年5月に訪問していて二度目の訪問となりましたが、今回はこの時期のあまりの光線状態の悪さにお手上げで、ご紹介出来る画像も中途半端になってしまいました✋😖✋
午前中の方が光線は良さそうですので次回はそうしたいと思います。
外観についての状態は良好でしたが、キャブ内の荒れ方が少々気になりました。
東海道線・京浜東北線の車窓からお馴染みのこの機関車がいつまでも大切される事を願うばかりです。

おまけ
大森駅から公園に向かう道中にてこんなマンホールを発見❗
マンホールには詳しくはありませんが、「工」だけのマンホールは良くみますが、「国鉄」の文字が入っているのは感涙です😂

撮影年月
2019年11月
場所
大田区 下新井西交通公園
JR京浜東北線 大森駅南口から徒歩5~6分。
機関車展示場の公開時間は8:30~16:30