今回も今月1日に巡った東京 多摩地区の続きで、東中神からどこへ向かうか迷いましたが、国分寺市 ひかりプラザの新幹線資料館となっている951ー1に向かう事にしました。
高い秋空にかつてのタイトルホルダーのロングノーズが映えます。
この車両の訪問は2017年以来となりますが、状況に変化はありません。
外部塗装には露天保存には付き物の剥離やダレは見られないのが驚異的です。
定期的な清掃・整備がされているのかも知れません。
1ー3位側(エンドが確認出来ないので勝手にそう呼びます)には「ひかりプラザ」と言う公共複合施設の建物があります。
こちら側が南となり、陽を遮っているのも功をそうしているのでしょう。
なお、建物と車両の間には狭いながらホームがあり、開館時には車内へ入れます。
0系より長い鼻がお分かり頂けるでしょうか?
また、運転台後ろの青が何だかカッコいいですね。583系みたいです。
こちら2ー4位側は道路に面していますが、植栽があって車体の三分の一ほどが隠れてしまい、スッキリとは撮影出来ない上に交通量が非常に少ないのですが、休憩のタクシー等が路上駐車している事が多いようです。
あと、せめて植栽が半分くらいの高さなら撮影はしやすいのですが…
後位側は貫通路にはシャッター、連結器部には網目板でカバーされています。
なお、表記、銘板類はありませんでした。
こちら側の道路で撮影される際には通行車に充分ご注意下さい。
1ー3位側の車番は車体色で塗り潰されています。
2ー4位側は植栽の隆盛が凄くて撮影出来ませんでした。

車内では運転台も公開していますが、青梅鉄道公園等での盗難事件もありましたので、今回の記事では運転台内の画像は差し控えさせて頂きます。
ご了承下さい🙇
また、車内はセキュリティ対策も行われています。
なお、運転台部分の屋根は客室部より一段高くなっています。
実車の詳しい解説は運転台側デッキに取り付けられています。
かなり詳しく書かれているので実車解説はこちらをご覧下さい。
なお、951形は2両編成で各種試験に挑んでいましたが、相方の951ー2は鉄道技術研究所内で解体されたとの事です。 
1ー3位側には座席が3脚取り付けられています。
座席の後ろにはNゲージレイアウトが置かれています。
2ー4位側は資料の展示コーナーになってます。
後位側から座席を撮影。
以前は転換クロスシートが置かれていたようですが、前回訪問の時にはこの座席に変わっていました。
バス用の座席なようにも見えますがどうでしょう?
ショーケースの中にはチャンピオンマークが展示されていました。
中央の286km/hと刻印された物が951形が記録した時の物で、右側の新幹線の正面形を型どった物は961形が319km/hを記録した時の物です。
実車にも取り付けられていた物ですが、この物自体が実物かレプリカかどうかは解りかねます。
昭和の鉄道書籍に載っていたような未来の新幹線です😁

風洞実験に使われたと思われる木製の模型もありました。 
手前のは見覚えのあるデザインですね😌
後位側(トイレ?)は新幹線文庫の書庫になっていて、鉄道雑誌が山積みになっていました。
道路を挟んで向かい側はJR鉄道総合研究所。
この電車にふさわしい保存場所だと思います。

今回は新幹線高速試験車の951ー1をご紹介しました。
訪問した時にはあまり気にしませんでしたが、前回訪問より二年以上経過しているのに、露天保存ながら塗装の剥離どころかダレすら無い状態を保っているのを画像で見ると驚異的だと改めて感じました。
大切に管理されている国分寺市(JR総研も関係しているかも知れませんが…)には頭が下がる思いでした。
これからも末永い保存を希望いたします。

撮影年月
2019年11月
場所
国分寺市ひかりプラザ新幹線資料館
JR中央線 国立駅北口から徒歩6~7分ほど。
バスも「JR総研」なるバス停もすぐそばにありますが、バスに乗るほどの距離では無いと思います。
新幹線資料館は10:00~16:30、
第二、第四月曜日は休館です。