前回の青梅鉄道公園を訪問後に山を降りまして、昭島市昭和公園に保存のD51 451号機を訪問いたしましたのでご紹介します。
はっきり言ってパッと見の状態はかなり悪いですが、保存会の方々が地道な修復活動をされているのが感じられました。
また、このような檻のような高い柵に囲まれ、撮影は非常に難儀しましたので脚立を使うか、コンデジで撮影した方が良いかも知れません。
フェンスの上に手を伸ばして何とか撮影しました。
高い柵ですが、柵と機関車の間隔がほどよくあり、柵の中では以外とスッキリ撮影出来そうです。
この機関車の最終配置は新鶴見だそうで、「標準的な標準形 」と言いましょうか、目立った装備品や改造の無いスタイルです。
キャブに入る階段は取り付けられていますが、現在では柵内の公開は行われていないようです。
真正面を柵の隙間から撮影。
以前は副灯が取り付けられていたそうですが、現在は無くなっています。
非公式側から撮影。
こちら側はなぜか手が届かずにフェンスの上からの撮影は諦めました。
公式側キャブのアップ。
水切りと窓枠はありませんが、ナンバー、製造銘板、換算プレートと区名差しは揃っています。
テンダーの真正面。
こちらもナンバープレートとテンダー形式板がきちんと残っていました。
また、連結器上の配管はなんでしょうか?
蒸機には詳しく無いので、推測になりますが、恐らく標識灯用の電線管ではないかと思います。
こちらは同日に撮影した青梅鉄道公園の452号機。
保存機の多いD51形ですが、こんなに近い場所で一番違いの兄弟機が見られるのもなかなか無いでしょう。
この機関車は最終配置が竜華だそうで、集煙装置付きの重装備機なのが興味深いですね。
更には同じ関東地方の千葉県柏市に453号機が保存されています。
三両連番はそうそうありませんので機会があったらそちらにも訪問したいと思います。

さて、451号機の話に戻りますが、冒頭でも書いたように保存会の方々の地道なご尽力で少しずつですが修復が進んでいるような印象でした。
また、昭島市ではクラウドファンディング形ふるさと納税による修復基金の募金が始まっています。ご興味のある方はご覧下さい。https://www.satofull.jp/projects/business_detail.php?crowdfunding_id=34
目標額は800万円と高額ですが、何とか成立して頂いてキレイになった451号機を見てみたいものです。

撮影年月
2019年11月
場所
昭島市 昭和公園
JR青梅線 東中神駅から徒歩5分ほど。
注意❗
立川市にまたがる、すぐ近くにある広大な「昭和記念公園」ではありませんので訪問される方はご注意ください。
マップアプリ等を利用する場合は昭島市民球場(ネッツ多摩昭島スタジアム)と目的地を設定した方がわかりやすいと思います。
機関車の展示場は球場裏手、ミニ動物園そばです。