今回は予告通り、宮城県 利府町にある新幹線総合車両センターの保存車をご紹介いたしますが、画像が多くなりますので、機関車と新幹線電車を2回に分けてご紹介いたします。
順番は前後いたしまして帰り際の撮影ですが、利府駅から車両センターの利府門に向かう途中には残念な状態の保存機関車群が見えてきます。
EF71 1号機とED77 1号機。
利府門に到着後、守衛さんに声を掛けると新幹線PRセンターへの入場手続きをします。
と言っても、入場許可証に氏名、住所、連絡先を記入する程度です。
これは敷地内に入場後に撮影のD51 1108号機。
蒸気機関車はこのD51形とC58形、C11形の3両が保存(?)されています。
C58 365号機。敷地外から撮影。
前回ご紹介の354号機より酷い状態なようです。
C11 351号機。
もはや自然に還ろうとしてるくらいの残骸一歩手前状態です😢
これらの3両のSLは仙台市SL公園から1994年に移設されたとの事です。

EF71 1号機の真正面を敷地内から。
相棒とも言えるED78 1号機も2015年までここで放置されていましたが、日立製作所に引き取られ見事に整備されて水戸工場で保存されています。
こちらはED77 1号機。
後方にいるのは前回ご紹介のED91 11号機の兄弟機とも言える21号機。
EF71形の後ろには、ED75 1号機、ED71 1号機と続いています。
電気機関車は福島機関区での保管後、利府駅構内に移設されましたが、利府駅整備に伴い、2005年に現在の場所に再移設されたそうです。
広角で撮影するとこんな並びになります。
更に広角だとこんな感じですが、これより先は立入禁止ですので、近付いての見学は不可能です。
2014年頃から立入禁止になったようですが、SLあり、交流電化の発展を支えた電気機関車あり、そして新幹線。
はっきり言って、きちんと整備すれば青梅鉄道公園のような金の取れる施設になると思います❗
東北地方にはこのような施設はありませんので、地域貢献のためにもいかがでしょうか?
私見ですが、ちょっとの工夫と費用を掛ければ素晴らしい施設が出来るように思いますが、更に船岡のED71 37号機とオハフ61形と、訓練センターの417系も移設したら、なお素晴らしいと思いますが…
次回は新幹線電車をご紹介したいと思います。

撮影年月
2019年7月
場所
新幹線総合車両センター
JR東北本線 利府支線 利府駅から徒歩20分ほど。
立入禁止エリア以外の立ち入りは厳しく制限されますので決して立ち入らないようにお願いします。
入場の仕方につきましては本文中でご紹介しましたが、受付で来場者用のバッチを渡されますので、出場時には守衛さんに返して下さい。
開館:9:00~16:00 最終入場15:30 まで
休館:水曜日、木曜日、年末年始、その他 ※都合により休館日以外に休館する場合もございます。事前に確認の上ご利用ください。