こんにちは、えふです🍀
先日、同世代の知人と話していて、こんな言葉が出てきました。
「うちの会社、業績は悪くないのに早期退職の募集が出たんだよね」
業績が悪いから人を減らす、ならまだ話はわかります。
でも、黒字なのに人を減らす。
これ、数年前からけっこうあちこちで起きていることなんです。
私たちの世代は、ずっとこう教わってきました。
「安定した会社に入りなさい」
親からも、学校でも、まわりの大人からも。
終身雇用と年功序列が当たり前に前提としてあって、その道に乗ることが正解だと信じられていた時代です。
でも、その正解が、いつのまにか書き換わっている。
さて。今日は、この「昭和の呪い」みたいなものについて書いてみます。
国の方針は、とっくに変わっている
厚生労働省が出している「副業・兼業の促進に関するガイドライン」というものがあります。
このガイドライン、
改訂のたびに内容が変わってきていて、今では副業や兼業を認めていく方向へ、
はっきりと舵を切った書き方になっています。
「基本は禁止」だった時代から、「認めていくのが当たり前」へ。
それくらいの変化です。
つまり、「会社員でいれば安定」という時代ではなくなった、ということなんですよね。
同じ流れは、金融投資にも出ています。
NISAの制度が拡充されて、国をあげて「自分で資産をつくってください」という方向に動いている。
年金だけで老後をまかなうことは前提としていません、というメッセージにも読めます。
働き方も、お金の準備も、国が言っているのは結局ひとつです。
「自分の生活は、自分で守ってくださいね」
むしろ、複数の収入源を持つことを前提とした働き方を、社会全体で認めていこうとしている。
なんですが・・・
ここに気づいていない人が、まだかなり多いなと感じています。
黒字なのに人が減らされる理由
冒頭の話に戻ります。
業績が悪くない会社でリストラが起きる。
しかも、対象になるのは決まって同じ層です。
その理由としてよく挙げられるのが、こんなところ。
・社員構成が50代に偏っていて、若手が育っていない
・年功序列で、50代の給与が仕事量に見合わない水準まで上がっている
・ポストだけの管理職が増え、人件費ばかりが膨らんでいる
要するに、人件費の最適化です。
会社が傾いているからではなく、これから先の体力を保つために、今のうちに整えておこうという判断ですね。
もうひとつ大きいのが、事業そのものの転換です。
DXやAIへの対応が進むなかで、必要とされる仕事の中身が変わっていく。
すると当然、必要とされる人の顔ぶれも変わります。
私自身、長く勤めた会社が売却されて上場企業の傘下に入るという経験をしました。
同じ会社にいるのに、判断基準も、評価される軸も、まるごと入れ替わっていく感覚。
あれは、外から見ているだけではわからないものでした。
会社は、いつまでも同じ会社ではいてくれない。これは、誰にでも起こり得ることですよね。
どちらを選んでもリスクはある
こう書くと「じゃあ独立したほうがいいのか」という話に聞こえるかもしれませんが、そういうことではありません。
個人で事業を始めるのも、当然リスクを伴います。
収入が読みにくい時期もありますし、誰も守ってくれません。ラクな道では、まったくないです。
でも、ここで大事なのは、
「会社員にもリスクがあり、独立にもリスクがある」
ということなんです。
つまり、どちらを選んでもリスクはある。
あるのは「リスクがあるか、ないか」ではなく、「どのリスクを取るか」という違いだけなんですよね。
にもかかわらず、「会社員=安全」「独立=危険」という昭和の判断軸を引きずったまま、人生の大事な決断をしてしまう人は、まだまだ多いように感じます。
その判断軸、そろそろアップデートしないと危険です。
選択肢を複数持っておく
ここが、今日いちばん伝えたいところです。
どちらもリスクがあるなら、どちらか一方に全部を賭ける必要はありません。
持っておくべきは、選べる状態です。
会社の給与だけが収入源だと、会社の判断がそのまま人生の判断になります。
断りたい異動も、納得できない評価も、飲み込むしかなくなる。
でも、たとえ小さくても別の収入の流れがあれば、話が変わります。
お金に少し余裕ができると、心にも余裕ができるんですよね。
この二つは、思っている以上に連動しています。
そして心に余裕がある人は、目の前のことに冷静に判断を下せます。
焦って決めなくて済むし、無理に合わせなくて済む。
結果として、その人は強くなります。
強い人が選べるのではなくて、
選べる状態をつくった人が強くなっていく。
そしてこれは、年齢は関係ありません。
むしろ長く働いてきた人ほど、経験という材料をたくさん持っています。
問題は材料の量ではなく、それを会社の外でも使える形にしているかどうか、だけです。
頭の中の前提を書き換える
いきなり始めなくていいです。
どんな選択肢があるのかリサーチしてみましょう。
世の中にどんな働き方があるのかを知らないままだと、そもそも選びようがないので。
その第一歩は、行動よりも前に、前提を疑うことだと思っています。
「会社員=安定・安全」
この前提を、
「安定とは、複数の選べる道を持っていることだ」
に書き換える。ここが変わらないと、行動につながりません。
私はこの前提を書き換えるのが遅かったほうです。
もっと早く気づいていればと、正直いまでも思います。
やっぱり人生、どれだけ早く気づいて、動けるかなんですよね。
だからこそ、これを読んでくださったあなたには、
早く気づいてほしいなと思っています。