クジ運は、そこそこ良いはずだった。
その日、私は幼稚園の保護者会から帰宅したままガックリして動けなかった。
やってしまった
クラス役員を決めるクジ引きでいわゆるハズレを引いた。
どうみても、そこまでの私の育児人生の中で最強にインポッシボーなミッションだった。
恐る恐る役員の初顔合わせに行ってみると、まあみんな和気あいあい
知り合いがいないのは私だけ。
この環境でどうしろと?
アウェーってこういうことを言うのね〜。
ヒマだから天井の穴を数えながらそんなことを考えていた。
あれよあれよという間に、携帯のアドレスには知らない人の連絡先が登録され、知らない人とランチ会と言う名の強制会合に出席させられるうち、本当に友達ができたから人生は不思議だ。
今では子供とは関係無く会うし、子供が同年代だから悩みも分かち合える。
子供達がみんなバラバラの学校だから、学校の愚痴みたいのも聞いてもらえる。
自分の学生の時からの友達とはまた違う感じ。
戦友みたいな。
まあ、隣の芝生の色を比べようとする人が1人も居ないからラッキーだったのかもしれない。しょっちゅうLINEする人も居ないし。
たまに美味しいものを食べてしゃべりまくって一旦解散。
またしばらくそれぞれ頑張る💪
程よい距離感。
私の人生にママ友が登場するなんて思ってもみなかった。
クジ運は、そんなに悪くなかったのかも。
だけど、最恐のママ友軍団に遭遇することもある。
それは、また別の噺。