自分のステータスをRPG風に書くと下記のような感じでしょうか
【なまえ】 たけお
【年齢】 31
【属性】 体育会系
【職業】 トレーナー
【職業】トレーナー
最近TVで頻繁に取り上げられる”パーソナルトレーナー””~トレーナー”と名のつく諸先輩方。
当然【職業】トレーナーの先輩方が活躍され、僕としては一般の方に【職業】トレーナーを知っていただく上で
メディアに取り上げられることはとてもいいことだと思う。
ただここで、考えたい。【職業】トレーナー ってどういうものなのか。
目的は?種類は?どうやってなるのか?
そこでちょっとトレーナーや人の身体をケアする職業の一部を僕自身の考えをもとに図にしてみた
(下記は私個人の考えであり、他の専門家を判別し、批判するものではないことをご了承ください)
どうでしょう?
トレーナーといっても
☆ストレングスコーチ(ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)
☆アスレチックトレーナー
☆パーソナルトレーナー
☆フィットネスインストラクター
等々、呼び名と対象に大きな違いがある。 僕はもともとアメリカの大学でトレーナーの勉強をして、
アメリカでお仕事をさせていただいていたので、特に上のような分け方で考えてお客様に説明している。
(ヨーロッパだとまたちょっと違いますが)
分け方は↓
対象が【一般】 or 【アスリート】
施術が【健康・能力向上】or【医療・リハビリ】
もちろん、上記の中で一人でどの分野も行える方もいれば、一つにしぼっている方もいると思う。
ひとつずつみていくと
☆ストレングスコーチ☆
対象:アスリート
施術:能力向上
大学やプロのアスリートを主なターゲットとし、選手の能力を向上させるためのトレーニング計画と指導を行う
☆アスレチックトレーナー☆
対象:アスリート
施術:リハビリ・怪我予防等
大学やプロのアスリートを主なターゲットとし、怪我をした選手のリハビリ、試合中の怪我のケア、テーピング、怪我の予防等を主な仕事とし、ドクターやストレングスコーチと連携して指導を行う
☆パーソナルトレーナー☆
対象:一般
施術:健康・能力向上
一般の多くの方を対象とし、お客様の目的にあわせてトレーニング計画をたて、指導を行う
基本的には健常者対象だが、医師、アスレチックトレーナー、理学療法士の指導のもと、リハビリの指導を行うこともある
☆フィットネスインストラクター☆
対象:一般
施術:主にトレーニングマシンやトレーニング方法の指導
フィットネスクラブで働いている多くの方がこれにあたる。もちろん、パーソナルトレーナー兼任で行っているかたもいると思うが、マシンの使い方や腹筋のやり方など、一般的な指導を行うのがメイン。スタジオインストラクターも行う人が多い。 専門家であるトレーナーさんもいれば、大手のフィットネスクラブではアルバイトさんも多い。
☆理学療法士☆
対象:一般・アスリート
施術:医療・リハビリ
病院や整形外科で怪我をした患者さんを対象に主にリハビリを指導する
☆カイロプラクター☆
対象:一般・アスリート
施術:医療・リハビリ・健康増進
日本での法制化はまだだが、アメリカではれっきとした医者として認められている。脊椎を中心にアジャストメントと呼ばれる矯正を行い、脊椎のズレにより圧迫された神経を開放し、人間の身体がもつ自然治癒力を100%にするのが目的。 決して”姿勢をきれいにする”のが目的ではなく”圧迫された神経を開放する”のが目的である。
と、長くなるが、こういった分類でどうでしょう。(専門家の皆様、お一人お一人で違う意見もあると思いますが、あくまで僕自身の見解です。)
結構、違いがある。
でも、トレーナーっていったら、なんとなく一般の人には”運動が得意な人”、”なんかダイエットとかの専門家”、くらいのイメージだと思う。
まあ、一般の人にはそのくらいの感覚でもいいのかもしれない。
でもトレーナーである自分は、自分がどの分野で、誰を対象にしているのかはっきりと説明ができなくちゃいけないと思う。 そうすれば自分が勉強しなきゃいけないことや、仕事の方向性が見つかっていく。
ジムでマシンの使い方を教えることはトレーナーの仕事じゃなくて、それは誤解を招くことを承知で言うならば、アルバイトのインストラクターで出来ることだと思う。
長くなったので、続きはまた次回。
トレーナー(トレーナーだけでなく全ての専門家と呼ばれる人に当てはまると思います)のプロフェッショナリズムに関するブログがありました。下記、トレーナーの原田一志氏のブログです。是非ご覧下さい。
原田一志の「間違えだらけのフィットネストレーニング」