高倉一朗 | 赫いわななき〜地獄編〜

赫いわななき〜地獄編〜

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「おまえを狙って」高倉一朗
作詞/たかたかし 作曲/徳久広司 編曲/伊戸のりお
C/W 「呑んだくれ」
作詞/菅麻貴子 作曲/徳久広司 編曲/伊戸のりお
クラウン CRCN-1722 2013.08.07.

高倉一朗さんは2003年に徳間ジャパンからデビュー。デビュー曲「I Love You」と次の「さらば…侍」は谷村新司的なスケール大きめの曲でしたが、ホリデージャパンに移籍しての「おんなの雨情」は叙情歌謡といった雰囲気。その後クラウンに移ってこの「おまえを狙って」になります。

何と言ってもジャケットのインパクトですね。レイアウトも色味もバッチリ、ハスに構えてどこぞに狙いを定めた高倉さん、カッコいい!このジャケでしかもこのタイトルですから明らかにナニかやらかしてるでしょ。そうです、曲は勿論マイトガイ路線。大仰なラッパに威勢のいい男声コーラス、サビのキメは♩ビューーーン!でラストに♩ババンバァーーン!ひぃぃカッコ良過ぎる!!
クラウンに在籍していた事もある小林旭を十分に意識したものだとは思いますが、全体のイメージはやはりクラウンの西郷輝彦のような気もします。ひと昔以上前のスタイリッシュ感というか。

ファンの皆さんに怒られるかもしれませんが、個人的な好みを除いても彼にはこの路線、合ってたと思うんだけどなぁ。いやキワモノがという意味ではなく、ちょっとか細い声質の高倉さんが精一杯気張って歌ってるところが胸を打つんですね。他の曲が聴かせる声ならこれは魅せる声というか。

PVも思いっきり照れながらそれでも必死に豪快な男を演じてて好感持てます。イケメンが売りの高倉さんですがこれが一番良く撮れてると思う。

そんなクラウン移籍第一弾、同じレコ社のタフガイ!大ちゃんと肩を並べる処までイッてたのですが最新曲の「港のカナリア」
は基本の叙情歌謡でした。まぁあんなコア曲を続ける訳にもいかないでしょうから(大ちゃんはホンモノですし)是非新曲がヒットして余裕が出来たところでまたトバしまくった作品をリリースしてもらえるよう期待しております。