さくら さくら
花吹雪舞う
卯月の空は
私に何を連れてきたの
遠い日 桜の樹の下
花びら髪に はらり
おませなふたりの
無邪気なおままごと
丹塗りのお椀に
ほんのり香る
桜のお澄ましを
さあ 召し上がれ
手毬のおむすびも
たんと こさえたよ
さくら さくら
無心に仰ぐ
空を埋め尽くす
淡いピンク滲ませてゆく
ぶきっちょ お手製のドレス
はしゃぐ そのたびに
波打つフリル
小花が零(こぼ)れた
お気に入りの服で
おめかしをして
はにかむ娘は
ちょっとポーズして
さくら さくら
花散らし雨
ひとひら掬(すく)い
塗るのは春いろ爪化粧
病室ベットの母に
小枝ひとつ手折(たお)り
差し出したなら
ひとすじの涙
最期を悟ってか
「きれい」と眺めた
貴女(あなた)が逝って
三十と二年
サクラ サイタ
キャンパスの門
さくらいろに染めた
ネクタイ似合う息子の姿
いつしか笑みも消え失せ
閉じた心 頑な
錯乱の嵐
吹き荒ぶ日々よ
乗り越えてきたね
届いたメールは
桜雨打たれど
負けぬ仲間らと
花見のフォトの
中で笑ってる
さくら さくら
遥か彼方に
想い出と共に
手を振りながら
遠ざかりゆく
さくら さくら
私を包み
卯月の風は
やさしく撫でて
通り過ぎゆく
今月は母の祥月命日でした
気がつけば私、母の亡くなった年齢を
追い越していました
母はパーキンソン病を患っており
お正月明けに心筋梗塞で倒れて
一命を取り留めましたが
3ヶ月間、何度も生死を彷徨い
桜に見送られて逝きました
当時3歳と7歳の子どもを連れて
大阪、東京間を行ったり来たり
子ども達も不安定で かわいそうでした
主人の高齢の母に子どもたちを預けて
長期で介護に行ってる時は
身が二つあればと、切なかったです
意識が混濁し出してからは
わけの分らぬことを口走ったり
たくさんの点滴の管を引きちぎろうとしたり
『こんなの、おかあちゃんと違う』と
泣けてきて・・・
最後のひと月は保険適用外の
1本5万円のお薬を毎日、投薬したけれど
院内感染による敗血症で亡くなりました
けれど お医者さんは 皆、
いつ休んでるのかと思うほど
懸命に治療にあたってくださって
院内感染を責める気にはなれませんでした
母が亡くなって数年は
桜を見るのが辛かったけれど
いつのまにか優しい気持ちで
桜を眺めることができるようになって
悲しい思い出も 時の中で
溶けてゆくのだと知りました
※今回、歌詞仕立ての過去作を
新たに手直ししてお届けいたしました
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