7月1日より、イスマイル・サブリ上級大臣兼国防大臣が、地域内における感染者の増加を理由に、スランゴール州及びクアラルンプールの一部地域を対象とした「強化された活動制限令(EMCO)」の施行が発表されました。

 

 

期間は7月3日から16日までです。

 

対象地域は以下のとおりとなります。
○スランゴール州
Petaling地区
· Petaling · Damansara · Sungai Buloh · Bukit Raja 
Hulu Langat地区
· Hulu Langat · Ampang · Cheras · Kajang · Semenyih · Beranang
Sepang地区
· Dengkil · Labu · Sepang
Gombak地区
· Batu · Rawang · Setapak · Hulu kelan · Kuang
Kuala Langat地区
· Tanjung 12 (1) · Tanjung 12 (2) · Teluk Panglima Garang · Morib · Bandar · Jugra · Batu
Klang地区
· Kapar · Klang
Kuala Selangor地区
· Ijok  · Bestari Jaya · Jeram
Hulu Selangor地区
· Serendah · Rasa · Ulu Yam · Batang Kali
○クアラルンプール
· Projek Perumahan Rakyat (PPR) Sri Semarak · PPR Batu Muda · Flat Seksyen 2 Wangsa Maju · Flat Seksyen 1 Wangsa Maju · Kampung Padang Balang · Taman Koperasi Polis (Fasa 1 & 2) · Flat Sri Sabah · Kampung Puah · PPR Kampung Baru Air Panas · Flat Desa Pandan (Termasuk Baiduri & Delima) · Kampung Batu Muda
· PPR Kerinchi · Bandar Baru Sentul · Taman Ikan Emas

 

 

今回のEMCOは・スポーツ、社会、レクリエーション及び文化活動は許可されなくなりました。

(※マレーシアフットボールリーグ等における一部のトレーニングはOK)

 

・EMCO対象地域に出入りする道は封鎖され、対象地域への立ち入りは警察が統制


・EMCO対象地域内の住民は、原則として自宅からの外出が認められない。


 例外:世帯代表者1名のみ、EMCO対象地域内において自宅から半径10キロメートル以内での食料及び基礎的必需品の購入のための外出が可能。病気、死亡等の緊急事態の場合、警察の許可を得てEMCO対象地域外に出ることも可能。

 

・自家用車の乗車人数は1名まで。ただし、警察の許可を得た場合にはこの限りでない。また、健康管理、医療、ワクチン接種の場合は運転者を含めて3名まで可能。

 

・空港及び港は通常どおり営業
・公共交通機関(鉄道、バス、高速バス、フェリー)は、50パーセントまで乗車容量を抑えれば営業を許可。
・タクシーとe-hailingは運転手を含めて2名のみが乗車可能。

 

必要不可欠なサービス又は政府の公務での勤務のみ、雇用主の承認状又は従業員証があれば勤務を許可。

 

必要不可欠なサービス以外のサービスの従業員は、EMCO対象地域外に出ることは許可されず、EMCOの期間中は業務が認められない。

 

雇用主は従業員を自宅勤務させる必要がある。

 

必要不可欠なサービスの従業員は、以前に国際貿易産業省(MITI)が発行した承認状によって業務が可能。
・公務員の出勤は20パーセントまで(フロントライナー、安全保障担当者を除く。)
・政府のカウンターサービスは、医療、警察、税関、入管、検疫を除いて閉鎖される。
・民間部門の出勤は、オペレーション部門と管理部門を含めて60パーセントまで。
 

 

今回の処置は2週間となります。

 

2019年3月18日から始まった時さながらの厳しい制限となってしまいました。

 

2019年、1回目のロックダウンが終わったあと、コロナも怖いが、人々が

 

在宅で家に籠ることによる肉体的、精神的な影響やストレスを考慮すると

 

ランニングやサイクリングなど密にならない運動ならOKということでこれまでこれたのですが

 

今回は初回ロックダウン同様にほぼ全面のスポーツは禁止となりました(涙)

 

 

 

買い物や外出に関しては 一人で外出することになり、車での移動も車内に同乗することは

 

できません。※例外もあり

 

パートナーや、お友達や家族と出かける外出の楽しみもなく、

 

運動で汗を流し気分をリフレッシュすることも許されず

 

このような処置が長期的に実行されることは、コロナを防ぐ抑止力になるのでしょうか?

 

マレーシアでは フルロックダウンになり1か月経過しても 感染者数は

 

6000人や7000人と抑止にはなっていません。

 

 

普通に考えれば、1年前より感染者数は増え続けているわけなので

 

ロックダウンの処置により 1人当たりが人に感染させる数は減ったとしても

 

マスは増え続けているわげで、数を止めることは不可能であり、

 

単なる一時的な抑止力にしかなりえないともうのです。

 

こんなこといつまでも続けていられる訳はでないので、生活を普通に戻せば

 

再び感染はグーンと増えるわけです。

 

 

今の私たちは養鶏場の鶏や柵の中で生きる家畜と同じに思えてなりません。

 

もちろん彼らはもっと悲惨な運命ではあるわけですが

 

彼らは小さな檻から出ることができず、体を動かすこともできないので

 

ストレスで自分の体を痛めつけたり、ストレスで病気になるため

 

たくさんの抗生剤を与えられ、生きながらえているのです。

 

 

私たちも何となくにていませんか?

 

頭では家畜の一生を知ることで可哀そうだと多くの人が思うわけですが

 

私たちの生活はどうでしょうか?

 

まるで目には見えない檻の中にいる彼らのようではないでしょうか?

 

 

コロナにかかりたくないために、自由を失った籠の中の鳥として寿命を迎える人生と

 

どちらが幸せなんでしょうね。。。

 

ま、素晴らしい飼い主さん(国)に一生涯飼われるのなら それでも良いと思う人は

 

いるかもしれませんね。 

 

 

 

 

それでも このような人生というのは結局他人任せであり、

 

良い飼い主さんに当たればよいのですが、そうでなければ悲惨です。

 

世界は、私たちはどの方向へ舵をとっていくのでしょうか?