誰でもないジョニー:Johnny Foreigner | イージットレコード (ムダグチ出張所)

誰でもないジョニー:Johnny Foreigner

サマソニ'08で来日を果たしたJohnny Foreigner(ジョニー・フォーリナー)ですが、出来はどうだったんでしょう?
バンドってご縁のあるバンドと何故かご縁のないバンドがありません?私にとってJohnny Foreignerはかなりご縁のある方。で、サポートバンドを見に行った時を含め3回は観てるんですが、少なくとも当時は波があったんですね。何故かっていうと、思うにボーカルのアレクセイがシャイで感受性が強い正直過ぎるほどに正直な青年だからではないかと。

彼らの出身地バーミンガムでは観ていないのでわからないのですが、グラスゴーでの最初のライブでは「北の国スコットランドまでやって来て、こんなに暖かい声援をもらえるなんて僕は・・・」と感極まって言葉が続かなかった。顔をくしゃくしゃにして嬉しさと恥ずかしさに顔を真っ赤にしていました。エジンバラのライブでは、動きを止めたら気を失うと思っているかのような超ハイテンションで疾走して爆発。ベースのケリー嬢とパーカッションのジュニア君が、アレクセイの緊張感に引っ張られないノンビリ感をかもし出すのがいいチームワークですね。

まあ、いつもハイテンションってのも大変かと思うのですが、サマソニで最高のライブを披露してくれたことを祈ります。だって、いいバンドで、いい曲がたくさんあるんですよ!
(ただし聴き通すのに向いたアルバムかどうか個人的にはちょっと・・・なのでした)

英国では一般に、匿名的に男性を呼ぶ場合JohnやJohnnyを用いますよね。Johnny Foreignerは”外国から来たどこの者とも知れぬ男”って感じですか?勿論差別的なニュアンスがあるわけで、見た目アジア人が明らかな私がJohnny Foreignerというバンド名を持ち出すと、スコットランドの人達が一体どういう顔をしていいのか困ったという反応をしたのが思い出されます。「あの…意味わかってる?」とか訊かれましたね。ある意味Test Icicle(間違いなく大爆笑で終わる)以上に衝撃のバンド名なのでした。

これはBarflyが主宰のFlyTVからのビデオ。
普通のプロモ用ビデオではなく、「中庭(Courtyard)」に集って一曲演奏してみようぜってゆる~い感じが大好きです。こんな感じのJohnny Foreignerも観てみたいな、と思わされます。
グラスゴーのバンドDananananaykroydのSamがギターでサポートしている模様。(画面左隅)

『Salt, Pepa and Spindarella』(Fly TV in the Courtyard) by Johnny Foreigner


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