先日、集中して本を読みたくて、近くの複合商業施設内にあるシアトルベストコーヒーに行った。
普段は図書館で読むことが多いが、眠くなりそうな内容なのでコーヒーを飲みながらと思い、久々に立ち寄った。
そこではホットサンドとコーヒーをセットで頼んだことが何度かあり、どちらも美味しかったし店の奥は落ち着いた雰囲気なので、通路から離れた静かな席に座った。
ホットコーヒーのショートサイズ350円を頼んだ。
ショートと言っても結構な量で、眠気を覚ますのに十分だった。
本の著者は大手信託銀行に50年勤め、2004年から財務コンサルティング事務所の代表。
資産運用、相続対策、遺言作成等のプロである。
沢山の実例をあげての解説が主なのだが、ある箇所にハッとした。
「次世代への教育が大切」という見出し内に書かれている。
要点をまとめると
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〇戦後の貧困から脱出するという外発的動機づけが失われ、現代の若者には「他人との競争や責任から逃れ、のんびり暮らしていきたい」という風潮がある。
〇このことが世界の中での我が国の立ち位置にも現われ、なんとなく目標や目的のない社会になった。
しかし、いつまでも豊かな社会が続くとは限らない。
(現に様々な格差が生じている。本は2012年発行である)
〇そこで自らはもちろん、次世代に対しても「人間力の強化」に注力することが必要。
そして、実際にどのような教育が大切かということだが、
「外発的動機づけ」が失われた現在、正にフィンランドの教育にみる「自発的動機づけ」への取り組みが最重要。
人は教えられることが、自分のレベルや適性とマッチしているとき、意欲的にそのことに取り組むことができる。
すなわち、子供一人ひとりの成長に合わせ、教師の指導がいかに的確になされているかが大切(親から子へも同様)(私は大人同士でも大切だと思う)
(それは当たり前な事だが、実際は相当難しい)
取り組みの結果、溢れ出るあらゆる情報に対し、単に鵜呑みすることなく自らが判断を下し、納得のいく正しい解決策が取れる人材を醸成するのです。
とあった。
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教育分野の本ではないが、次世代への教育・継承はいつの時代も最重要課題。
意外な本から教えを得た。
シアトルコーヒーを出た後、図書館に寄り
久方ぶりに児童室にも入ってみた。
比較的新しいこの図書館は周囲が緑で囲まれ気持ちが良い。
設備も本も新しく、充実している。
平日の日中で親子も小学生も少ない児童室。
ゆっくりと見て回った。
数年前、現在大学生の次女の小学校と中学校で9年近く図書ヘルパーをしていた。
休み時間と共に急いで図書室に駆け込んでくる子。
1人でやってくる子。
ワイワイ大勢で来て、おしゃべりの絶えない子。
思い思いの時間を過ごしている子供の姿を見るのは楽しかった。
図書館は子供の自発的動機づけができる大事な場所の一つだ。
もちろん大人にとっても。
自分のレベルや適性とマッチしたものを、楽しんで試行錯誤しながら、ゆっくりと見つけられる。
ネットのように偽情報や誤情報を気にかけなくてよい。
インターネットから得る情報も勿論大事だが、子供達には図書館で過ごす体験そのものが「贅沢な時間」と思えるような大人になっていってほしいと思う。