盗撮ビデオ事件だけじゃなかったよ、S審査員を陥れる計画は。
盗撮DVDと並行して、とんでもないウソがばらまかれた。
「S審査員は悪い事をしたのに、絶対謝らないだって!こんな悪い奴は追い出そう!」
一部の訓練士が仲間や自分の訓練所のお客さん達に言いふらして、それを真に受けた会員や訓練士が競技会やラインで会員達に噂をばらまいたんだ。
でも、全員が真に受けた訳じゃない、そんなバカな話を真に受ける会員ばかりなら警察犬協会はとっくに潰れてるよ。
「どんな悪い事をした?」「何をしたのに謝らないの?」って常識のある会員なら当然確認するよ。
確認してから自分で悪いか悪くないか判断するよ。
「さぁなんか悪い事やったんじゃない? なんか悪い事したに決まってる!」
何処の世界に、どんな悪い事をしたかも聞かずに「ホントに悪い奴だ!追い出そう!」って話になるんだよ。
どんな悪い事したか答えられない人間を信じるバカがどこに居るんだよ。
人はそこまでバカじゃないし、何をやったか確認してから判断する常識も持ってるよ。
当然だけど、うわさをばらまいた訓練士や会員はドン引きされて、まともな人には相手にされなくなった。

理事会でもやったんだけど、審査員会議でU審査員がDVDを再生して、ここが悪い、あそこが悪いと解説したそうだ。
「特にここは絶対悪い!」と強調したのが、椅子に座って電話をしてるシーンだよ。
このシーンに映っている出場者は、暑い日だったから犬の体調が気になって、電話中だったけど入ってしまった。自分が無理にお願いしたと本部に文書で説明したらしいよ。
大事な犬の体調を心配した気持ちも、S審査員に迷惑をかけて申し訳なく思う気持ちも良く分かるよ。
それを握りつぶされてしまって、どんな気持ちになったか、出場者の人が気の毒だよ。
出場者の人も勝手に動画を撮られて、DVDにされていろんな所に配られてるんだ。
肖像権を侵害された被害者じゃないか。
被害者の真剣な思いを平気で握りつぶすような人にだけはなりたくない。
本部がその事実を握りつぶしたのをよい事に、事情も知らずに一方的にS審査員に「謝れ!」と詰め寄った人がいたらしい。
U審査員は副審査会長だぜ、本当なら審査会長を支える立場だぜ。
そんなことして恥ずかしくないのが不思議だよ。
S審査員は「自分は悪い事してないから謝らない!」
当たり前だろ! 
何度も言うけど、出場者の人が「電話が終わる前に入ってしまった。」って、S審査員に迷惑掛けたと謝罪文書を本部に提出してるんだよ。
S審査員こそ、一番の被害者だろ!
S審査員が謝る必要がどこにある!

もう1つの流したうわさは「S審査員が若手の訓練士から法外な金を取ってる」って話。
話を聞いても誰も信じなかった。
「S審査員はそんな人じゃない!」「誰がそんな噓八百を並べてるんだ!」って呆れられて不発で終わった。
うわさを流した犯人をたどって行くと、すべてのルートが一人に集約された。
そうだよ。あなたが想像した人でビンゴ!
全員口を揃えて、定点カメラが仕掛けられた「第4回全日本臭気選別競技大会」会場担当訓練士から聞いたと答えたそうだよ。

何処で悪巧みしたか、場所も知ってるよ。
審査員として集まった他団体の競技会場だよ。
「Sの次はIだ」と大声でしゃべってたあの人達といい、根も葉もない悪口を広げる相談してたこの人達と言い、何を考えてるんだか、誰が聞いてるか分からない会場でよくやるよ。
自分たち以外の人は耳も口も無いと思ってるんだろうさ。