今回は写真の著作権についてお勉強中のために 著作権の侵害とならない、私の撮影した写真を
張りますので 内容とはまったく関係ない写真となってしまいますが、お許しください。
また、ヨーロッパが騒がしくなってきて、事態がころころ変わるので なかなか、ブログが載せれません。
去年から メルケル首相とサルコジ大統領が率先して ユーロ経済の危機回避のためにも
緊縮路線を打ち出して ユーロ諸国や欧州銀行を引っ張ってきましたが、今、方向転換を
迫られています。
ギリシャ Greece
ギリシャ人の元同僚のマリア(バッソーの義妹)
オリンピアEinkaufzentrumのカフェで。
今回行われた、ギリシャの総選挙で 緊縮路線に反対する急進派の第2政党が大きく、票を伸ばし、
世論は 「緊縮はしたくなく、ギリシャの負債は清算しないが、ユーロ紙幣を使う、ユーロ国でとどまりたい」
という考えが多いことがわかりました。
メルケル首相は緊縮をアドバイスする(監視)人材を派遣すると言ったのが、感にさわったらしく、
他国に口出しされ たくないという意地もあるそうです。
党の連立協定の話もまとまらず、ギリシャ内閣が成立せず、負債が増える一方の状況ですが、
6月17日に再選挙が決まりましたが、そうなると、国民の支持が強い、第2政党の勝算があり、
そうなった場合、その政党が主張する、緊縮をしないとなると ユーロ圏から出される可能性が
あります。
メルケル首相もフランスのオランド大統領もギリシャをユーロ圏から出ないように 最大の努力をすると
言っています。そうなると ギリシャ救済の経費はまた膨大になり、ユーロ国としての条件を変更も
考えなければいけなく、そこまでして ギリシャを引き止める意味があるのか。
それより、スペインのほうが。。。
スペインもじわじわと財政危機が深刻化しています。
経済危機の要因は国のよって様々です。
スペインはユーロ財政になってから ユーロ紙幣の統一で 暖かく、物価の安いスペインに
寒いドイツやイギリスなどの人たちが別荘を建てたり、長期休暇旅行に訪れ、建築バブルが起こりました。
スペインの海岸沿岸には突然、所狭しとホテルが立ち並びました。
ところが2009年のリーマンシュックによって 建築バブルは崩壊し、負債を抱え込みました。
不動産の価格は暴落し、建築途中の建物が残骸のように残りました。
スペインの銀行は 昔、繁栄していたころ、南アメリカに領土を持っていましたが、
そのころの名残でスペイン語の通じる南アメリカに スペインの銀行が進出していました。
スペインの経済危機により、その銀行が立ち行かなくなり、それが スペインの銀行経済にも
大きな打撃を与えています。
財政不安からスペインの国債は売れなくなり、金利が上がり、ユーロ圏での金利は
5%以下を維持するようにという規定に違反することになり、緊縮政策を要求されます。
福祉や公共事業が削減され、失業者が増え、国内需要が縮小しました。
失業率は全体で24%を超え、特に 18-25歳の若年層の失業率は50%となりました。
去年は住宅の差し押さえや立ち退きが増加し、人々の不満は募り、今年になり、
各地でデモが起こり始めています。(ギリシャの暴動のようにはまだなっていませんが)
今まではギリシャの経済危機が大きく取りざたされていましたが、実はスペインは世界でも
国内総生産12位、ギリシャは35位。 スペインの経済危機は ヨーロッパ経済に ギリシャ以上の
大打撃となります。
スペインの経済が崩壊した場合には 特に経済的なつながりの強い、フランスに大打撃を与え、
フランスが揺らぐと イタリアがこけるという、ドミノでユーロ経済の存続の危機ともなります。
そのため、去年、ECB(ヨーロッパ中央銀行)が応急措置として 1%という低金利での無制限の
貸し出しを2回して なんとか、一時的にスペイン経済危機を乗り越え、国債の金利も
落ち着いたように見えたのですが、スペイン財政への不信感はぬぐえず、国債は
売れなく、今週、スペインの大手銀行は負債で国の傘下に入った事が報道され、これが
また、経済不信への影響は免れません。
スペインとしては国債が売れないと内需拡大もできず、失業も減らせず、経済立て直しが難しい。
スペイン人でさえ、スペインの国債を買わずにドイツやフランスの国債などに投資しているのです。
ユーロ経済のバランスを保つために ドイツやフランスがスペインの国債を買うわざり得ない状況が
続いていています。
今までのこのやりくりでやってきましたが、もう限界になりつつあります。
フランス France
フランスでは 5月6日の選挙で サルコジ氏から社会党オランド氏の大統領が決まりましたが、
国民の気持ちから離れた、ワンマンなサルコジへのあてつけの感が無きにしも非ず。
オランド氏の知名度は低く、政治的経験も乏しく、地味目で みんなの意見を聞きながら
という、どこかの総理大臣と似ているような。。。
ニックネームは フランスでは小さい子供に愛されている、像の「ババール」
オランドの名前は Hollander。(ホーラント人゙= オランダ人)
フランス語は Hを読まないので オランドとなるのですが、オランダ人という名前のフランスの大統領。
彼の政策は メルケルとサルコジの進めていた緊縮路線ではなく、成長促進を掲げています。
さて、現実にどのような具体案を持っているのか。決断力はあるのか?
街頭インタビューで おじさんが 「誰がやっても同じだけど、とりあえず、サルコジじゃない。
新しい人がやれば、なにか、新しくなるかも。。。あまり、期待はしてないけど」という、
屁理屈好きなフランス人らしからぬ、弱気な発言。
街頭インタビューっていうのは たくさん撮った映像から 一番、みんなの意見に近いものを
流すわけですから そんな感じなのでしょう。
ドイツではフランスの放送もドイツ語に訳されて 見れるのですが、オランド大統領就任後の
政治トーク番組でも いつもの討論というより、話が途切れがちで 妙に苦笑が多かったように
思えるのですが。。。考えてみれば、実績のない、オランド氏の何を話せばいいのか。。。
話すことがないのか、17年ぶりのミッテラン以来の社会党政権ということで ミッテランの
話題が一番、盛り上がってました。 フランス、大丈夫?
オランダ Neaderland Holland
国の格付けとして AAAの優秀なオランダですが、実はオランダはヨーロッパの中では貧しい農業国の
イメージが強く、ワグナーのオペラで 「さまよえるオランダ人」というのがあるのですが、
それに引っ掛けて 下に見られる、特にドイツ人から。。。とオランダ人が教えてくれました。
1970年代には 自然資材の価格の暴落で経済は低迷し、失業者も14%を越えたときもありましたが、
1980年代からの地道な政策が功を奏して 現在は経済大国となったわけです。
現在、オランダは天然ガスでは世界第9位でEUの30%を生産し、石油と石炭は輸出していて、
有名なシェル社もあり、自然資材に富んでいます。
農業生産で有名なオランダでしたが、原料を必要としない工業の技術を進歩させる政策をとり、
その工業製品は国内生産のGDPの60%近くになりました。
オランダはある意味では政策で立ち直った国ですが、それは地道で質素な国民性の賜物かと
思います。
ドイツ Garmany
シュネッケン(カタツムリ)と呼ばれるドイツの菓子パン
パイ生地の間に芥子の種が入ってます。
緊縮路線に反対なのは ギリシャ、スペインやフランスだけでなく、ドイツでもその声は大きく
なっています。
5月はじめに行われた、ドイツのある州での党の選挙では メルケル首相率いる党が 敗北。
ずっと評判の良かったメルケル首相ですが、ドイツでの緊縮路線には不満の声が
上がっています。
でも。。。メルケルさんは 成長促進は以前から ちゃんとドイツでは訴えていたし、
ここ数年、自動車業界へのエコエネルギーの研究を応援し、その成果が出始めて
自動車産業は好調です。
ただ、失業者対策として大企業へ雇用促進を考えて 大企業よりな動きが多少目立ち、
組合などの反感を買っているところもあるようです。
先週、ドイツの去年の国内生産・GDPがまた、プラスに伸びたことが発表され、
ドイツの景気は好調です。
経済大国にも関わらず、国として規定している、最低時給が低く、それが低賃金労働者の
不満を買っています。
経済危機はギリシャやスペインの後には、じわじわと ポルトガル、イタリアと続いています。
今回の経済危機でおもった以上にヨーロッパの国々が経済的に絡み合っていることが、
顕著になりましたが、ある意味では 20年前に始まった ユーロ経済圏の お互い助けあい、
成長するという土台がもう一度、強くなれる機会でもあります。
この状況をどのように乗り越えていくのか、ニュースに目が離せないところです。
