ヨーロッパはギリシャの経済危機で ヨーロッパは不安の嵐の中です。

なぜ、こんな限界ぎりぎりの状況になってしまったのか。。。


その背景には 経済大国のドイツ・フランスが中心となって始まった、ユーロ圏のしわ寄せと

いう見方もあります。ドイツやフランスの経済大国のものさしで基準ができているので あとから

入ってきた弱小の国には無理があるというものです。
グリュース ゴットのブログ  ヨーロッパの首脳陣

ユーロ経済圏を作ろうとした構想は アメリカ経済が強かった、1970年ごろから始まりました。


 アメリカ経済に対応できる、貨幣を統一したヨーロッパ経済圏を作り、ユーロ貨幣を導入した国で

連合して 国同士が自由に資本を動かして ヨーロッパの国が一体となり、安定した経済体制に

しようという構想でした。


物価の安定を目的に 欧州中央銀行をフランクフルトに設立し、場合によっては株価にも介入し、

ヨーロッパ全体の経済状態を調整する役割も担ってきました。

そして 2002年にはユーロ貨幣の流通が始まり、一時はユーロ価値も上がり、ヨーロッパ経済が

安定してきたように思えたのですが。。。

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経済的にまだまだ不安定な国もこぞってユーロの導入を望み、ユーロ貨幣を使用する国を増やすために

わりと甘い基準でいろんな国を加盟させていました。
     

2004年、ギリシャがユーロの加盟を申請してきた時にも ギリシャの財政状況には疑問視されていたにも

関わらず、受け入れてしまいました。(メルケルさんはまだ首相ではなかったけど、かなり反対していました。)


2009年にギリシャの政権交代で 旧政権の税制赤字の隠蔽が 明らかになり、赤字は国内総生産の

4%というのは うそで 実は13%と発表となり、大騒ぎとなりました。

(この後に 13,6%とまた 言い直してました。)


グリュース ゴットのブログ  ギリシャが破綻したらヨーロッパは多大なる混乱をきたすと明言。

同じユーロ貨幣を使用する、ユーロ経済圏として 経済的にお互いに助け合うという定義がありますので

経済大国のドイツとフランスがなんとかせねばと言うことになったのです。

2010年には メルケルおばちゃんはドイツ国民にギリシャの崩壊はユーロの崩壊にもつながると

そして ヨーロッパをひとつの共同体であるのだから 人道的にもギリシャを助けようと呼びかけ、

ギリシャにも訪問して ドイツができる限り協力することを約束した上で 経済赤字に対する対策案を

早急に明確に出すように強く求めたのです。


グリュース ゴットのブログ  ギリシャのパパンドレウ首相とメルケルさん

ギリシャの状況は 政府は税金対策はずさんで 資産家や経営者はほとんど税金を払わず、

その上、公務員は国民の25%もいて(公務員は税金を払わない) 年金は53歳から最後のお給料の

93%を貰えるという優遇が与えられていました。失業者は増える一方、限られた人たちだけが

守られているシステムになっています。

貧富の差が激しく、経済破綻をしないのが不思議なくらいの財政でした。

(ギリシャの財政赤字が表面化した途端、ギリシャの資産家は自分の財産を他の国に移したそうです。)


2010年になり、ギリシャの経済危機は表面化し、ギリシャの国債の格付けは引き下げられました。

近年、この格付けが 投資経済には大きな影響を与えるようになっています。

つまり、ギリシャの国債は危ないと売りに出て ギリシャ国債は暴落したのです。

ギリシャは国債の発行で 赤字を埋めて 経済を立て直していこうという案が難しくなりました。

ギリシャの国債を持っていた、他の国の銀行もかなりの影響を受けました。

それによって世界各国の平均株価が下落して ユーロも下落したのです。


ヨーロッパ経済の対する不安から 円買いになり、円高の要因となり、円高になると 日本の

製品が高くなるので 輸出が難しくなり、日本経済にも大きな影響を及ぼしています。


2010年5月にドイツとフランスが主導で 危機に陥った国に対して財政支援を提供する目的に

欧州金融安定化基金を設立しました。

この基金は 27%はドイツ、20%はフランス、18%はイタリア、12%スペインというように

ユーロ導入している国がみんなで負担して 助け合うものです。


グリュース ゴットのブログ  ドイツに「払え!」っていうカードを見たドイツ人は「働け!」。

2011年の今年になり、ギリシャは財政立て直しとして いろいろ削ろうと政策を打ち出したら、

ギリシャの人たちのデモが始まったのです。

デモの人たちはこの経済赤字は 不公平な経済システムによるものであり、結局、他の国の

銀行のビジネスになると抗議しているのです。


フランスやドイツの銀行はギリシャの国債を買っており、ギリシャが支払い不能に陥った場合、

フランスやドイツの銀行は負債を負います。

つまり、ギリシャの倒産がフランスやドイツの銀行が破綻し、ヨーロッパ経済は混乱の収拾が

できなくなるのは 明白です。

アメリカのリーマンショックのときには 銀行の連鎖倒産を防ぐために アメリカ政府がかなり強制的に

公的資金を注いで金融システムの安定化に成功しましたが。。。


その時を例に ドイツでは政府が銀行支援や救済のために国の資金を注入する案も出ました。

これには ドイツ人も反対し、銀行の本店が多いフランクフルトでデモが起きました。


そして 銀行の個人や企業の融資を行う商業銀行と投資銀行は分けて考えるべきだと

いう考えがでました。 高リスクの取引に従事する投資銀行を救う必要がないという考えです。

つまり、「ギャンブルが失敗したら 自分で責任を取るべき」

この考えはギリシャ経済危機による、銀行の負債を救済する場合、どのように救済するかの

構想にもあてはめられました。


グリュース ゴットのブログ  フランスのサルコジ首相(10月19日に3番目の元モデルの奥さんが女児出産)

そして 先週、10月23日、メルケルおばちゃんとフランスのサルコジ大統領は難航の末、

欧州金融安定基金をより強化することで合意し、ドイツは具体策として この基金がギリシャの国債の

返済の一部を保証し、国債を投資家に買ってもらいやすくする案を主張しました。

国の資金で銀行を救済するのではなく、経済対策としてギリシャは国債を売ることで投資家から

お金を借りることになるのです。

この案はドイツ国民にも 受け入れられて ようやく、当面のギリシャ経済危機に対する方向性が

決まりました。


さぁ、あとはギリシャがどこまで本気に財政を切り詰め、システムを修正し、立て直すかです。

かなり、不安。。。ギリシャ神話の神々はこればっかりは 頼りにならないしね。



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                     ヘルメスは商売の神様だそうです。