今、ミュンヘンは紅葉の季節となり、秋晴れも続いて とても 気持ちがいい日々が続いてますが、

空気はどんどん 冷たくなり、夜の冷え込みも増して さぁ、冬が始まるぞ!という気合が入ります。


今は まだ、気温がマイナスを切ってはいませんが、近いうちにマイナスを切り、ときには雪が降ることも

あり得ます。ミュンヘンは海抜400mという高い土地で 50kmも行けば、3000m近い山々が連なる

アルプスも真近です。アルプスからの冷たい寒気が降りてくるとあっという間に冷え込み、マイナス15度

ぐらいに下がることもあります。

私の今までの経験ではマイナス20度ですが、そのときは道は凍結装置も効かずに 凍りついて 

歩く人はすべり転んでいるし、ゆっくり走っている車もブレーキをかけると すべってしまいます。


とはいえ、うちの中は、厚い建物の壁に 二十窓と そしてセントラルヒーティングがあるので 

日本の住宅よりずっと安定して暖かいと思います。


そのセントラルヒーティングですが、ミュンヘン市内の家の70%近くが取り入れています。

ミュンヘンでは第2次世界大戦のときにナチの本拠地でもあったので たくさん爆弾が投下され、

市内戦もあり、市内の多数の建物が壊され、火事もずいぶんあったそうです。

戦後の復興の際、ごみ焼却所の建設とともにこの市内を網羅するセントラルヒーティングのシステムが

確立されました。


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ごみ焼却所 ミュンヘンの南、イザール川の横


そのシステムはミュンヘン市内の南と北にある2つのごみ焼却所でごみが燃やすことで発電をし、

また その熱でお湯を沸かし、そのお湯が道路の下にある配管を通って 各建物に送られます。

その配管の長さは 700kmにも渡るそうです。(今後もひろがりつつありますが。)

そして 各部屋に送られて 部屋ではお湯が 暖房機の中を通って 部屋を暖めます。

そのお湯はもちろん、台所やお風呂場でも使われます。


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暖房機にはお湯を調節するダイアルと使った量を測る測量計がついています。

これは1956年製で厚さは20cm近くありますが、 新しい形のものは平面でもっと薄型です。

また、このお湯を使って床暖房にすることもできます。


暖房はいつでも使えるわけでなく、外気の気温によって暖房が必要かどうか、各建物の自治体で

きめて 暖房のための配管が開かれます。さすが 節約の精神!

建物の配管が開かれると、部屋の中の暖房の調節は自己管理となりますが、ダイアルを最大にあけると

暖房機は数秒さわっていられるだけの熱さにまでなり、その設定だと真冬でもTシャツ一枚でいれます。


さて 暖房費ですが、寒い、10月から4月の長い冬の間、しっかり使っても、年間を通して 割られて

50平米の私のうちでは 月4000円ぐらいの支払いとなります。

さて、なんでも数字で表現するのが、すきなドイツ人式に説明しますと。。。

ごみ焼却所で作られる電力は毎時400万KWですが、もし、その電気量を石油で沸かそうとしたら、

450万リットルのオイルが必要で 110万トンの二酸化炭素が発生するそうです。

それはミュンヘン中の車の排気量を越えるそうです。

ミュンヘン市はこのごみ焼却所の火力発電で市内の70%の電気はまかなわれていて

その上、セントラルヒーティングにも使われていて また そのお湯は公営のプールでも使われていて

ほんと このそつのなさは 恐れ入りました。あっぱれ!

地震の多い日本では取り入れられないのが残念です。


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さて おまけですが、この電力やガス、セントラルヒーティング そして 公営プールを運営している

ミュンヘン局の広告は10年程前から ミュンヘンのMをかたちどったなにかが入っている写真が

毎回、使われていてますが、今季は働く人たちです。