【お賽銭と鈴】

みなさまこんにちは。
今日もお天気が良かったのでトレーニングで歩いてきました。
そのルートの中に、いつも地獄の階段を登り
近くの氏神様へと鐘を鳴らしてからお参りするコースを作っているのですが、
ふと、お参りの際、

”お賽銭と鈴はなぜ鳴らすのだろうか?”

という事を今日は書こう!
と思ったのでお伝えしますね^^

【賽銭の始まり】

・お賽銭を投げて心身の穢れを祓う

お賽銭とは、神へのお供えとして投げる金銭の事であるが、元来金銭ではなく
米や酒、幣帛(へいはく・絹の反物)、海や山の幸などを供えるのが一般的だった。

・中でもお供え物として重用されたのが米である。
・稲作民族の日本人にとって、米とは「神の恵み」の象徴であり、
 一年の実りを神に感謝する供物として欠かせなかった。

・白紙に米を包んで供える「おひねり」や、
 米を神前にまき散らす「散米(さんまい)」が行われていた。

その後、貨幣経済が発達すると、米の代わりに金銭をまく「散銭(さんせん)」が行われるようになった。
これが「賽銭」の始まりである。


【お賽銭と御鈴の音で邪気を祓い清める】

賽銭は神への供物であると同時に穢れを祓うためのものでもあった。
参拝者にとって、賽銭は

”自分の魂の分身にあたる”

と神道では考えられている。

・その賽銭に穢れを金銭に付着させ、それを投げ入れることで穢れを祓う事ができる。

賽銭にはこのような祓い清めの役割も期待されていたのである。

☆お賽銭を投げ入れて、悪霊や穢れを祓うのがお賽銭本来の意味だった。
 だが、次第にお賽銭は、祈願成就の代償と考えられるようになった。


【神霊を活性化させる”御鈴の音”の力】

賽銭箱の上には、銅や真鍮製の大きな「御鈴」が吊るされている。


・御鈴の音には「魔除け」の力があると考えられてきた。
・清々しい鈴の音は「邪気を祓い」「神霊の力を呼び起こす」と信じられている。

古来、鈴は神具として重要な役割を果たしてきた。

・神楽舞に用いられる「神楽鈴」も巫女が神がかりして託宣(たくせん)を行う為の道具であった。
・「古語拾遺(こごしゅうい)」には、芸能の祖神・「天宇受売命(アメノウズメノミコト)」が
天岩戸前で鈴をつけた矛を持って舞ったという記述がある。


凛々と澄み渡る鈴の音には神霊を活性化させ、人々を祓い清める力が備わっている。



【鈴の効果とは】

・ 神社の拝殿に垂らされた御鈴を鳴らす
       
        ↓↓ 

・ 美しい鈴の音が、その場を浄化する。

        ↓↓

・ さらに神霊を起こして喚起させる

        ↓↓

・ 参拝者の魂を活性化させる


☆ 神道では、この御鈴を鳴らすことは、「魂を振る」のと同じ行為だとされる。
  「魂振り」をして神霊を喚起して、参拝者の活性化させる。


~参考文献:神道の本~

如何でしたか?何気なくお参りするお寺や神社。一度は誰でもしたことがあると思われる
お賽銭と鈴の音を鳴らすこと。こういう意味があり伝えられて来たのですね。

今日はふと、トレーニング中にこれを書こう!と想い書かせて頂きました^^
皆様の参考になればと思います^^


読んで下さりありがとうございました。

Succla☆









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