【人生はお母さんのお弁当箱・続編】
~お坊さんの修行・逆方位取り~
前回、前篇として方位取りと祐氣取りについてお話し致しましたが、
今回は実際に神社やお寺で、土地の鑑定と神言を伝えるためにお伺いした時に
聞いた逆方位取りのお話しをしようかと思います。
ある時、お寺で話をしていたら、そこに居た僧侶の方が言いました。
「世間では方位取りというと吉方位の方角へと足を向けますが、
私たちはそうはしないのですよ」
「方角を見ては、凶方位の方へ方へと進んでいきます。」
「するとね、面白いことに本当に不運な事しか起こらない訳ですよ。」
「でもですね、それで良いのです。そ・れ・が良いのです」
「あるお坊さんが始めたことが切っ掛けになったのですがね」
「そのお坊さんはとても素晴らしい説教をなさるお坊さんで、
ある時、そのお坊さんは修行として凶方位の方、凶方位の方へとわざと行くわけですよ。
そこでは見るに堪えない不運の連続で・・・」
そしてそれを見ていた別の僧侶がそのお坊さんに言いました。
「なぜ、不運が起こると解っている凶方位の方へと常に向かわれるのですか?」
するとそのお坊さんは言いました。
「人生の幸と不幸はちゃんと平等に決められおります。
不運を避けるために吉方位ばかりに進むと自分の人生の中に起こる
喜びや幸せを感じる事が出来るでしょう。ですが、それもそうずっとは続きません。
ある瞬間にプツリと糸が切れたかのようにどんなに最高の年回りで最高の方位へと
突き進んでも凶方位と同じ作用しか起こらなくなる時が来るんですよ。」
「人生、幸せの中にだけどっぷりと浸かってると、それが幸せなのかすら解らなくなります。
それは幸せではないのと同じなのです。
ですが、その逆、凶方位にばかり進むと辛いことや不運が沢山として起こります。
ですが、これもまた、プツリと糸が途切れたかのようにどんなに凶方位へと
進んでも何も起こらなくなるのです。
そしてそこでは、吉方位で感じる幸せや喜びしか感じなくなるのですよ。」
「苦しみの中を過ごす内に、喜びや幸せの見つけ方をすっかり覚えてしまうのでしょう。」
「そうすると、何をしていても、ありがたや、ありがたや、幸せだ、嬉しい」
「そう心から思えるんですよ。」
「それに、不運と感じることは出来るだけ若い時の方が良い。
まだ立ち上がろうとする気力や希望がたくさんありますからね。
年を取るとどうも考え方や経験が邪魔してなりません。
人間素直が一番ということでしょうか?
私は若いうちの苦行をとても感謝しているのですよ。
私はそこで修行させて頂いたのです。」
「ですからほら。もうどんな凶方位に進んでも私には不運が寄ってこない。」
「それよりも、喜びと幸せと感じることばかりですよ。」
「人生は幸と不幸が決められています。
好きなものから先に食べると嫌いなものしか残らないけど嫌いなものから先に食べると、
好きなものしか残らない。それと同じなのですよ。」
この会話にはとても深みを感じました。
聴く人の魂の深さによって、経験や気付きの深さによっても解釈する意味が違ってくるでしょう。
私はこのお話を聞きながら、人生はお母さんのお弁当箱と同じだなぁと想像していました。
お母さんが子供の為に作るお弁当には愛情がたくさん詰まってます。
その中のおかずには、子供の好きなものは絶対入るとしても、それだけでは作りません。
子供が嫌いだろうけど、身体に必要な栄養の入ったおかずを気付かれないように混ぜ込みます。
健康で居て欲しいから。元気に育ってほしいから。
色んな意味が込められますが、そこにあるのは、ひとえに絶対的な愛情の表れなのです。
私たち人間や生きとし生きる生き物たちは全て天から授けられた尊い命。
それを見守って下さっている方達が人生を守護して下さってます。
その人の命を大切に思うから、魂の磨きを終え、元気に「産まれて良かったよ!」と
還って来てほしいからご先祖様をはじめ多くの守護して下さる存在達は
私たちに学びと幸せを与えてくれます。
つい目の前の岩を避けて通ろうとしてしまいますが、
そこで避けれたとしても必ずどこかでそれよりも大きな岩が出てきます。
目の前のことを一つ一つ丁寧に過ごしながら
「お母さんのお弁当箱」という人生を歩いて行きたいと心に誓った時のお話しでした。
☆*。。。*☆*。。。*☆*。。。*☆*。。。*☆*。。。*☆☆*。。。*☆*。。。*☆*。。。*☆*。。。*☆*。。。*☆
「人生は幸と不幸が決められています。
好きなものから先に食べると嫌いなものしか残らないけど嫌いなものから先に食べると、
好きなものしか残らない。それと同じなのですよ。」
日々 触れ合う人々から学ぶことは多く
毎日の経験から 教わることは限りない
常に 学ぶ心こそが 人生に喜びを与える
☆*。。。*☆*。。。*☆*。。。*☆*。。。*☆*。。。*☆☆*。。。*☆*。。。*☆*。。。*☆*。。。*☆*。。。*☆
目の前の事を過ごす心がふと変わった瞬間でした。
読んで下さりありがとうございました。
Succla☆



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~お坊さんの修行・逆方位取り~
前回、前篇として方位取りと祐氣取りについてお話し致しましたが、
今回は実際に神社やお寺で、土地の鑑定と神言を伝えるためにお伺いした時に
聞いた逆方位取りのお話しをしようかと思います。
ある時、お寺で話をしていたら、そこに居た僧侶の方が言いました。
「世間では方位取りというと吉方位の方角へと足を向けますが、
私たちはそうはしないのですよ」
「方角を見ては、凶方位の方へ方へと進んでいきます。」
「するとね、面白いことに本当に不運な事しか起こらない訳ですよ。」
「でもですね、それで良いのです。そ・れ・が良いのです」
「あるお坊さんが始めたことが切っ掛けになったのですがね」
「そのお坊さんはとても素晴らしい説教をなさるお坊さんで、
ある時、そのお坊さんは修行として凶方位の方、凶方位の方へとわざと行くわけですよ。
そこでは見るに堪えない不運の連続で・・・」
そしてそれを見ていた別の僧侶がそのお坊さんに言いました。
「なぜ、不運が起こると解っている凶方位の方へと常に向かわれるのですか?」
するとそのお坊さんは言いました。
「人生の幸と不幸はちゃんと平等に決められおります。
不運を避けるために吉方位ばかりに進むと自分の人生の中に起こる
喜びや幸せを感じる事が出来るでしょう。ですが、それもそうずっとは続きません。
ある瞬間にプツリと糸が切れたかのようにどんなに最高の年回りで最高の方位へと
突き進んでも凶方位と同じ作用しか起こらなくなる時が来るんですよ。」
「人生、幸せの中にだけどっぷりと浸かってると、それが幸せなのかすら解らなくなります。
それは幸せではないのと同じなのです。
ですが、その逆、凶方位にばかり進むと辛いことや不運が沢山として起こります。
ですが、これもまた、プツリと糸が途切れたかのようにどんなに凶方位へと
進んでも何も起こらなくなるのです。
そしてそこでは、吉方位で感じる幸せや喜びしか感じなくなるのですよ。」
「苦しみの中を過ごす内に、喜びや幸せの見つけ方をすっかり覚えてしまうのでしょう。」
「そうすると、何をしていても、ありがたや、ありがたや、幸せだ、嬉しい」
「そう心から思えるんですよ。」
「それに、不運と感じることは出来るだけ若い時の方が良い。
まだ立ち上がろうとする気力や希望がたくさんありますからね。
年を取るとどうも考え方や経験が邪魔してなりません。
人間素直が一番ということでしょうか?
私は若いうちの苦行をとても感謝しているのですよ。
私はそこで修行させて頂いたのです。」
「ですからほら。もうどんな凶方位に進んでも私には不運が寄ってこない。」
「それよりも、喜びと幸せと感じることばかりですよ。」
「人生は幸と不幸が決められています。
好きなものから先に食べると嫌いなものしか残らないけど嫌いなものから先に食べると、
好きなものしか残らない。それと同じなのですよ。」
この会話にはとても深みを感じました。
聴く人の魂の深さによって、経験や気付きの深さによっても解釈する意味が違ってくるでしょう。
私はこのお話を聞きながら、人生はお母さんのお弁当箱と同じだなぁと想像していました。
お母さんが子供の為に作るお弁当には愛情がたくさん詰まってます。
その中のおかずには、子供の好きなものは絶対入るとしても、それだけでは作りません。
子供が嫌いだろうけど、身体に必要な栄養の入ったおかずを気付かれないように混ぜ込みます。
健康で居て欲しいから。元気に育ってほしいから。
色んな意味が込められますが、そこにあるのは、ひとえに絶対的な愛情の表れなのです。
私たち人間や生きとし生きる生き物たちは全て天から授けられた尊い命。
それを見守って下さっている方達が人生を守護して下さってます。
その人の命を大切に思うから、魂の磨きを終え、元気に「産まれて良かったよ!」と
還って来てほしいからご先祖様をはじめ多くの守護して下さる存在達は
私たちに学びと幸せを与えてくれます。
つい目の前の岩を避けて通ろうとしてしまいますが、
そこで避けれたとしても必ずどこかでそれよりも大きな岩が出てきます。
目の前のことを一つ一つ丁寧に過ごしながら
「お母さんのお弁当箱」という人生を歩いて行きたいと心に誓った時のお話しでした。
☆*。。。*☆*。。。*☆*。。。*☆*。。。*☆*。。。*☆☆*。。。*☆*。。。*☆*。。。*☆*。。。*☆*。。。*☆
「人生は幸と不幸が決められています。
好きなものから先に食べると嫌いなものしか残らないけど嫌いなものから先に食べると、
好きなものしか残らない。それと同じなのですよ。」
日々 触れ合う人々から学ぶことは多く
毎日の経験から 教わることは限りない
常に 学ぶ心こそが 人生に喜びを与える
☆*。。。*☆*。。。*☆*。。。*☆*。。。*☆*。。。*☆☆*。。。*☆*。。。*☆*。。。*☆*。。。*☆*。。。*☆
目の前の事を過ごす心がふと変わった瞬間でした。
読んで下さりありがとうございました。
Succla☆



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