「本当にここに来て良かった。出逢えて良かった」

そう言って貰える事に本当に感謝の気持ちで泣いてしまった。

真剣に向き合うからこそ自然と出る涙に互いの心が共鳴するのを感じる。

確かに見えないものかも知れない。
だけど確かにあるその互いの【感覚】は本人達にしか知りえないものなのかも知れない。それでも互いに笑顔で感謝の気持ちを伝え合う。

なんて幸せな一日だったんだろう。

ガンと闘う本人の努力は毎回見て取れる。前回教えた呼吸法もキチンと毎日1~2回しっかりやり、水分で体内細胞を綺麗に入れ替えてもくれてる。

私達をいつも常に信じてくれて、頼るだけで無く、見えない時間の努力が会うとすぐに解る感動。他力本願ではなく、共に病気と闘ってる意識。

病気は一人で治すんじゃない。みんなで力を合わせて治すんだ。そして何よりも本人の意思が一番大切なんだ。

「私が病気になれば、バラバラになった家族がまた一つになるんじゃないか。」家族を想い、家族を愛し、家族の為に人生を捧げてきたお母さん。自分が先に天に戻ってしまった時の残された家族を心配し、私がいなくなったら世界でたった一つの家族。力を合わせて協力しあい、助け合い行きて欲しい。でもこのままでは...どうすれば良いのか!悩んだ挙句に思ってしまった「私が病気になったら...」そこから細胞は壊れ始めた。

今の病気を全てそこに繋げたりはしないけど、キッカケはそこにあった。病気から教えられる命、生き方、人生、家族、そして愛。病気と向き合うとは、それらと真剣に向き合うという事なのだと思う。

今までの準備施術は終わり、今日から本格的な処置に入った。冒頭に書いた言葉は終わった後に言われた言葉。そして、今日書いた事はそのお母さんの身体の声だった。

施術をしていると、ボディメッセージをよく聞く。その身体が本当に言いたい真実。それを読み取り、聞き取り、その声に応えて進めていく。

身体と心は本当に切っても切り離せない。

今日の涙した感動はまた、一生忘れられない日となりました。

一緒に頑張ってくれてる佑多、本当にありがとう。まだまだこれからも頑張って行こうね!!