カップルが落雷に直撃されるも、そのとき熱い接吻を交わしている最中だったおかげで助かる
【以下、ニュースより抜粋】
“Kiss of life”とは、まさにキスで誰かに命を吹き込むことを意味する。
ロマンチックな表現ではあるが、超能力者でもない限りキスで誰かの命を救えるとしたらマウスツーマウスの人工呼吸くらいしか考えられず、通常はその意味で使われる。しかし、ロシアのケメロヴォ州には、たまたま
落雷に遭う寸前にキスをしたおかげで九死に一生を得た夫婦がいる。
去る8月5日のこと、クズネツク盆地の町ベローボに住む夫婦が、郊外で行われている子供レクリエーション・キャンプに参加中の娘の様子を見に行った。帰りのバスに乗る前に、付近を流れている川の堤防で一休みすることにした。ところが、それまで快晴だった空に見る見る暗雲が立ち込め、稲光が走り始める。
雷鳴も聞こえ始める。妻は思わず夫にしがみついた。
夫は何を勘違いしたのか、妻を抱きしめ唇を合わせる。
その次の瞬間、二人を落雷が襲った。
二人は固く抱きしめ合った姿のまま、地面に倒れ伏した。
落雷の瞬間を目撃していた人が周囲に何人かいた。だが、落雷直後は二人が即死したに違いないと思い、怖くて近づけなかったという。それでも、とにかく救急車を呼ぶことにした。
しかし、、
驚くべきことに、誰もが死んだと思った夫婦はまだ生きていた。
重傷を負っており、病院の集中治療室に運び込まれたが、しばらくすると二人とも意識を回復したのである。
二人の怪我の状況からして、落雷電流は夫の右上半身を直撃した後、妻の体を通過して地面に流れたと見られている。
「落雷は旦那さんの右半身を直撃しました。旦那さんの方が奥さんより重傷でした。しかし、電圧が二人の間で二等分されたため、ご夫婦は助かったのだと思われます」と病院の広報担当者は話している。
つまり、
落雷に遭う寸前に二人が熱く抱擁し熱いキスを交わしたおかげで、雷の威力が二等分されたということになる。
もっとも、先に唇を合わせたのも、先に雷が落ちたのも夫の方である。つまり、抱擁とキスがなければ、旦那さんの方だけが雷に撃たれていた可能性が高い。その場合は、夫が全エネルギーを体に浴びて命を落としていたと思われる(むろん、至近距離にいた妻も無傷ではいなかったはずだが)。
本件を伝えているPRAUDAの英文記事には、専門家(物理学と数学の博士号を持つアルバート・イワニコフ氏)のコメントも詳しく掲載されている。その中で特に興味深いのは、
男性は女性の6倍も落雷に遭いやすいという記述。その理由は今のところはっきりしていないが、男性ホルモン(テストステロン)が電気を通しやすいことが原因だとする説があるらしい。
また、イワニコフ博士も病院の広報担当者と同じく、夫婦が抱擁していたことが幸いしたという見解を示している。抱き合った二人が“直列接続された導体”と化したおかげで電圧が二分され、九死に一生を得たのだろう、と。
キスを交わしていなくて、抱擁していただけでも十分だったかもしれない。ただ、二人の体の間で最も電気を通しやすかったのは、水分の多い粘膜と粘膜が接していた“キス接続”だったかもしれない。そうであれば、二人は唇に火傷を負ったのではないかと思われるが、詳しい記述はない。
むろん、落雷エネルギーの総量によっては、二人で電圧を分け合ったところで死を免れなかった可能性もある。その場合は、妻が巻き添えを食って夫と共に命を落としていたことになり、“Kiss of life”ではなく“Kiss of death”になっていた。まさに紙一重で正反対の結果が待っていた。
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雷には気をつけましょう![]()














