この19年間で
私はどれだけ泣いたのでしょう…
まぁ
私が泣くのは私の勝手で
私は泣きたいから泣くのでしょう
そして私は泣くことで少しでも
自分の精神を守り
自分のストレスを発散しているのかな…
と思ってはいるのですが
今年に入ってからも
あまり変わり映えせず
またかなりの涙を流し…
年が明けても
納得いかない私は
夫へ吐き出し続けては
泣き続けていました
そしてそんな私は
夫の19年前の不倫相手が
まだ現在夫の会社内で
夫のすぐ近くに
物理的に存在するという事実に
ひどいフラッシュバックとなり
たぶんPTSDの状態で
一触即発な精神状態でいるような
気もしています
その私に向かって夫は
言うなれば堂々と
涙を流している私に語ったのでした
自分の頭の中に
自分が不倫した事実がどのくらいの量を
占めているものなのか
自分の不倫した事実が
自分の頭の中では
どのように存在しているものなのかを…
夫は
私に責められ続けているこの数年で
たぶん精神的に
少し不安定にもなっているのでしょう
そもそも精神的にしっかりしたひとなら
おそらく不倫なんかしません
それは今になってやっと私にも
わかったことですが
不倫された当時は
そんなことわかりませんでした
いい大人の
部下がたくさんいる管理職の夫が
まともな判断力さえも
無かったなんて…
夫が
泣いている私に向かって説明した
夫のあたまのなかの
ほんの一部のところにある
真ん中にではなく端っこのほうに
ぽつんと存在する小さな夫の不倫過去
端っこの方に
一部分なんです
それを聞いてから
冷静に考えた私は
半ば脱力しました
だってそれって
1割くらい
多く見積もって
1割くらいなもんでしたから…
あぁ…
だからそんなに普通に
暮らして来れたんだね…
なるほどだね…
たったの
それっぽっちしかないんなら
そりゃ普通に暮らせるわ…
そりゃあんな態度をしても
した本人は平気だわ
はぁぁぁ………
なんか
絶句でした
ほんと絶句
それを聞きながら
私はプチパニックになって
夫に
それでもその時感じたことを
せっせと訴えていました
私には
この家の天井から床まで
すべての空間がすべて
あなたの不倫で埋め尽くされて
溺れそうになりながら
アップアップしながら
必死に
この19年を
苦しみながら生きてきたんだよ!
それだけなんだね
たったのそれだけなんだね???
あなたがした不倫って!!!
あとから
あとから
溢れてくる涙を拭きながら
涙で目も開けられず
話す私の背中にそっと手を当てていた夫
その夫の口元から
微かに聞こえてきたそれは
夫の寝息でした…