どれだけの時間を共に過ごしただろう。



考え方や受け止め方、果てしなき感情っていう、メンドクサイなまけものや、



夢とか希望とか、覗いてみたい絶望を含めて。



もしくは自己逃避。もしくは精神安定剤。



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本箱は7割しか入れない。



だって入らなくなる。そうなったら…怖い怖い、強迫観念、



活字中毒者ならわかってもらえる筈!恥ず?




本を1冊書く時間。本を読む時間。




我が家にはいったい何時間分の人生が詰まっているのだろう。




ウイスキーグラスの底に人生のパターンを模索しているような、




感覚と同義語だったりする。




美味しい珈琲をどうぞ、も同義語。




天才的な料理に出会う、も同義語。




無心になれるミュージック、も同義語。




記憶がなくなるくらいの風景に出合う瞬間、も同義語。





そう、俺はキリマンジャロ・マシーン!




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「空」「虚」「躻」何と読むでしょうか?


織田信長、吉川広家といえば、おわかりか。


「うつけ」とよみます。中味が空っぽと言う意味です。


会社の近くに「うつけ」という和酒場がある。


この酒場が、とても心に引っかかるのだ。最近のお気に入りだ。


たとえようのない、居心地の良さ。気遣いに優れているだけではない何かがある。


料理は勿論、美味しいのだが、京料理店で修業してきた、若き店主は、おもてなしの


心が料理に深みを与えているのだ。


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店内写真は「食べブログから」
☛http://r.tabelog.com/hokkaido/A0101/A010103/1023365/dtlphotolst/3/



ダイエットで、野菜中心の俺だけども、メニューにないものや


一人前とれない、タチの醤油煮などを、ポンとサービスしてくれる。


でもそれは、贔屓にしている俺にではなく、連れにである。


一心不乱に料理をしていても、観ているのだ。気づかってくれているのだ。


最近、流行りの店を考えると「サービス」を越えた「もてなす気持ち」が


きちんとしているお店には、人足が絶えないのだ。


思えば共通するのは全て「おもてなしの心」なのだ。


さて、映画宣伝という仕事をしているのだが、これもやはり「おもてなし」。


しかし、キチンと、「おもてなし」をして来ただろうか。


1作品、1作品、世の中に出ていくために「愛を注いで」きただろうか…


どうやら、これから仕事をしていく上で、必要かもしれない。






そういえば、メニューにない「マッカラン」を先週お願いした。



顔を出さなくては、次はワインでも仕込んでもらおうか。






「Waltz For Debby」と聞いて、おわかりの方はマニアです。



決められた枠の中で、または尾崎豊的な表現を借りるなら、


ルールに支配されたこの世界で、私達は生きている。


一歩踏み出す勇気を「目立つ奴」とか言われてしまう。


型にはめられた生活を繰り返す、それは一見、安全で安心で暖かなように感じられる。


勿論、否定はしない。繰り返しながら強くなっていくものもあるからだ。


しかし思う。型を破る大切さ。


イマジネーション溢れるアレンジ、背中を丸めながらピアノをタッチするその姿は優美だ。


そして何より、即興のインター・プレイだ。型を破る大切さ。


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先日、東京のバーでそよ風のように、空間を彷徨っていたのだ。


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たかがBGMかもしれない。しかし、僕の心に沁み込んできたのは確かだ。



型を破りであってもいい。人から何を言われようといい。



僕は僕のやり方で突き進もう。人からみれば、「?」であろうとも。



型を破るほど天才ではないかもしれない。でも、穴を空けることくらいできるかも知れない。







学生の頃に聞いていた、忘れかけていたビル・エバンスが僕の頭に降臨したのだ。



そう、尖がっていたころ「不調和なバランス」という言葉、好きだったのだ。



ありがとう。




普遍という一言で綴れば良いだろうか。



突飛事ではなく、激しい愛であるわけでもなく、優しすぎる愛でもない。



ただ季節の恵みを、端正に練り込んでいく「奇跡のパン」の物語。



変わらない難ししさ、それは厳しさや優しさも同じ鼓動から生み出される



自然界の織りなす繰り返し。



毎日繰り返す大切さ。苦しさ。そして歓び。



繰り返すことで人は強くなれる。それは繰り返される四季が証明している事実だ。



この映画を単に北海道ロケで、しかも大泉洋主演の映画で完結してはいけない。



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ご当地映画ではない。



この映画には、大切なメッセージが、しっかりと練り込まれているのだ。






そして、そのメッセージを受け取った時、きっと「素朴なパン」を食べたくなるだろう。




僕はこの映画を通して、




「言いだせない言葉や秘密があると人は弱くなり、


言いだす勇気を持った時から、自己再生が始まる」


ということを学んだ。




もし、君が何か秘密や打ち明けられない事を胸に秘めているなら


どうか、この映画をご覧いただきたい。





「しあわせのパン」は、2012.1.21公開!



さあ、自己再生の始まりだ。









先日、空腹と論理的な頭が冴えわたり、寝付けない夜をすごした。


それは、まるで修道増のように、祈りに満ちた時間だった。


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何度も寝がえりながら、今までの行いの全てを思い起こし、今までの自分に反省し、


今までの自分を弁護し、今までの自分を褒め称えたり、悔い改めたり。


眠れない自分。眠れないものは、眠れない。本や映画を観るほど、精神的に穏やかではない夜。


そんな、夜は焦らない事にしている。


その夜は、たまたま、遙かな記憶の果てまで、旅をしたのだ。




佐野元春は、歌う♪


もしも君が気高い孤独なら、その魂を空に広げて、


雲の切れ間に君の稲妻を、遠く遠く、解き放ってやれ




きっと、彼も眠れなかったに違いない。





そう、眠れない夜は、気高い孤独になる。


そこには、慈悲に溢れた、愛も勇気も、いっしょに横たわっているのだ。


そして、何かに気が付きそうになった時、人はきっと眠りにつく。






眠れない夜、冷蔵庫をこっそり、見学に行ったりしてはいけないのだ(*⌒∇⌒*)


眠れない夜、それはもっともっと、崇高な時間なのだ。