自由に外出でない私のために、友だちたちが自宅に遊びに来てくれた時
1人の子が「よかったら読んで」と、本を置いていってくれました。
本を貸してくれた子とは知りあって間もなく、どんな本を貸してくれたのかなぁ?と
興味津々で読みだしました。
そのうちの1冊がこちら。
よしもとばなな著 デッドエンドの思い出
恋愛ものの短編小説集です。
淡く切ないエピソードが詰まっていて、読みながら思わずほろり。
ひきこまれて、一気に読んじゃいました。
そして、その子にお礼のメールを送ると
「秋になったら、表紙みたいな落ち葉の上を一緒にお散歩しようね」
との返信が
思わず心がなごむメールでした
そして、もう1冊も心和む小説
森下典子著 日日是好日
お茶の世界を通して、生きることの意味を教えてくれるような小説です。
一番印象に残った部分を抜粋。
~人生におこるできごとはいつでも「突然」だった。昔も今も・・・。
(中略)
だからこそ、私は強く強く思う。
会いたいと思ったら、会わなければいけない。
好きな人がいたら、好きだと言わなければいけない。
花が咲いたら、祝おう。
恋をしたら、溺れよう。
嬉しかったら、分かち合おう。
幸せな時は、その幸せを抱きしめて、百パーセントかみしめる。
それがたぶん、人間にできる、あらんかぎりのことなのだ。
だから、だいじな人に会えたら、共に食べ、共に生き、だんらんをかみしめる。
一期一会とは、そういうことなんだ・・・。~
気がついたら、もうすぐ秋だね。
本を貸してくれたJちゃん、ほんとうにありがとう