久々に書きます。
仕事中に、
お客様との会話の中で思った事が有りましたので、
自分の考えを少し書いてみます。
「人権派」?等と自称する方々が、
自分達の主張をアピールする時に良く使う文言で、
「弱者に寄り添う!」
「同じ目線で見る!」
というものが有ります…。
優しく聞こえる言葉ですね…(笑)
誰しも、
「寄り添う」人や、
「同じ目線」で想いを共有する「同士」を持てる事は幸せな事だと思いますので、
ワタシも、
その事自体に異論はありません。
ただ、
目の前のターゲットだけを取り込み、
狭いコミュニティを形成するだけなら、
それで良いかも知れませんが、
自分達の主張を、
社会全体に波及させようとするなら、
一般的な価値観(世間の目線)にも親和性を持たせる必要があるのではないか?とワタシは思います。
客観性を敵に回しながら、
自分達の主張を繰り返していても、
ただの、
「独りよがり」として、
好奇の目に晒されるだけかと思います!
ワタシは、
しがない髪結いのオヤジですから、
難しい話しをするつもりも有りませんし、
また、
出来もしません。
ですから、
自分の仕事上で感じてきた実際の事でお話しようと思います。
今はどうか知りませんが…
美容室で、
お客様が椅子に座り、
カットする側の美容師自身も、
キャスター尽きの丸椅子に座りながら仕事をするシーンが一般的?になった時がありました。
ワタシなどは旧式な美容師ですから、
お客様と一緒に「座って」仕事をする事等考えた事もなかったので、
別世界の話のように認識していました。
聞けば、
美容師も椅子に座る事でお客様と目線が等しくなり、
同じアングルを共有できるのだとか・・。
なるほど、
お客様の意に叶うスタイルを作るという点(だけ)で考えれば、
それは一見理に叶っています。
ただ、
どうでしょう?
お客様と同じ目線という事は、
お客様自身が「鏡」で確認しているアングルで、
お客様の意図に沿ったスタイルに仕上げるという事です。
垂直の壁に貼り付けた「鏡」に映るスタイルは、
お客様が頭を真っ直ぐに立て、
目線を正面にした垂直な「絵」です。
それを、
美容師も同じアングルで共有し、
お客様の好みに仕上げると言う事です。
素晴らしいですか?…(笑)
ワタシは、
ジジイになるこの歳まで、
店のトップスタイリストとして仕事をして来ましたが、
実は、
お客様の希望に沿う(だけ)のスタイルを作る事がパーフェクトだと思った事はありません!
日常において、
お客様は上を向いたり、
下を向いたり…
時に髪を掻き乱したり…etc
普段は、
髪を振り乱して頑張っている方も多いハズです。
女性の社会進出が当たり前の時代ですから…
場合によっては、
女性が最前列の席を独占し、
ヘアースタイルを含め、
その後ろ姿全体を観察(鑑賞(笑))される事もあるかも知れません!
上からも、
下からも、
遠くからも、
近くからも…(笑)
見られているのです。
ヘアースタイルに限らず、
洋服等においても、
若い内は世の先輩達から容赦ない「指摘」を頂く事もありますでしょう?…
しかし、
大人になるにつれて、
ネガティブな指摘(評価)は、
面と向かって誰もしなくなります。
歳が増す毎、
社会的な地位?が上がる毎…
自分自身で確認出来ないアングルを、
容赦なく指摘してくれる人は減ってくるハズです。
だから…
ワタシの仕事は、
お客様個々の目線に沿った「おしゃれ」なスタイル創りのお手伝いであると同時に、
もう一つ、
「公共」の目線も考慮した、
『身嗜み』としてのスタイル創りも必要なのではないのか?
と、
思うのです。
公共の場において、
大切なお客様に恥をかかない為の、
客観的な目線(感性)を持つ事も、
プロの役割なのだと思ってきたのです!
お客様に「寄り添う事」は大切ですが、
お客様と同じ目線で仕事をする事が、
お客様の価値を高める最善だとは思いません!
美容師はワタシだけでは無いので、
様々な意見がある事も承知しています!(^◇^;)
だけど、
お客様が自分で見れないアングル(後ろからや上からや下から(笑))をチェックして、
お客様に恥をかかせない事も、
結果として、
「お客様に寄り添う」事だとワタシは思うのです!!
少なくとも、
このオイボレ美容師の僅かな(笑)信頼は、
お客様の機嫌を取る事だけで培ってきたものでは無いという事です!
長々とスンマセン!
🙏
今日はワタシの誕生日です。
って、
だからどうした?!(笑)
どんどはれ。
(笑)
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