澶淵の盟 | 救魂録

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カルトや発達障害や自己啓発など潜り抜けてきたカトリック信徒のブログです。




領土問題は、日本だけでなく、古今東西大きな揉め事です。

そういえば、お金で領土を買ったケースが千年前のシナ(中国)にもあったなと思い出して調べてみました。


澶淵の盟
https://hajimete-sangokushi.com/2019/03/28/澶淵の盟の内容/

北宋と金の燕雲十六州の領土問題についての和平交渉。

北宋の側が、金に貢ぎ物を与えることで、領土を維持。
 

・領土は割譲せずに現状維持すること

・双方の君主を「皇帝」と呼ぶこと

・毎年、絹20万匹・銀10万両を遼に贈ること

・国境付近に貿易施設を設置すること


「正義の戦争よりも、不正義の平和」を選んだわけですが、
結果、百年以上の平和が保たれたわけです。

また結果として、遼はハングリー精神を失い、
北宋も遼との貿易で収入を増やすことになったとのことです。


余談ですが、シナの王朝交代の歴史は、異民族支配の歴史です。
ところが不思議なことに、支配した民族は、シナ文化と同化してしまい、
シナ文化に乗っ取られるという事態が生じます。

ですから仮に豊臣秀吉が明を征服することに成功していたら、逆に日本はシナ文化に染まっていた可能性もあります。



歴史はいつも逆説に満ちていますね。

勝った方が奢って没落し、
負けたと思った方が後々になって盛り返したり。


日本も「このままいけば」終わるでしょうが、
このままはいかないようになっている、
そう信じたい。