普通、急に亡くなった方のお通夜や葬儀と言いますと、
ショックや喪失感、少しの間身体や頭が重くなり哀しみに沈むのですが、
「万歳三唱」で天に送り出す幕屋のお葬式は、
まるで人生で最高の晴れ舞台であるかのようです。
喜びと感謝と感動の涙でした。
本当にそんなお葬儀があるんですよ?
やはり、生きているうちにしっかり信仰を持っておいたほうが良い。
死んでも、その先に愛と喜びの世界があると希望し、信じるのと、
虚無の宇宙の中を、生き延びるためだけに生きてよく分からないまま死んでいくのとでは、
生命の質は全く違ってくる。
人は生から死に向かっているのではなく、
死から生に向かっている。
その先には、喜びと愛と生命の世界が待っている。
死は喜びであり、
それゆえ、生きていることも喜びだ。
だからこそ、今この世に生きている一瞬一瞬が尊い。
死のその後でなく、今この人生にすでに永遠の生命の喜びが萌芽して展開しようとしている。
魂を天上に引っ掛けて、冒険して魂を燃やし切って、
弓を引きしぼるように、自分の中に生命エネルギーを溜め込む。
走るべき道を走って、
「ああやり切った!」と最高の輝きを持って死を突き抜けて、
それを世界に放射していきながら、
永遠の生命の世界に凱旋していきたいものだ。
生きているうちに、
後世への最高の遺物を遺していきたい。
永遠を見据えて、熱情と愛という偉大なる事業を各々心の中に打ち立てていきたいものです。