今日は福岡で出版記念講演会。
才能プロファイラーの石松多美子さんが2時間半の講演会を主催してくれたので、お金に強い人になる秘訣をたっぷりとお話ししてこようと思います。
先日、お世話になっている経営者の方と食事をしていると、「代々続くお金持ちの共通点を知ってるかい?」と聞かれました。
代々続くお金持ちということなので、家訓だったり、教養だったり、金銭哲学だったり、代々商売をしている家系なら信用かと思ったのですが、 「そうではない」とのこと。
「どんな共通点があるんですか?」と聞くと、こう言われました。
「代々続くお金持ちは全員、美意識が高いんだよ」
整理整頓されて家が綺麗なのはもちんのこと、彼らが選ぶ食器、絵画、その置き方。物理的なことだけではなく、季節感のある暮らし、人付き合い、働き方、お金の使い方・もらい方・・・。すべてが美しいとのこと。
この話を聞いて、ある人がこう言っていたのを話を思い出しました。
「成功する人は支払うべきお金をちゃんと支払う」
「”あの時、うまくいったのは、あのアドバイスのおかげです。ありがとうございました”と言って、こちらが請求してもいないのに、振り込んでくるんだよ」
もらったものへのお返しをきちんとするのも美意識の高さですね。
この話を聞いた時、才能開花した人との共通点にも気づきました。彼らは全員、理想を持っていて、その理想が何よりも美しいと思っています。
たとえば、体操の金メダリスト内村航平選手。彼は以前こう言っていました。
「オリンピックで自分がしたい理想の演技がある」
「それは僕の頭の中にだけあって、まだ誰も見たことのない演技だけど、それをしたんです」
映画監督もすべてのシーンに理想の映像があると言います。 ジョブズもiPhone作りにの時に、徹底的に理想にこだわりました。 知り合いのトップセールスマンは「セールスにはストーリーがある」と言って、そのストーリー展開のスムーズさにこだわりをもっています。
「頭の中にある理想を現実化したい」 と思って、やり続けている間に才能が開花した。 才能開花した人は、はじめからすごい才能があった人というよりも、見えた理想、ビジョンに魅了され、追求し続けた人です。
もちろん現実にはさまざまな壁ががあり、思うように行かないこともあります。その理想を追求するのは至難の技かもしれません。
けれど才能開花した人や、お金に強い人は、その理想を諦めなかった。 自分の美意識を捨てなかった。 なぜなら、理想や美意識を捨てることは、自分をやめることだから。
自分の才能を極め、開花させることは、自分の中の審美眼を磨き、美意識を高め、理想を実現することです。
その理想を誰かに見せてもらった人もいれば、 誰も見せてくれなかったからこそ、理想を描いた人もいるでしょう。 もし、あなたにその理想が見えているのであれば、後はやるしかない。
私が才能心理学協会を始めたのも、その理想が見えたから。
それ以来、他の道は見えなくなりました。
今日の講演会は、参加者のみなさんの中にある美意識と理想に触れる1日になりそうです。