こんにちは、才能心理学協会の北端康良です。
変革期に人は変化を求めます。
しかし、変化の荒波にのまれて翻弄されている人は、安定を求めるもの。
変革期に人が抱くニーズの2つめは「安定・安心」です。
たとえば、論語で有名な「孔子」は、戦乱の時代に
仁(人への愛や思いやり)と
礼(礼儀作法や規律)に基づく理想社会の実現をめざし
人々に「安定・安心」を与えようとしました。
また、孔子と同じ時代に生きた思想家の「老子」は
「欲を手放しなさい」
「必要なものを見極め、いらないものは手放しなさい」
と、「心の片づけ」を説いています。
「思いやりや規律を保たれればみんなが幸せに生きていける」
「逃れたいという欲を手放せば自由になれる」
変革期に人は、これ以上振り回されないために、心の安定を求めます。
孔子と老子は違う方法論を説きましたが
どちらも、時代の「安定・安心」のニーズを満たしていたのです。