「才能心理学」のロジックが生まれたきっかけ。
それは、アップルのカリスマ創業者として世界中に多大な影響を与えたスティーブ・ジョブズが、実は養子で親の愛に飢えた人物だったという事実を知ったことでした。
そして、「才能心理学」のセオリー確立のために多くの偉人ヒストリーを研究した私が、特に興味をひかれたのがレオナルド・ダ・ヴィンチ。
彼もまた、私生児としてこの世に生を受け、両親の愛を知らずに育った点で、ジョブズと共通の切望感を抱えていたことがわかります。
ジョブズは、いらない子として親に捨てられ、自分の創ったアップルから追われました。
その後、Nextとピクサーの設立と成功を経て、CEOとしてアップルに返り咲くジョブズですが、栄光を手にするまでの彼の人生は、まるで流浪の旅のようです。
一方のダ・ヴィンチは、私生児だったために高い教育を受けることができず、たった13歳で自立します。
「類まれなる美男子」と言われた美貌の持ち主にもかかわらず、一生独身を通したダ・ヴィンチの人生もまた、放浪者さながらだったのです。
ジョブズとダ・ヴィンチ。
この偉大な二人には、満たされない切望感を抱えて人生をさまよったという共通点があり、それこそが才能が生まれる秘密の一端を指し示してくれています。
■成功者の才能プロファイリング事例は「自分の秘密 才能を自分で見つける方法 」に書いています。どんな成功者と自分は似ているのか?興味のある人は、読んでください。
