質問をするにも、質問に答えるにも知恵がいる | 才能プロファイラー北端康良 オフィシャルブログ〜才能とお金と幸福の話〜

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私達の人生は、幾層にも重なっていますが、私達の意識は通常、今目の前にある課題や問題に向くようになっています。

たとえば、今、「部下が思うように動かない」という課題があったとしても、実際に自分の思い通りにならないのは、部下だけではなく、子どもや妻も、自分の思うようにならない。同じパターンをさまざまな場所で経験していることもよくあります。

さらに深く見れば、人生の課題として、「人が動きたくなるようなリーダーになること」がテーマの場合もあれば、「人を動かそうとする傲慢さに気づき、謙虚になること」がテーマの場合もあります。

つまり、私達の課題や問題は、

1.今の課題
2.その他の課題も含むパターンの課題
3.人生のテーマとしての課題

この3層構造になっているのです。

質問に答えるのに知恵がいるのは、そのためです。

「部下が思うように動かない」という質問そのものに対して答えることもできれば、パターンそのものについて答えることもできれば、人生のテーマについて答えることもできる。

質問する立場になった時も、この3つの層のどの層から質問するのかで、得られるアドバイスも全く変わってきます。

そして、「才能」という観点から見れば、3つの層のすべてを分かった上で、才能を磨くのと、そうでないのとでは、才能の深さも変わってくるのです。