なぜ「親との関わり」を振り返るのか?(脳の取扱説明書・総論)

脳は成長の途中で、次のような問いに無意識で答えを作ります

  • 世界は安全か?
  • 自分は愛される存在か?
  • 頑張らないと価値はないのか?
  • 望んでいいのか?
  • 助けを求めてもいいのか?

この答えが
👉 思考・感情・行動・引き寄せる現実の“前提条件”になります。

だから夢を叶えようとしても

  • 行動が続かない
  • 無意識にブレーキを踏む
  • 叶いそうになると壊す

ということが起きます。


ライフステージごとの「脳の取扱説明書」と親との関わり


乳児期(0〜2歳)

脳のテーマ:安心・安全・存在価値

 

発達中の脳

  • 脳幹・自律神経
  • 扁桃体(恐怖・安心の記憶)

 

親との関わりで刻まれる前提

  • 「世界は安全」
  • 「私は守られる存在」
  • 「何もしなくても存在していい」

 

よくある刷り込み

  • 抱かれない/泣いても放置
    →「私は放っておかれる」
  • 親が常に不安
    →「世界は危険」

 

大人になっての影響

  • 不安が強い
  • 先に最悪を想定する
  • 引き寄せが「恐れベース」

 

🔑 振り返りワーク例

何もしていない自分に価値があると感じられますか?


 

幼児期(3〜6歳)

脳のテーマ:自己肯定感・感情表現

 

発達中の脳

  • 右脳優位
  • 感情とイメージの回路

 

親との関わりで刻まれる前提

  • 「私はそのままで愛される」
  • 「感じていい」
  • 「表現していい」

 

よくある刷り込み

  • 感情を否定される
    →「感じる私はダメ」
  • いい子でいないと怒られる
    →「役割を演じないと愛されない」

 

大人になっての影響

  • 本音がわからない
  • 願いが浮かばない
  • 人の期待を優先する

 

🔑 振り返りワーク例

子どもの頃、感情をそのまま出せましたか?


 

学童期(7〜12歳)

脳のテーマ:努力・評価・ルール

 

発達中の脳

  • 左脳の論理
  • 記憶の定着

 

親との関わりで刻まれる前提

  • 「努力すれば認められる」
  • 「失敗しても大丈夫」
  • 「結果より過程」

 

よくある刷り込み

  • 成績や比較重視
    →「勝たないと価値がない」
  • 失敗を叱られる
    →「挑戦=危険」

 

大人になっての影響

  • 完璧主義
  • 失敗恐怖
  • 行動できない引き寄せ難民

 

🔑 振り返りワーク例

失敗した時、親はどう反応していましたか?


 

思春期(13〜18歳)

 

脳のテーマ:自分らしさ・分離と自立

発達中の脳

  • 前頭前野(未完成)
  • 感情が暴走しやすい

 

親との関わりで刻まれる前提

  • 「私は私でいい」
  • 「意見を持っていい」

 

よくある刷り込み

  • 否定・支配・過干渉
    →「自分の選択は間違う」
  • 無関心
    →「どうせ誰も見ていない」

 

大人になっての影響

  • 決断できない
  • 他人軸
  • 夢を選べない

🔑 振り返りワーク例

自分の意見を言うと、どう扱われましたか?


 

成人期(19歳以降)

脳のテーマ:統合と書き換え

ここで初めて
🧠 脳は「再編集モード」に入れるようになります。

 

重要ポイント

  • 親を責めるためではない
  • 原因を知り、無意識を書き換えるため

引き寄せ・コーチング・夢実現ワークは
👉 この再編集を意図的に起こす技術です。

 

🔑 統合ワーク例

今の人生で繰り返しているパターンは、
どの時期の「思い込み」から来ていますか?


 

なぜ「気づくだけ」で変わるのか?

脳は
❌ 正しさ
より
理解された体験
で安心します。

  • 「そう感じる理由があった」
  • 「当時の脳なら当然だった」

 

この理解が
🧠 扁桃体を鎮め
🧠 前頭前野を活性化し
🧠 新しい選択肢を許可します。


 

まとめ(脳の取扱説明書的・結論)

  • 子どもの頃の親との関わりは
    人生の初期設定
  • 夢が叶わないのは意志の弱さではない
  • 脳は「安全な範囲」しか叶えさせない
  • 振り返りワークは
    脳の安全装置を解除する作業

そして一番大切なのは🌱 「今から育て直せる」という事実です。


 

親子関係ワーク|ケーススタディ集

ケース①「いい子でいれば愛される」タイプ

(条件付き承認)

幼少期の親の関わり

  • しつけが厳しい
  • 褒められるのは「結果」を出した時だけ
  • 親の期待を察して行動する子

子どもの脳の学習(無意識)

  • 「頑張らないと愛されない」
  • 「役に立たない自分には価値がない」

大人になっての特徴

  • 仕事・家庭で無理をする
  • 断れない
  • 燃え尽きやすい
  • 引き寄せが「努力・苦労型」

夢実現で起きるブレーキ

  • 楽に叶うことに罪悪感
  • 「もっと頑張らないとダメ」と自分を追い込む

ワークの問い

  • 何もしない自分に価値はありますか?
  • 認められないと不安になりますか?

脳の書き換え視点

👉 存在承認の再学習

  • 「私はもう十分頑張ってきた」
  • 「結果がなくても、ここにいていい」

 

ケース②「感情を出すと嫌われる」タイプ

(感情抑圧)

幼少期の親の関わり

  • 泣くと叱られる
  • 怒ると無視される
  • 親が感情的 or 感情を出さない

子どもの脳の学習

  • 「感情は迷惑」
  • 「感じない方が安全」

大人になっての特徴

  • 本音がわからない
  • 喜びが薄い
  • 人の気持ちを優先しすぎる

夢実現で起きるブレーキ

  • 本当に望むものが出てこない
  • ワクワクが感じられない

ワークの問い

  • 嬉しい・悲しいを素直に感じていますか?
  • 子どもの頃、感情をどう扱われましたか?

脳の書き換え視点

👉 感情の許可

  • 「感じても安全」
  • 「感情は敵ではなく、ナビ」

 

ケース③「失敗=ダメな人間」タイプ

(評価・比較)

幼少期の親の関わり

  • 兄弟・他人と比較
  • 失敗すると怒られる
  • 正解を求められる家庭

子どもの脳の学習

  • 「失敗=価値が下がる」
  • 「完璧でいなければならない」

大人になっての特徴

  • 行動できない
  • 始める前に考えすぎる
  • 自己否定が強い

夢実現で起きるブレーキ

  • チャンスを避ける
  • 「どうせ無理」と諦める

ワークの問い

  • 失敗した自分をどう扱っていますか?
  • 親は失敗したあなたにどう接していましたか?

脳の書き換え視点

👉 挑戦の安全化

  • 「失敗は学習」
  • 「やってみた自分は誇らしい」

 

ケース④「親の顔色を見るのが当たり前」タイプ

(過干渉・支配)

幼少期の親の関わり

  • 先回りして決められる
  • 意見を言うと否定される
  • 親の不安が強い

子どもの脳の学習

  • 「自分で決めると危険」
  • 「親の正解が正解」

大人になっての特徴

  • 決断が苦手
  • 他人軸
  • 人生を選んでいる感覚がない

夢実現で起きるブレーキ

  • 夢を選べない
  • 他人の期待を優先

ワークの問い

  • 自分の選択を信じられますか?
  • 人生の重要な決断は誰基準でしたか?

脳の書き換え視点

👉 自己決定感の回復

  • 「選んでいい」
  • 「間違えても修正できる」

 

ケース⑤「放っておかれた」タイプ

(情緒的ネグレクト)

幼少期の親の関わり

  • 忙しい・無関心
  • 感情に反応が少ない
  • 話を聞いてもらえない

 

子どもの脳の学習

  • 「頼っても無駄」
  • 「一人で何とかするしかない」

 

大人になっての特徴

  • 甘えられない
  • 助けを求められない
  • 孤独感が強い

 

夢実現で起きるブレーキ

  • 一人で抱え込み限界になる
  • 人と協力できない

 

ワークの問い

  • 困った時、誰かを頼れますか?
  • 子どもの頃、話を聞いてもらえましたか?

 

脳の書き換え視点

👉 依存の安全化

  • 「頼っていい」
  • 「一人で頑張らなくていい」

 

共通する大切な視点(脳の取扱説明書)

✔ 親は「最善」を尽くしていた
✔ 子どもの脳は「生き延びるため」に学習した
✔ 問題は性格ではなく設定


 

ワークの最終ゴール

  • 親を許すこと → ❌
  • 親を責めること → ❌
  • 自分の脳の癖を理解すること → ◎

 

理解は
🧠 防衛反応を解除し
🧠 新しい選択を可能にします。


成功している人のケーススタディ集

(引き寄せ・夢実現・高い自己肯定感)


ケースA「安心ベース型」

(自然体で引き寄せる人)

 

幼少期の親の関わり

  • よく抱っこされた
  • 泣いたら応答があった
  • 親が比較的落ち着いていた

 

子どもの脳の初期設定(0〜2歳)

  • 「世界は基本的に安全」
  • 「私は守られている」

 

大人になっての特徴

  • 根拠のない安心感がある
  • 焦らない
  • うまくいく前提で動ける

 

引き寄せの特徴

  • 願う → 忘れる → 気づいたら叶っている
  • チャンスに自然と乗れる

 

脳の取扱説明書的ポイント

🧠 扁桃体が過剰反応しにくい
→ 恐れベースの引き寄せにならない

 

振り返りワーク

何もしていなくても大丈夫だと感じられますか?


 

ケースB「そのままOK型」

(自己肯定感が高い人)

 

幼少期の親の関わり

  • 感情を否定されなかった
  • 失敗しても人格は否定されなかった
  • 「あなたはあなたでいい」が伝わっていた

 

子どもの脳の初期設定(3〜6歳)

  • 「私はこのままで価値がある」
  • 「感じていい」

 

大人になっての特徴

  • 自分の気持ちがわかる
  • 無理な自己改善をしない
  • 他人と比べにくい

 

夢実現の特徴

  • 本当に望むことを選べる
  • やめる・変える判断が早い
  • 軽やかに方向転換できる

 

脳の取扱説明書的ポイント

🧠 右脳(感覚・直感)と左脳(判断)のバランスが良い

 

振り返りワーク

子どもの頃、どんな時に受け入れてもらえましたか?


 

ケースC「挑戦OK型」

(夢を形にしていく人)

 

幼少期の親の関わり

  • 失敗を笑い話にできた
  • 結果より過程を見てもらえた
  • 「やってみな」が多かった

 

子どもの脳の初期設定(7〜12歳)

  • 「失敗=経験」
  • 「やってみていい」

 

大人になっての特徴

  • 行動が早い
  • 完璧を待たない
  • 試行錯誤を楽しめる

 

夢実現の特徴

  • チャンスを掴む回数が多い
  • 結果的に成功確率が高い

 

脳の取扱説明書的ポイント

🧠 前頭前野が「失敗=危険」と学習していない

 

振り返りワーク

失敗した時、親はあなたに何と言っていましたか?


 

ケースD「自分軸型」

(ブレずに夢を進める人)

 

思春期の親の関わり

  • 意見を尊重された
  • 否定されても人格は守られた
  • 距離感が適切だった

 

子どもの脳の初期設定(13〜18歳)

  • 「私は私で決めていい」
  • 「違っても大丈夫」

 

大人になっての特徴

  • 他人の評価に振り回されにくい
  • 決断が早い
  • 後悔が少ない

 

引き寄せの特徴

  • 人・情報・環境が合ってくる
  • 自分に合う流れに乗れる

 

脳の取扱説明書的ポイント

🧠 自己決定感が高い → 行動エネルギーが安定

 

振り返りワーク

人生の選択を「自分で選んでいる感覚」はありますか?


 

ケースE「助けを借りられる型」

(人を巻き込み夢を叶える人)

 

幼少期の親の関わり

  • 困ったら助けてもらえた
  • 甘えることを許された
  • 弱さを責められなかった

 

子どもの脳の初期設定

  • 「頼っていい」
  • 「人は助けてくれる」

 

大人になっての特徴

  • チームを作れる
  • 応援されやすい
  • 孤独になりにくい

 

夢実現の特徴

  • 協力者が現れやすい
  • 引き寄せが「人経由」で起きる

 

脳の取扱説明書的ポイント

🧠 社会的安全が高い → 行動範囲が広がる

 

振り返りワーク

困った時、人に頼れていますか?


 

成功者に共通する「脳の初期設定」

✔ 世界は敵ではない
✔ 自分はダメではない
✔ 失敗は終わりではない
✔ 望んでいい
✔ 一人で抱えなくていい

これが🌱 引き寄せが自然に働く土台です。


とても大事な補足

ここで大切なのは👇
「理想的な親に育てられなかった=不利」ではない

なぜなら
🧠 脳は「理解された瞬間」から再学習できるからです。

つまり

  • 成功者の脳の使い方を知る
  • 自分の初期設定に気づく
  • 意図的に育て直す

これが
👉 引き寄せ・自己肯定感・夢実現ワークの本質です。


 

成功者タイプ別「再インストールワーク」

共通ルール(最重要)

脳は
❌ 正しさ
❌ ポジティブ思考
より


体感+安全
で書き換わります。

 

すべてのワークは 「思い込もう」ではなく「体験させる」 が目的です。


 

安心ベース型 再インストール

(不安が強い人向け)

目標

🧠 扁桃体の警戒モード解除 → 「大丈夫が基準」の脳へ

ワーク①「何もしない安心体験」

1日5分、何も成果を出さない時間を作る
(スマホ・学び・改善禁止)

 

👉 その時の体感を言語化

  • 体は?
  • 呼吸は?
  • 不安は何分で下がる?

 

📌 脳への再学習
「何もしなくても世界は壊れない」


 

ワーク②「守られ体験の再生」

  • 過去に「助けられた瞬間」を3つ書く
  • 小さなことでもOK

 

📌 脳への再学習
「私は一人ではなかった」


そのままOK型 再インストール

(自己否定が強い人向け)

目標

🧠 存在承認回路の再構築

 

ワーク①「理由なしOK宣言」

毎朝、鏡を見て言う 「今日は何もできなくてもOK」

 

📌 ポイント
評価・努力・改善ワード禁止


 

ワーク②「ダメ感情の許可」

1日1回

  • 嫌だったこと
  • 腹が立ったこと

 

を「正当化せず」書く → 最後に「そう感じた私は自然」

 

📌 脳への再学習
感情=危険 ではない


 

挑戦OK型 再インストール

(行動できない人向け)

目標

🧠 失敗=危険 回路の解除

 

ワーク①「失敗の無害化」

今日の

  • うまくいかなかったことを1つ書く

 

その横に

  • 失ったもの
  • 得たもの

を書き出す → ほぼ必ず「得たもの」が残る


 

ワーク②「60点スタート」

完璧禁止ルールで

  • 60点で提出
  • 60点で発信

📌 脳への再学習

行動しても命は奪われない


 

自分軸型 再インストール

(他人軸の人向け)

 

目標

🧠 自己決定感の回復

 

ワーク①「小さな選択100%自分」

  • 飲み物
  • 行動順

を「人基準ゼロ」で選ぶ

📌 体感チェック
選んだ後、体は緩むか?


 

ワーク②「NOの練習」

小さなNOを1日1回

  • 断る
  • 保留する

📌 脳への再学習
拒否しても関係は壊れない


 

助けを借りられる型 再インストール

(一人で抱える人向け)

 

目標

🧠 依存=危険 の誤学習修正

ワーク①「小さなお願い」

  • 5分手伝ってもらう
  • 意見を聞く

 

📌 結果を記録

  • 何が起きた?
  • 拒否された?
  • 関係は?

 

ワーク②「弱さ共有1行」

信頼できる人に

「今これがちょっと不安」

 

📌 脳への再学習
弱さ=排除されない


再インストールが成功したサイン

  • 焦りが減る
  • 行動前の重さが消える
  • 「まあいっか」が増える
  • 引き寄せが努力感なしで起きる

 

これが
🧠 脳の初期設定が変わったサイン です。


 

最後に(脳の取扱説明書的メッセージ)

成功者は「強い人」ではありません。
安全な脳を持っている人です。

安全は今からでも何歳からでも再インストール可能です。

 


 

【脳の取扱説明書】

脳の取扱説明書的 ライフステージ分類(年齢別)

「生まれてから死ぬまで、脳はどのように作られていくのか」

「ライフステージごとの脳の取扱説明書(中学生編)」

『ライフステージごとの脳の取扱説明書』概要

 

【脳科学】

【海馬(かいば)】を知ると、自分の毎日がもっと楽になる

前頭前野:人生のハンドルを握る脳の司令塔

健全なドーパミン分泌の方法

 

脳科学の参考の本

お勧め本(脳科学)

 

【潜在意識】

潜在意識の法則 × 言語学習のポイント

潜在意識とPTSDの関係をAIに聞いてみた!

「学校の年度初めの目標」を潜在意識との関連性

潜在意識と無意識の行動の関係(教育業界の方編)

「潜在意識を育てて非認知的能力を伸ばす」ための実践ワーク

潜在意識(無意識を含む)と顕在意識の呼び方

「潜在意識と無意識の行動・反応の関係性」

「潜在意識の成長と発達」

「心の記憶が人生をつくる — ライフステージで育つ脳と潜在意識の教育」

潜在意識とは?

潜在意識とは

【潜在意識】における言語化の力

潜在意識と顕在意識の脳の働き~教育現場での理解と活用~

潜在意識活用 勉強会シリーズ《全5回》企画案

潜在意識とは何か〜脳科学・心理学・心・非認知能力から見た「心のしくみ」〜

「潜在意識を知ることの意味」メッセージを作ってみました。

潜在意識とは?脳科学的にやさしく説明

「黒板をきれいにする」の「潜在意識と無意識の行動・反応の関係性」

「潜在意識は主語を認識しない」

潜在意識には時制がない

潜在意識の特徴:「否定形は認識しない」

潜在意識を科学的に理解しよう

潜在意識の特徴:「主語を認識しない」

潜在意識と無意識の行動の関係(一般編)

潜在意識と無意識の行動の関係から 催眠術

潜在意識と無意識の行動の関係(行政職員の方編)

潜在意識とは?脳科学的にやさしく説明

潜在意識と無意識を活かした自己肯定感アップ企画

潜在意識に関わる主な脳部位と仕組み

第1 潜在意識って何?~氷山モデルで学ぶ自分の仕組み~《全5回》案

第2 潜在意識はどうやってつくられるのか?~親・教育・環境の影響~《全5回》案

第3 潜在意識が人生をどうつくっているのか? ~引き寄せと自己実現~《全5回》案

第4 潜在意識を書き換える方法 ~言葉・イメージ・行動~《全5回》案

第5 潜在意識と共に生きる ~習慣・仲間・環境の力~《全5回》案

 

【第1回】パパ、ママに知ってほしい潜在意識 5回シリーズ

【第2回】パパ、ママに知ってほしい潜在意識 5回シリーズ

【第3回】パパ、ママに知ってほしい潜在意識 5回シリーズ

【第4回】パパ、ママに知ってほしい潜在意識 5回シリーズ

【第5回】パパ、ママに知ってほしい潜在意識 5回シリーズ

 

【夢実現ワーク】

夢実現ワークのコツ 『なぜ「今の状況を書き出す」』

 

【非認知能力】

非認知能力とは?

非認知能力

非認知能力を知って人生がラクになる5回シリーズ1回目

非認知能力を知って人生がラクになる5回シリーズ2回目

非認知能力を知って人生がラクになる5回シリーズ3回目

非認知能力を知って人生がラクになる5回シリーズ4回目

非認知能力を知って人生がラクになる5回シリーズ5回目

 

【自己肯定感】

自己肯定感とは?

自己肯定感を高める30日間メッセージとワーク

小学校1〜4年生と 5〜6年生の自己肯定感を高めるためのケーススタディ

自己肯定感を上げる方法 パターン1

 

HSP(Highly Sensitive Person:とても敏感な人) とは

人生の宝地図

ついてるついてる!

「生徒指導マニュアル」を潜在意識と無意識の行動の関連性から

お金への執着を手放す

感謝のアファメーション

生徒指導の例 発言をする児童が増えた

【驚愕】現代に発達障害が爆発的に増えている理由【精神科医・樺沢紫苑】

「生徒指導マニュアル」提出物に関する対応

学習方法論

子どもにランドセルを選んでもらう

ありがとう

人生の8〜9割が「偶然」でできている理由

乳児期(0~2歳ごろ):「心の安心」を育む時期

テストの点が悪かった時の声掛け

無意識研究会 無意識研究家への興味

コーチングとは

EFT(Emotional Freedom Technique)タッピング

幸せな人生を送るヒント ―潜在意識から見たライフステージごとのポイント―

「理想の1日を描くワーク(理想の1日ワーク)」

不登校の子どもは「フリーズ」しているだけだった

 

【性格】

性格って「生まれつき」なの?

「私が悪いのかもしれないけれど…」と言う人の生い立ちと原因

性格判断シリーズ 「アダルトチルドレン(AC)」

 

自律神経のしくみ

脳の取扱説明書的に「認知症の人の記憶と対応」「潜在意識の働き」

スマホで調べる?辞書で調べる?脳の働きと“記憶の残り方”の違い

『ザ・シークレット』の始めの20分間

新しい習慣が身につくまで“3週間”その本当の理由とは?

新しい習慣が身につくまで“3週間”学校現場のカウンセリング

「目的を言語化すること」は

子どもが嘘をつく主な理由と事例

 

【教育コーチングワークブック】

教育コーチングワークブック Day01 教育の本質を見つめ直そう

教育コーチングワークブック Day02 言葉には力がある

教育コーチングワークブック Day03 理想の教師像を描こう

教育コーチングワークブック Day04 感謝の力を活用しよう

90日間 教育コーチングワークブック Day05 「できる」にフォーカスしよう

教育コーチングワークブック Day06 小さな成功体験を積み重ねる

90日間 教育コーチングワークブック Day07

90日間 教育コーチングワークブック Day08

90日間 教育コーチングワークブック Day09

90日間 教育コーチングワークブック Day10

90日間 教育コーチングワークブック Day11

90日間 教育コーチングワークブック Day12

90日間 教育コーチングワークブック Day13 学習環境を見直し、最適化する

90日間 教育コーチングワークブック Day14

90日間 教育コーチングワークブック Day15

90日間 教育コーチングワークブック Day16 ok

90日間 教育コーチングワークブック Day17 ok

90日間 教育コーチングワークブック Day18

90日間 教育コーチングワークブック Day19

90日間 教育コーチングワークブック Day20

90日間 教育コーチングワークブック Day21

90日間 教育コーチングワークブック Day22

90日間 教育コーチングワークブック Day23

90日間 教育コーチングワークブック Day24

90日間 教育コーチングワークブック Day25

90日間 教育コーチングワークブック Day26

90日間 教育コーチングワークブック Day27

90日間 教育コーチングワークブック Day28

90日間 教育コーチングワークブック Day29

90日間 教育コーチングワークブック Day30

90日間 教育コーチングワークブック Day31

90日間 教育コーチングワークブック Day32

90日間 教育コーチングワークブック Day33

90日間 教育コーチングワークブック Day34

90日間 教育コーチングワークブック Day35

90日間 教育コーチングワークブック Day36

90日間 教育コーチングワークブック Day37

90日間 教育コーチングワークブック Day38 新しいチャレンジを受け入れる

90日間 教育コーチングワークブック Day39

90日間 教育コーチングワークブック Day40 目標達成のための具体的な計画を立てる

90日間 教育コーチングワークブック Day41 感謝のルーティンを作る

90日間 教育コーチングワークブック Day42 思考のクセを知る

90日間 教育コーチングワークブック Day43 自分の価値を再確認する

90日間 教育コーチングワークブック Day44 直感を鍛える

90日間 教育コーチングワークブック Day45

90日間 教育コーチングワークブック Day46

90日間 教育コーチングワークブック Day47

90日間 教育コーチングワークブック Day48

90日間 教育コーチングワークブック Day49 ok ワクワクすることに時間を使おう

90日間 教育コーチングワークブック Day50

90日間 教育コーチングワークブック Day51 自分の可能性を広げる

90日間 教育コーチングワークブック Day52

90日間 教育コーチングワークブック Day53

90日間 教育コーチングワークブック Day54 ok 行動力を高める

90日間 教育コーチングワークブック Day55 挑戦する勇気を持つ

90日間 教育コーチングワークブック Day56 過去の自分と今の自分を比較してみよう

90日間 教育コーチングワークブック Day57 人生は自分の意思で創れる

90日間 教育コーチングワークブック Day58 余白が創造力を育てる

90日間 教育コーチングワークブック Day59 感謝は人と場のエネルギーを高める

90日間 教育コーチングワークブック Day60 選ばれる教育者になる

90日間 教育コーチングワークブック Day61 教育理念を言語化する

90日間 教育コーチングワークブック Day62 影響を与えた過去の教師を振り返る

90日間 教育コーチングワークブック Day63 無意識の思い込みを手放す

90日間 教育コーチングワークブック Day64 教育と人生の一致を見る

90日間 教育コーチングワークブック Day65 言葉の力を使う習慣を再強化しよう

90日間 教育コーチングワークブック Day66 変化に強い教育者になる

90日間 教育コーチングワークブック Day67 直感に従って動いてみる

90日間 教育コーチングワークブック Day68 信頼関係の再確認

90日間 教育コーチングワークブック Day69 教える喜びを思い出す

90日間 教育コーチングワークブック Day70

教育コーチングワークブック Day71 今の枠を超えるチャレンジを宣言する

教育コーチングワークブック Day72 小さな一歩を実行する日

教育コーチングワークブック Day73 仲間とつながる力を育てる

90日間 教育コーチングワークブック Day74

90日間 教育コーチングワークブック Day75 フィードバックを贈る/受け取る

90日間 教育コーチングワークブック Day76

90日間 教育コーチングワークブック Day77

90日間 教育コーチングワークブック Day78 エネルギーマネジメントを意識する

90日間 教育コーチングワークブック Day79

90日間 教育コーチングワークブック Day80

90日間 教育コーチングワークブック Day81

90日間 教育コーチングワークブック Day82

90日間 教育コーチングワークブック Day83 教育の枠を超えたビジョンを描く

90日間 教育コーチングワークブック Day84

90日間 教育コーチングワークブック Day85

90日間 教育コーチングワークブック Day86

90日間 教育コーチングワークブック Day87

90日間 教育コーチングワークブック Day88

90日間 教育コーチングワークブック Day89 教育の旅を振り返る1

90日間 教育コーチングワークブック Day90 自分に向けてメッセージを書く

 

潜在意識が導く幸せな人生のつくり方 Day 01

潜在意識が導く幸せな人生のつくり方 Day 02

潜在意識が導く幸せな人生のつくり方 Day 03

潜在意識が導く幸せな人生のつくり方 Day 04

潜在意識が導く幸せな人生のつくり方 Day 05

潜在意識が導く幸せな人生のつくり方 Day 06

 


あなたの声を直接聞かせてください。

公式ラインは↓こちらから

友だち追加


脳の前頭前野が「完成する」と言われる時期は

 

前頭前野とは何をする場所か

前頭前野は、いわば脳の司令塔で、次のような働きを担っています。

  • 感情や衝動をコントロールする
  • 先のことを考える(計画・予測)
  • 状況を客観的に判断する
  • 自分と他人の気持ちを同時に考える
  • 社会的に「どう振る舞うか」を選ぶ

いわゆる理性・自己制御・社会性・意思決定に深く関わる場所です。

 


前頭前野の発達の目安(ライフステージ別)

幼児期〜小学生

  • 前頭前野はまだ土台づくりの段階
  • 感情や衝動を自分で抑えるのは難しい
  • 「わかっているけどできない」が普通

👉 この時期に親が代わりにブレーキ役になることがとても重要

 


思春期(中学生〜高校生)

  • 前頭前野は工事中
  • 感情を司る脳(大脳辺縁系)が先に強くなる
  • 理屈より感情が勝ちやすい

👉
「反抗」「極端な考え」「衝動的行動」は性格ではなく脳の発達特性

 


20代前半

  • 前頭前野は急速に成熟
  • 自分を客観視できる力が育ち始める
  • 選択に「責任」や「長期視点」が入り始める

 


25歳前後

  • 前頭前野の基本的な機能が完成
  • 感情と理性のバランスが取りやすくなる
  • 「昔は分からなかったことが分かる」感覚が生まれる

※ただし

  • 個人差
  • 環境
  • ストレス・トラウマ

によって前後します。

 


とても大事な補足

前頭前野は完成してからが本番でもあります。

  • 使えば使うほど育つ
  • 安心・安全な環境でよく働く
  • 強いストレスや恐怖で機能が落ちる

 

つまり、大人なのに前頭前野がうまく働かない子どもの頃の影響が残っている

ということは、珍しくありません

ここが

  • 引き寄せ
  • コーチング
  • 「子ども時代を振り返るワーク」

が重視される脳科学的な理由にもつながります。

 


 

Day 84:影響力を広げるプランを立てる
 → 活動や発信をどう展開するかのプランを書き出す

 


Day 84:影響力を広げるプランを立てる

~活動や発信をどう展開するか~

私たちの行動の多くは、無意識(潜在意識)に支えられています


どんな言葉を選ぶか、

 

どんな人に近づくか、

 

どんな情報を発信するか

 

——それらは実は、

 

これまで自分が積み重ねてきた体験や感情が

 

「自動操縦」のように動かしているのです。

 


脳科学の視点では、

 

繰り返し思い描いたイメージや感情が脳の神経回路を強化し、

 

行動の選択肢を変えることが分かっています。
 

つまり、「自分はどんな影響力を持ちたいのか」を潜在意識に刻むことは、その後の無意識の行動を自然に変えていく大きな鍵になるのです。


教育コーチングの観点から見ると、

  • 影響力は「支配する力」ではなく、「共感を広げる力」
  • プランは「やるべきことのリスト」ではなく、「届けたい想いの道筋」

として捉えると、発信が自然体で長続きします。


✨ヒント(非認知的能力 × 引き寄せの法則)
・「感謝」や「希望」を込めた発信は、人の心を動かしやすい
・「小さな成功体験」をシェアすることで、共感が集まりやすい
・「誰に届けたいのか」を具体的に書くほど、つながりや応援が引き寄せられる


👨‍👩‍👧 子育て中のパパ・ママへの声掛けのヒント
「あなたの考えを聞かせてくれる?」
「すごいね、そんな風に思えたんだ」
「そのアイデア、もっと広げてみようか」

——子どもにこう声をかけると、自分の中にある“影響力”の芽を信じられるようになります。大人が「発信のプラン」を考える姿を見せること自体が、子どもにとって最高の教育でもあるのです。


🌱今日の問いかけ
あなたが広げたい影響力は、どんな人に届いてほしいですか?
そのためにできる“小さな一歩”は何ですか?

ぜひコメントで教えてくださいね。


 

「ライフステージごとの脳の仕組み」


全体像:脳は一生「完成」しない

まず大前提として重要なのは、

脳は20代で完成するのではなく、死ぬまで役割を変えながら使われ続ける器官

ということです。

同じ脳でも

  • 0歳
  • 小学生
  • 思春期
  • 40代
  • 60代

では、優先順位・得意な処理・苦手な処理がまったく違います。

 


乳児期(0〜2歳)

脳の目的:生き延びる・安全を確保する

 

主に働く脳

  • 脳幹・辺縁系(本能・感情)

 

仕組みの特徴

  • 理解よりも感覚がすべて
  • 「安心・不安」を体で覚える
  • 記憶は言葉ではなく感情記憶

 

この時期に刻まれるもの

  • 世界は安全か?
  • 人は信頼できるか?
  • 自分は大切にされる存在か?

 

👉 ここでの体験は、一生の「無意識の反応パターン」になります。

 


幼児期(3〜6歳)

脳の目的:世界を広げる・真似て学ぶ

 

主に働く脳

  • 辺縁系+感覚野
  • 前頭前野はまだ未熟

 

仕組みの特徴

  • 理屈よりイメージ
  • 善悪より楽しい・怖い
  • 想像と現実の区別があいまい

 

学びのポイント

  • 正解を教えるより体験
  • 叱責より共感
  • 言葉より関わり方

 

👉 この時期の脳は「コピー機」。
大人の言動をそのまま吸収します。

 


学童期(6〜12歳)

脳の目的:ルールを理解し、社会に適応する

 

主に働く脳

  • 前頭前野が育ち始める
  • 記憶を司る海馬が活発

 

仕組みの特徴

  • 比較・分類・暗記が得意
  • 「なぜ?」が増える
  • 成功体験が自己肯定感を作る

 

注意点

  • 論理は育つが、感情処理は未熟
  • 否定されると「自分=ダメ」と記憶しやすい

 

👉 勉強ができるかより
「やればできた」経験が脳の土台になります。

 


思春期(12〜18歳)

脳の目的:自分とは何者かを探す

 

主に働く脳

  • 感情脳が暴走
  • 前頭前野は工事中

 

仕組みの特徴

  • 感情が先、理性は後
  • 仲間・評価に強く反応
  • リスク行動が増える

 

大人が知るべきこと

  • 反抗は異常ではなく成長現象
  • 説教は前頭前野に届きにくい
  • 共感が脳を落ち着かせる

 

👉 思春期は「壊れている」のではなく
脳の再編成期間です。

 


若年成人期(20〜40代)

脳の目的:社会で成果を出す・選択する

 

主に働く脳

  • 前頭前野が最も機能的
  • 計画・判断・抑制が可能

 

仕組みの特徴

  • 論理と感情のバランスが取れる
  • マルチタスクが可能
  • 無理をすると自律神経が乱れやすい

 

落とし穴

  • 感情を後回しにしがち
  • 本音を抑え込みやすい

 

👉 この時期は
「できる」と「幸せ」がズレやすい

 


中年期(40〜60代)

脳の目的:意味を見出す・再編集する

 

主に働く脳

  • 経験を統合する前頭前野
  • 感情と記憶の再解釈

 

仕組みの特徴

  • 過去の経験が強く影響
  • 「このままでいいのか?」が浮上
  • 学び直しが起こりやすい

 

重要な視点

  • 過去を「失敗」で終わらせるか
  • 「意味」に変換できるか

 

👉 ここでの脳の使い方が
老後の満足度を決めます

 


高齢期(60代以降)

脳の目的:手放し・伝える・統合する

 

主に働く脳

  • 感情脳の比重が増える
  • 記憶は「事実」より「感情」が残る

 

仕組みの特徴

  • 新しいことは時間がかかる
  • 慣れたこと・意味あることは強い
  • 孤独で脳機能は低下しやすい

 

大切な関わり

  • 役割
  • 感謝
  • 語る場

 

👉 高齢期の脳は
評価より「存在価値」を求めています

 


まとめ:脳の仕組みを知ると優しくなれる

  • 子どもに「できない理由」が見える
  • 思春期を「問題」と思わなくなる
  • 大人の生きづらさを責めなくなる
  • 高齢者への関わりが変わる

そして何より、

「今の自分の脳は、こういう時期なんだ」

と理解できると、自分にも他人にも優しくなれます。


 

 

公教育に「脳・心理学・哲学」が体系的に入らなかったのは


なぜ公教育に脳について、心理学、哲学に関係する、

知識は入っていないのでしょうか?

とChatGPTに聞いてみました、さらに、海外で取り入れている国を聞いた結果です。


公教育の出発点の目的が「人間理解」ではなかった

日本の近代公教育(明治~戦後)は、一貫して次の目的で設計されてきました。

  • 均質な人材を大量に育てる
  • 国家・産業を支える労働力を育成する
  • 統制しやすい国民を育てる

そのため重視されたのは

  • 読み・書き・計算
  • 正解が一つの知識
  • 指示通りに行動する力

でした。

👉
「自分の脳はどう反応するか」
「感情や思考はどう生まれるか」
「人は何のために生きるのか」

といった問いは、統制・効率・再現性と相性が悪いのです。


脳・心理・哲学は「人を自立させてしまう」学問だから

脳科学・心理学・哲学を学ぶと、人は次のことに気づきます。

  • 自分の感情は操作されやすい
  • 不安や恐怖は作られる
  • 正解は一つではない
  • 権威や常識を疑ってよい
  • 「従うこと」が必ずしも善ではない

これは、

  • 軍隊的組織
  • 画一的学校
  • 年功序列社会

にとっては扱いにくい人材を生みます。

👉
だから意図的にではなくとも、
「教えない方が都合が良かった」
という構造が続いてきました。


戦後教育では特に「内面」より「外側」が重視された

戦後の日本は、

  • とにかく復興
  • とにかく経済成長
  • とにかく追いつけ追い越せ

という状況でした。

そのため教育は、

  • 速く
  • 同じことを
  • 大人数に
  • 効率よく

教える必要がありました。

脳や心理は

  • 個人差が大きい
  • 答えが一つでない
  • 評価しにくい

👉
テストにならないものは、教科になりにくかったのです。


教師自身も「脳の取扱説明書」を学んでいない

もう一つ大きな理由があります。

教師自身が、

  • 自分の脳
  • 感情の扱い方
  • 発達段階による違い

を体系的に学ばずに教師になっている、という現実です。

👉
教えられないものは、教科にできない

その結果、

  • 気合と根性
  • 我慢
  • 努力
  • 忍耐

といった「精神論」で補われてきました。


「心の問題」は家庭や個人の責任にされてきた

日本社会では長く、

  • 心が弱いのは本人の問題
  • 悩むのは甘え
  • 考えすぎるのは性格

とされてきました。

そのため、

  • 脳の発達
  • トラウマ
  • 自律神経
  • 感情調整

といった分野が、公の教育テーマになりにくかったのです。


では、なぜ今になって必要とされているのか

現代では、

  • 不登校
  • うつ
  • 燃え尽き
  • 生きづらさ
  • 世代間衝突

が顕在化しました。

👉
「努力すれば何とかなる」教育モデルが、
限界に来たことを、社会全体が感じ始めています。

だからこそ今、

  • ライフステージごとの脳の特性
  • 感情の仕組み
  • 思考の癖
  • 人生をどう意味づけるか(哲学)

が必要になっているのです。


まとめ(核心)

公教育に
脳・心理学・哲学が入ってこなかった理由は

人を「理解する」より
人を「機能させる」ことを
優先してきたから

です。

そして今、ようやく

人を壊さずに社会をつくるには
人の脳を知らなければならない

という段階に入っています。

 


「脳・心理学・哲学(人間理解)」を公教育に組み込んでいる国

 

フィンランド 🇫🇮

世界で最も「脳の発達」を前提にした教育

教えている内容

  • 脳の発達段階に応じた学習
  • 感情理解・感情調整(SEL)
  • メタ認知(自分の考え方を考える)
  • 哲学的対話(答えのない問い)

特徴

  • 7歳まで学力競争をさせない
  • 「なぜ学ぶのか」を常に問う
  • テストより自己理解を重視

👉
脳科学 × 発達心理学 × 哲学が暗黙の前提になっています。


スウェーデン・ノルウェー 🇸🇪🇳🇴

「人としてどう生きるか」を教科として扱う

教えている内容

  • 感情と言語化のトレーニング
  • ストレス・不安の仕組み
  • 自己と他者の違い
  • 倫理・人生観(哲学的教育)

特徴

  • 「人生スキル」が教科に近い扱い
  • 競争より対話
  • 先生は「教える人」より「伴走者」

👉
心の扱い方は学習できる技術という前提があります。


フランス 🇫🇷

哲学が必修科目の国

教えている内容

  • 高校最終学年で「哲学」が必修
  • 「幸福とは何か」
  • 「自由とは何か」
  • 「人はなぜ考えるのか」

特徴

  • 正解を出す授業ではない
  • 思考の筋道を評価する
  • 自分の考えを言語化する訓練

👉
生き方を考えることは学問であるという文化。


ドイツ 🇩🇪

心理・哲学・倫理が社会教育に組み込まれている

教えている内容

  • 倫理(Ethik)
  • 宗教・哲学・価値観の比較
  • 思考の偏りや判断の仕組み

特徴

  • 「なぜそう思ったのか」を問われる
  • 感情と理性の違いを学ぶ
  • 自己責任=自己理解が前提

👉
考えない服従を防ぐ教育が歴史的背景としてあります。


イギリス 🇬🇧

子ども哲学(P4C)が広く普及

教えている内容

  • 哲学的対話(Philosophy for Children)
  • 感情・価値観・判断について話し合う
  • 自分の考えを持ち、説明する力

特徴

  • 小学生から哲学的対話
  • 発言に正解・不正解をつけない
  • 思考プロセスを尊重

👉
考える力は訓練できるという前提。


アメリカ 🇺🇸(州・学校差あり)

心理学・脳科学を実用教育として扱う

教えている内容

  • SEL(社会情動学習)
  • マインドフルネス
  • ストレスと脳の関係
  • トラウマ理解(ACE研究)

特徴

  • 学力とメンタルを同時に扱う
  • 心理教育は「学習効率のため」
  • 研究ベースで導入されやすい

👉
脳を知らずに学ばせるのは非効率という合理性。


オランダ 🇳🇱

自己理解・自己選択を重視

教えている内容

  • 自己分析
  • 強み・弱みの理解
  • 人それぞれ違う脳の使い方

特徴

  • 早期から進路を対話で考える
  • 「向いていない努力」をさせない

👉
脳の個性=尊重すべき前提条件


日本との決定的な違い(核心)

海外の多くの国では、

「人はどう学ぶか」
「脳はどう反応するか」
「人はなぜ生きるか」

教育の前提条件として扱っています。

一方、日本は長く、

「何を覚えさせるか」
「どう従わせるか」

が前提でした。


 

Day 83:教育の枠を超えたビジョンを描く
 → 社会・地域・家庭教育への関わりを妄想してみる

 


Day 83:教育の枠を超えたビジョンを描く

→ 社会・地域・家庭教育への関わりを妄想してみる

私たちは「教育」というと、学校や勉強を思い浮かべがちです。
でも実は、教育の舞台は 家庭・地域・社会全体 に広がっています。


🔹潜在意識と無意識の関係からみる教育の広がり

潜在意識は、子どもが「安心していいんだ」「大切にされているんだ」という経験の積み重ねで育まれます。
この体験は学校だけでなく、家庭の何気ない会話や、地域の人との温かいやり取りの中でも刻まれていきます。


脳科学的にも、人の無意識の行動の9割は過去の体験に基づいて自動的に動いています。
だからこそ、子どもたちが 「人とのつながりは心地よいものだ」 と感じる体験を重ねることが、将来の行動や選択のベースを作ります。


🔹教育コーチングの視点

  • 非認知的能力(やり抜く力・感情コントロール・協働性)は、社会や地域との関わりで磨かれる
  • 引き寄せの法則的に言えば、「愛情や信頼を与えれば、それが循環して戻ってくる」
  • コーチング的問いかけ:「この子が社会で輝くために、どんな体験を一緒にしたいですか?」

教育を家庭内だけに閉じず、社会や地域まで広げて考えると、子どもの未来はもっと豊かになります。


🔹子育て中のパパ・ママへの声かけヒント

「あなたはこの町にとって、とても大事な存在だよ」
「君の笑顔で、まわりの人が元気になるんだよ」

こうした声かけは、子どもの潜在意識に「自分は社会に役立つ存在だ」という自己イメージを育みます。


🌱今日の問いかけ

あなたは、お子さんと一緒にどんな “教育の枠を超えた体験” をしたいですか?
(地域のお祭りへの参加? 家族でのボランティア? 祖父母から昔の知恵を学ぶ?)

コメントでぜひシェアしてください✨
みなさんのビジョンが集まることで、きっと素敵な未来の教育が描かれていくと思います。


 

Day 82:5年後の自分を手紙で表現
 → 未来の自分から今の自分に励ましの手紙を書く

 

Day 82:5年後の自分を手紙で表現 ✉️✨

今日は「未来の自分から今の自分へ手紙を書く」ワークです。

私たちの潜在意識は「言葉」と「イメージ」によって無意識の行動を方向づけます。
たとえば、「私は5年後、こんな姿になっている」と想像し、その未来の自分から手紙を受け取るように書くことで、無意識は「そうなるための行動パターン」を自然に探し始めます。


これは脳科学的にいうと、脳の 網様体賦活系(RAS) が働き、必要な情報や出会いを引き寄せてくれる現象です。
また、教育コーチングの観点では「自己効力感」「未来志向性」といった非認知的能力を育てる大切なトレーニングでもあります。


🌱 子育て中のパパ・ママへの声掛けヒント
お子さんにこんな問いかけをしてみてください。

「5年後の自分は、どんなことを頑張っていると思う?」
「未来の自分から“今の自分”にアドバイスがあるとしたら、なんて言ってくれるかな?」
「未来の自分は、どんな表情で手紙を書いていると思う?」

こうしたやり取りは、子どもの想像力を広げるだけでなく、潜在意識に「自分は未来を選べる存在だ」という力強いメッセージを刻みます。


✨ ポイントは「できたこと」「可能性」に目を向けること。
過去の失敗ではなく、未来からの励ましを受け取る姿勢が、引き寄せの法則のエネルギーを高めます。


あなたなら、5年後の自分はどんな手紙を書いていると思いますか?
ぜひコメントでシェアしてください😊


 

 【潜在意識】における言語化の力

🔄言葉は潜在意識への命令文になる

潜在意識は、抽象的なイメージや感情には反応しますが、最も影響を受けるのが「言葉」です。

例:

  • 「私はできない」 → 潜在意識はそれを事実として行動を制限
  • 「私は〇〇の目的のために行動する」 → 潜在意識はその達成に必要な行動を促す

✅つまり、「目的を言葉にする=潜在意識にプログラミングする」こと。

 

🧩不安・迷いの正体が明確になり、統合が起きる

漠然とした不安や迷いも、「何をしたいか(目的)」を言語化することで、潜在意識が整理され、葛藤が減る・心が安定するようになります。

脳は否定語をうまく認識できない

 

そもそも:脳はなぜ否定語が苦手なのか?

脳は

  • 言葉そのものより
  • イメージ・感情・体感
    を優先して処理します。

そのため、

❌「失敗しないで」
❌「転ばないように」
❌「忘れないで」

と聞くと、
脳はまず 「失敗」「転ぶ」「忘れる」映像 を作り、
「〜しない」部分は後から理性(前頭前野)が処理します。

👉 感情や反射が先、否定の理解は後
これが「否定語を認識しにくい」理由です。


ライフステージごとの脳の取扱説明書


乳児期・幼児期(0〜6歳)

【取扱注意レベル:★★★★★】

脳の状態

  • 前頭前野が未発達
  • 言葉=そのまま映像
  • 否定語を処理する機能がほぼない

起こること

  • 「走らない!」→ 走る映像
  • 「泣かないで!」→ 泣く感情が増幅
  • 「ダメ!」→ 何がダメか分からない

取扱説明

❌「こぼさないで」
⭕「そっと持とうね」

❌「叩かない!」
⭕「優しく触ろう」

👉 肯定文+具体的行動が基本


児童期(7〜12歳)

【取扱注意レベル:★★★★☆】

脳の状態

  • 理解力は上がるが
  • 感情脳(扁桃体)が優位

起こること

  • 「間違えないように」→ 間違えるイメージで緊張
  • テスト前に「失敗したらどうしよう」と想像

取扱説明

❌「ミスしないように」
⭕「落ち着いて一問ずつ解こう」

❌「忘れ物するな」
⭕「今日は〇〇を入れよう」

👉 結果否定よりプロセス肯定


思春期・青年期(13〜25歳)

【取扱注意レベル:★★★★☆】

脳の状態

  • 感情のアクセル(扁桃体)強
  • ブレーキ(前頭前野)未完成

起こること

  • 否定語が自己否定に直結
  • 「ダメな自分」というセルフイメージ形成

取扱説明

❌「逃げるな」
⭕「どう向き合うか一緒に考えよう」

❌「失敗したら終わり」
⭕「挑戦している途中だね」

👉 否定語は“人格否定”として保存されやすい


成人期(26〜50代)

【取扱注意レベル:★★★☆☆】

脳の状態

  • 理性は成熟
  • しかし無意識は過去の言葉の貯金箱

起こること

  • 自分で自分に否定語を浴びせる
    • 「どうせ無理」
    • 「失敗したら恥ずかしい」
  • 無意識がブレーキ役になる

取扱説明

❌「緊張しないように」
⭕「呼吸を整えて話そう」

❌「不安になっちゃダメ」
⭕「不安があっても進める」

👉 自己対話の言葉が人生を左右


中高年期・高齢期(60代〜)

【取扱注意レベル:★★★★★】

脳の状態

  • 顕在意識より潜在意識が優位
  • 言葉がそのまま身体反応へ

起こること

  • 「ボケないように」→ ボケのイメージ固定
  • 「転ばないように」→ 転倒リスク増

取扱説明

❌「忘れないで」
⭕「一緒に確認しよう」

❌「もう歳だから無理」
⭕「今のペースでできること」

👉 言葉が健康・老化スピードに直結


脳の取扱説明書・まとめ

✔ 脳は
否定語を飛ばして、名詞・動詞・感情を先に処理する

✔ 否定語は

  • 子どもには「行動ミス」
  • 若者には「自己否定」
  • 大人には「無意識ブレーキ」
  • 高齢期には「身体反応」

として影響する


今日から使える魔法の変換ルール

「〜しない」→「どうする?」に変える

  • 失敗しない → 成功に近づく行動は?
  • 怒らない → 落ち着く方法は?
  • 不安にならない → 安心する材料は?