「ヒトはなぜ子育てが下手か」⑤ | 横浜市泉区で英語・英会話と5教科個別指導についてと、発達障害のある児童生徒及び保護者の皆様のためのエデュースブログ

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連載5回目 「ヒトはなぜ子育てが下手か」⑤


 今日は、アフリカで最も強いといわれるライオンが増えない理由についてのお話です。


 「群れを離れて放浪の旅につく雄の子供は、武者修行を続けながら生きていく。しかし、敵もいるし獲物の捕り方もうまくない。なかなか腹いっぱいになるような獲物は捕れない。成熟したベテランのライオンでも、群れで協力して巻き狩りをして、五回か十回に一度成功するかどうか、というくらいだからこれは当たり前である。


 だから、死んだ動物を食べたり、他の動物の食べ残しを食べたりして食いつないでいくしかない。こうしてライオンといえども、飢えて死んだり他のライオンに傷つけられたりして、生きていくことの難しさを思い知るのである。


 この修業期間は、甘さのない厳しい世界であるから、いつも死と隣合わせである。だからライオンの雄も、親から別れて一年くらの間に、ほとんどが死んでいくという。」


 なるほど、そういう理由があったのですね。


 この連載も既に終盤に入っています。筆者は最後に、信頼がなければ親子関係はうまくいかないと述べています。そんなこと当たり前だと思われるかもしれませんが、人間の社会では意外にそうではありません。親が子供をバカにしたり、子供が親に歯向かったりなど、親子の信頼関係がゆらいでくると家庭では子供の親への造反となって現れてきます。


 次回は、親が子供の信頼を得るということは、どういうことなのかをハイエナの群れを例にとってのお話です。