― 彼に建設をお願いするんだろうか?

先週、初めて建設会社のトニーに会った。
2度の見積もり調査をパスして、入札した6社のうちから選ばれた彼の会社。
それでも「この会社に決めた!」という訳ではまだなく、さらに最後の見積もりの再調節の段階にある。

でも何故か、「彼がやるんだ」とどこかで思っている自分がいた。

彼は、地元育ち、今までも近隣の仕事を細々と引き受けている。
10代の頃から家具を創っていて、真の仕事人だと感じる。最近は、沼に沈んだ木を使って、(この話は興味深いのですが、次回にします。)太陽の昇る家を建てたそうだ。Webはこちら http://www.dusoleilparade.us/

彼の家に招かれ、デザイナーと夫と私と、大きな木の食卓用テーブルで、図面を前に、詰めの話をした。
会合の途中で、彼は、真っ直ぐに私の目をみて、「このプロジェクトを完成させることが私の仕事だ」と。
私は、目頭が熱くなって、つい「お願いしますね。」と言っていた。デザイナーは、それでも、Goサインは、出さず、再最終の見積もりを出してからだと念を押す。

きのうまで、全くの赤の他人だった人たちが、一瞬にして、もの作りのために、一緒に熱くなっていく。

デザイナーのマリオ、そしてトニー、そして夫のクレイグ。少しずつ集まっていくクルー達。
ゆっくりと、だけど確かに、1隻の船に乗り、静かに漕ぎ出している。
これが何かの理由で完成しないことがあっても、私はこれまで起こったこと、出会った人すべてに感謝する。
そんなことを思わせてくれた出会いだった。

漕ぎ出す日を待つ@たろうかじゃ