「子どもが海外大学に少し興味を持っている」

 

「海外進学という選択肢も残しておきたいけれど、何から始めればいいのか分からない」

 

高校1年生、2年生くらいのお子さんがいるご家庭では、そんな段階の方も多いのではないでしょうか。

海外大学進学というと、まず英語力を思い浮かべる方も多いと思います。

 

ですが、実際の出願では英語試験だけではなく、学校の成績、日々の活動、大学選び、エッセイ、推薦状、奨学金など、いくつもの要素を並行して考える必要があります。

 

アメリカの大学出願で広く利用されているCommon Appでも、高校の成績や履修科目、課外活動、仕事や家庭での役割、大学ごとに求められるテストスコア、推薦状、エッセイなど、さまざまな情報を準備する仕組みになっています。だからこそ、海外大学を少しでも選択肢として考えているなら、高校3年生になってから準備を始めるよりも、高校1・2年生のうちに全体像を知っておくことには大きな意味があります。

まず、海外大学に行くと決めなくてもいい

最初に大切なのは、今すぐ海外大学進学を決断する必要はないということです。高校1年生の時点で、

 

「アメリカの大学に行く」

 

「イギリスにする」

 

と明確に決めている生徒ばかりではありません。日本の大学と海外大学の両方を検討してもいいですし、学びたいことが見つかるにつれて志望する国や大学が変わることもあります。早い時期に海外進学について考え始める意味は、進路を早く固定することではなく、将来選べる選択肢を増やしておくことにあると思います。

 

英語試験。

学校での成績。

課外活動。

奨学金。

大学ごとの出願条件。

 

こうした準備が必要になることを早いうちから知っていれば、高校生活の過ごし方も変わってきます。

1.まずは学校の成績を大切にする

海外大学というと、SATやTOEFLなどの試験を想像しがちですが、高校での学習そのものも重要です。Common Appでは、高校の成績や現在履修している科目を入力し、大学によっては高校の成績表そのものの提出も求められます。つまり、海外大学への進学準備は高校3年生だけのものではありません。

 

高校1年生からの日々の学習も、将来の出願につながっています。だからといって、海外大学を目指すなら毎回満点を取らなければならない、という話ではありません。まずは、

 

・学校の授業をきちんと理解する
・苦手科目をそのままにしない
・興味のある分野は少し深く勉強してみる
・継続して学ぶ習慣をつける

 

といった基本的なことを大切にするのが第一歩です。

2.英語は出願直前の試験対策だけで考えない

海外大学進学を考えるとき、重要になるのが英語です。ただし、海外大学の出願条件は大学によって異なります。標準テストについても、大学ごとに提出要件が設定されているため、

 

「海外大学ならとりあえずSAT」

 

「まずTOEFLで何点を取ればいい?」

 

と試験だけから考えるより、志望する国や大学とあわせて準備を考えることが大切です。高校1・2年生の段階なら、試験テクニックだけではなく、

 

英文を読む。

英語で話す。

自分の意見を書く。

授業を英語で理解する。

 

といった土台を作る時間があります。

 

海外大学へ進学すれば、その後は英語を使って専門分野を学ぶことになります。そう考えると、英語試験のスコアだけではなく、大学で学ぶための英語力そのものを時間をかけて育てていくことが重要です。

3.課外活動は、自分の興味を深めるところから

海外大学について調べると、課外活動という言葉をよく見かけます。Common AppにもActivitiesの項目があり、クラブ活動だけでなく、仕事、趣味、地域活動、家庭で担っている役割などについて伝えられるようになっています。

ここで大切にしたいのは、活動の数を増やすことよりも、本人が何に興味を持ち、どのように取り組んできたかということです。

 

たとえば科学が好きなら研究を深める。

プログラミングが好きなら自分でサービスを作ってみる。

スポーツを長く続ける。

音楽に打ち込む。

地域活動に参加する。

 

高校1年生から始めれば、一つの興味を2年、3年と深めていくこともできます。

 

本人が時間を忘れて取り組めるものを見つける。そんなところから始めることが、その人らしい高校生活にもつながっていくのではないでしょうか。

4.大学名より先に、何を学びたいかを考える

海外大学を調べ始めると、

 

ハーバード。

スタンフォード。

MIT。

オックスフォード。

ケンブリッジ。

 

といった有名大学がまず目に入ります。

 

トップ大学を目標にするのも、一つの考え方です。ただ、大学選びはランキングだけで決まるものではありません。

 

何を学びたいのか。

どんな環境で生活したいのか。

大都市がいいのか。

小規模な大学がいいのか。

アメリカなのか、イギリスなのか、それ以外の国なのか。

卒業後は何をしたいのか。

 

こうしたことによって、自分に合った大学は変わります。

 

高校1・2年生なら、いきなり志望校リストを完成させる必要はありません。まずは、

 

「自分は何に興味があるんだろう?」

 

というところから考えてみるだけでも十分です。

 

興味のある分野が見えてくれば、その分野を学べる大学を調べるという次のステップにつながります。

5.学費と奨学金は、早めに親子で話しておく

海外大学進学では、学費や生活費についても考える必要があります。国や大学によって必要となる費用は大きく異なります。

一方で、大学によるFinancial Aidや、日本国内の財団などが提供する海外大学進学向けの奨学金を活用できるケースもあります。だからこそ、大学選びと資金計画は別々ではなく、早い段階から一緒に考えておくことが大切です。保護者側でも、

 

「年間どのくらいの予算を想定するか」

 

「どんな奨学金制度があるのか」

 

「日本の大学へ進学する場合とはどう違うのか」

 

などを少しずつ調べておくと、実際に志望校を絞り込む時期になったときにも話を進めやすくなります。

 

お金について考えることは、選択肢を狭めるためではありません。希望する進路を実現するための方法を考えることと捉えるとよいのではないでしょうか。

6.エッセイにつながる経験は、高校生活の中で生まれる

海外大学出願では、大学によってエッセイやWriting Supplementが求められます。Common Appでも、出願準備の一つとしてエッセイの計画が案内されています。ただし、本当に重要なのは文章のテクニックだけではありません。高校生活の中で、

 

何に夢中になったのか。

どんなことに挑戦したのか。

誰と出会ったのか。

どんな疑問を持ったのか。

そこから何を学んだのか。

 

そうした経験が、後になって本人自身を伝えるための材料になります。

 

だから高校1・2年生でできる一番大切な準備の一つは、自分が将来振り返りたくなるような経験を増やしていくことなのかもしれません。

海外大学進学は、全体を見ながら準備することが大切

海外大学への進学準備には、さまざまな要素があります。

 

成績。

英語。

テスト。

課外活動。

大学選び。

エッセイ。

推薦状。

奨学金。

 

さらに、大学によって出願条件や締切も異なります。

 

そのため、一つひとつを別々に考えるのではなく、何を、いつまでに、どの順番で準備していくのかという全体のロードマップを作っておくことが大切です。高校1・2年生から考え始めるメリットも、ここにあります。時間に余裕があれば、現在の成績や英語力、本人の興味を見ながら、少しずつ準備を積み上げていくことができます。

海外大学を目指すなら、早い段階から全体設計を考える方法も

海外大学進学について本格的に考え始めたら、専門家と一緒に進学までのロードマップを設計する方法もあります。アルファジーニアスでは、中学生・高校生とその保護者を対象に、海外大学やボーディングスクールへの進学をサポートしています。アルファアドバイザーズグループとして18年以上・8万人以上のサポート実績を持ち、海外進学についても長期的な視点から支援しています。

現在公開されている海外大学向けプログラムでは、

 

・海外大学への受験戦略
・課外活動、リーダーシップ
・エッセイ
・SAT
・TOEFL
・IELTS
・奨学金

 

などを幅広く扱っています。特に注目したいのは、試験や出願書類だけではなく、

 

「どのような大学を目指すのか」

 

「高校生活の中でどのような経験を積んでいくのか」

 

「大学卒業後にどのような進路を目指すのか」

 

といった長期的な視点から準備を考えていることです。

 

海外大学進学は、出願の直前だけで完成するものではありません。高校生活の中で何を学び、何に取り組み、どのような将来を描いていくのか。そうした一つひとつの積み重ねを、将来の進学につなげていくことが大切です。

高校1・2年生で大切なのは、将来の選択肢を増やすこと

高校1・2年生の段階で海外大学について考える意味は、今すぐ進学先を決めることではありません。

 

学校でしっかり学ぶ。

英語力を少しずつ伸ばす。

好きなことに時間を使う。

世界にはどんな大学があるのかを知る。

家族で進学や費用について話す。

 

こうしたことを積み重ねていけば、数年後に選べる道は増えていきます。

 

海外大学への進学も、その選択肢の一つです。「行きたい」と思ったときに、挑戦できる状態を作っておく。それが、高校1・2年生から海外進学について考える大きな意味なのではないでしょうか。

 

海外大学進学に向けて、現在の学年や状況からどのような準備を進められるのか知りたい方は、アルファジーニアスの海外進学サポートも確認してみてください。

 

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