プチっときてしまった
つい先日、家にあるお受験プリントや、受験で使うカードみたいなもの、とにかくお勉強グッズ全部ゴミ袋に入れて
「もう受験はやめるんだよ!!!!」とブチ切れる事件がありました。
「受験続けたい。塾やめたくないからやめてーーーー」とゴミ袋にしがみつき泣き叫ぶ娘と、怒鳴り散らし全部ゴミ袋に入れる母親。
完全なる修羅の状況。
という最悪の事件が起きました。
それは仕事が山積みで連日徹夜あけの教室のレッスンがある日。本人は塾に行きたいと言ってるし、仕事を理由に休むわけにはいかない。親も気力だけで必死に生活まわしてる。そんな日の出来事でした。
レッスンの休憩中、先生が
「さぁこれからプリントの時間になります。みんな頑張ろうね」
と声がけしてくれたんです。子供達の反応はまちまちでしたが、ほぼ皆黙々と水筒で水分補給してシーンとしてる中、娘がひとり言葉を発したんです。
「えー。プリント嫌い。やりたくない」
それを聞いた担任の2人の先生方は笑って、
「いやいや、○○ちゃんいつもプリント大好きじゃん。何言ってるのよ」
と笑って肩をポンポンと叩いてくれたそんなシーン。
私は一部始終を見ていました。
休憩後のレッスンでプリントがはじまると、口に出していた通りやる気がない素振りだとか、途中で諦めて遊びはじめてしまうとかそんな気配は一切なく、どちらかというと必死にペーパー解いて、手をあげて、発言してと前向きに頑張ってはいたんです。
態度がひどいわけでもやる気がなさそうな行動をしているわけでもなく、ただ何らかの理由でそう口にしてしまっただけなんだろうなと頭の半分では思っていたのです。
しかし、どう自分自身にそう弁明しても、そのたった一言がいろいろな理由で絶対に許せなかったんです。
この試験が半年前に迫っている中、周りで頑張ろうと思ってやっているお友達の前で足をひっぱるような後ろ向き発言をすること。
そもそも嫌だろうがなんだろうが、頑張る姿勢を貫きましょうっていうのを習うために通っていたのではないのか
そして何より1番の怒りポイントが、
「自分で受験したい、塾行きたいっていってこの過酷な生活をしてるんじゃないのか!!父と母が受験しなさいって言ったのか?違うだろう。
何が何でもうかりたい。必死に覚悟もってやるべきことをやれないならさっさとやめて近くの学校へ行けって何百回言ってきたんだ」
という強い怒りがもう湧いて湧いて収まらず。
先日の投稿の夏期講習費用もそうですが、お金も時間も本当に生活の全てを捧げるようにして頑張ってきた結果、「やりたくない」って。
誰が頭さげて受験してください。勉強してください。プリント頑張ってくださいって言ったのだ。自分で決めたことだろう!!!
と、もう怒りが収まらない。
帰宅後家で、
「あのときなんて言ったの?なんであんなこと言ったの?」
と聞くと、ハッとした顔をしてまともな返事もできずにもじもじするだけ。
「プリント嫌ならこれからもっと難しい問題になるのに続けられないし、やりたくないことやれなんて一言も言ってないんだから塾やめなさいよ」
と言っても
「いやだ、そうじゃないの。やめたくないの。受験したいのーーー」
しか答えが返ってこないのもまた余計腹がたち、ついには冒頭の流れとなりました。
結局これを書いてる今の時点でも、もうママはあなたがやる気がないものを応援する気もないし、時間もお金も無駄に使いたくないから、受験したいなら勝手にしなさい。もう全部捨てます。ママは応援しません。疲れました。
しか伝えておらず、パパには
「どうしよう。どうしたら良いんだろう。どうしたら続けられるんだろう」と昨晩も泣きついていたようです。
あまりにキレイにまとめて束ねた問題集とゴミ袋の山、空っぽになった受験用の棚を見て、パパは呆気にとられておりまして。
「自分はサンクコスト気にしてなかなかこうはできない。すごい思い切りがいいね」
と全然違うことを褒めて(?)くれ、私の怒りポイントを受け止めてはくれました
「これからのGW講習、夏期講習、直前期講習、受験にかかわるいろんな費用出す前でよかったよ。もっと傷口広くなる前だからもうやめるよ」
と私はずっと怒り収まらず。
今日も本当は私が朝から教室に送っていく日でしたが、送りませんでした。
「本気で頑張ってるところをママに見せて、わかった許すよ」と言ってもらえるまで頑張るしかないよ。とパパに宥められたようで今日も朝の7時前にひとり目覚ましかけてプリントやってました。
それでもゴミ袋にいれたものと縛った束のプリントはそのままです。
心に余裕があったときならば、ちょっと疲れちゃったのかなとか。
先生のように何言ってるのよと笑って流してあげられたのかもしれないです。
私自身が人としてまだまだ未熟なのでしょう。
ただ人間、絶対に言ってはいけない言葉というか、物事への向き合い方があると思っていて、その当たり前ができないことが子供としてどうとかではなく、人として一番キライだということをパパには説明しました。
子供というか、1人の人として見てるんだよねといわれて、まぁ逆に考えると子供目線に落とさないといけなよなぁと反省もしています。
その後パパのヒアリングによると
「プリントの問題を間違えるのが嫌だった。全部正解にしたいけどちょっと難しくなってきた。だからプリント嫌いって言葉を使ってしまった。お勉強は好きなの。プリントも好きなの」
と泣いていたようです。
それでも母の心は無
私はやめるといっているのにこのまま受験を続けるのか?
ブチギレて投げやりな私と、それでもここまで頑張ってきてるんだし応援してあげようという仏のようなパパでなんとか我が家は家庭のバランスをとっている感じ。
全然話聞いてくれないとか、協力的じゃないみたいな感じだったら、もうこの時点で全て終わってる気がします。
やはり修羅の道だなと思いました。
そして仕事で使うアンガーマネジメント6秒は、今回何ひとつ役に立ちませんでした。
10秒数えても余計腹がたつだけでした。
明日はもう少し良い親、良い大人になっていたい