今日は『はじめてのギャル』第15巻を紹介します。恋人同士だからこそそれぞれ別の学校に進むJD編、ジュンイチ君の通う大学には、まぁまた麗しくもいろいろ抱え込んでる女性が何人もいるわけで……前巻からのわんこプレイ、ジュンイチ君のリスクマネジメントが光っていました。最終的に警察来たけど。
さて、大学のサークルとして同人イベントに誘われたのですが、マンガを描いている久里浜さんは苦い思い出から寄稿を渋っていました。がんばって描いたものが売れないの、確かにこたえるよね。ジュンイチ君が不器用(&キショすぎ)ながらも励ます様子は、心温まりました。このやり取りをきっかけに久里浜さんは気を取り直して、
久里浜「あたしと二股してください!!」
八女「きゃ!?」
(p.60)
だからなぜそーなるの!? そしてなぜゆかなさん受け入れちゃうの!?
あまりの展開に彼氏として見過ごせないジュンイチ君は二人のデートを尾行するのですが、途中で出くわした蘭子さん(わぁ、相変わらずだぁ!)の説教にハッとさせられる場面、うぅん、置かれている立場が特殊なだけに酌量する余地はあれ、そこは彼氏として気をつけないとね。
さて、色々あって(ってそこ説明すべきだろ!)久里浜さんが奮起して描いたマンガがイベントで売れるまでのいきさつが、とても良い。一人でもできることだけど、みんなでやることで得られるもの、支え合うことの尊さが心に染み入りました。このことを理解できれば、カギ落としてアパートの自室に入れなくなっていた彼女も生きやすくなると思うんだけどなぁ。てかなんでそういう方向!?
さて今回の記事の締めくくりに……部長、ずるい、ずるすぎる。あんなだらしない人間が変身ひとつするだけで大人気とか、すごすぎる。いやぁ、人には光るものが一つはあるもんなんですねぇ。
Ven conmigo……
(ちょっと面貸しな……)(p.96)
『はじめてのギャル』(15)
植野メグル
角川コミックス・エース
高さ:18.2cm 幅:13.2cm(B6、カバー参考)
厚さ:1.3cm
重さ:158g
ページ数:178
本文の文字の大きさ:不定