セイクレッドラン ネイティブアメリカンのデニス・バンクスさん | 発達促進研修&講座プログラム提供ブレインジムハウス/東京/大阪

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リンクさせていただいてる方の情報から
ネイティブアメリカンのデニス・バンクスさんの
出演されている番組をビデオに撮っておいたので
今日仕事から帰って遅い昼食を食べながら
ゆっくりと見ていました


彼の自伝”聖なる魂”と記録映画”セイクレッドラン”のビデオを
繰り返し見ていたのは何年前だったでしょう・・
若い頃の目の険が少しやわらいで、いいおじいちゃん?
になりつつあるような印象をうけました

今年の夏に出会った、アパッチのメディスンマンと
面影が似ていました
会話を思い出しながら、深い思いに気づいたりするうちに
いつもに増して、日常のささいなことがちっぽけな
・・・たやすく扱え、さらにいつでも手の中にあるような
愛しさも感じていてただ感謝の中にいるようでした

感謝しなくてはならない
感謝すべきだ

そういう意思や思考の中で感じようとうする思いではなくて
ただ感謝の空気のなかに在るといったほうが近い感覚です

デニスさんは
「人は生まれてからすぐに大地から学ぶ必要がある。」
そう仰っていました


我が家は広く土地を借り、菜園を楽しんでいます
子供達に自然を感じてほしくて
一号(長男)はハイハイをする頃から地面に降ろしていました

キャベツ畑に身を沈めて
「青虫の気持ちになる。」
畝の間を這いながら
「ミミズになる。」等全身で生き物と触れ合ったり
”自然に対して”視線をフォーカスして育ってきました

学校で嫌なことがつづいた時などは週末に畑に出掛けて
遠くに海を見下ろす畑で
「ヤッホー!」と大きな声を出したり、駆け回り虫を捕まえ
癒されていました

それを「土に元気をもらう。」という表現をして
大人に気づきを与えることもしばしばでした


自分達が収穫に参加した野菜は
好き嫌いすることなく、食卓で畑での武勇伝を
話しながらしっかり食べることができます

たまたま私はこういう環境にありますが
現代の暮らしの中で、自然と触れていることを
意識しながら毎日を送るということは
至難の業だと思います
忙しい日々の中で、休日に自然に触れよう
という思いがあっても、なかなか気力と余裕が
無いこともあるでしょう
出掛けてしまえば大人も子供も開放感を感じて
リフレッシュすることは頭のどこかで知っていても
そこにたどりつくまでに疲れすぎているのかもしれませんね


ともすれば、こういう事を書くことさえ
ひけらかしのようで気もすすまないことがあります

けれど、デニスさんが仰るように
本や図鑑を与えて、名前と姿形だけ記憶させていくより
子供達は自然の中にぽ~んと放りこんだほうが
何倍も吸収して帰ってきます

親が干渉しなくても、自然との出会いを再確認したくて
書棚から図鑑や辞典を引っ張りだして
見つけた虫や鳥以外の情報も心にとめて
読めない漢字は大人や兄妹に尋ねて書き写し覚えていく・・・


将来、楽なように
少しでも他者より優位なように・・・


とういう大人の思惑は一切必要としなくなります

自分で発見する喜び、手中にする喜び
身についていく知恵としての知識に対する欲求・・・


そういったものを導いてくれるのが自然の見えない力だと思います

先日、ある小学校で実験室で解剖した鶏を食べて食中毒を起こすさわぎがありました

司会者とコメンテーター達が
「命を戴くことはまぎれもない事実でとてもいい教育だと思う。
また扱いも注意を怠ればこのような危険もひそんでいる事も
ひとつの体験ではないだろうか。」

と事件を肯定的にみていました

アンケートでは約半数の方が
「安全に気を配っている給食室でさえ事故が起こるのだから
実験室で扱ったものを食べさせるなんて論外。」
「そこまでして食べ物のことを教える必要があるのか。」
というような理由で今回の授業に反対意見が出ていました

反対に残り半数ほどの方々が
賛成意見だったのも印象的でした

デニスさんの話しになりますが
子供達にこんな質問をしていました

「ワイルドライスは販売店からくるのかな?」

「湖だよ。」


大地の命を分けてもらう感覚がここにはあるような気がします




2003年12月1日 日記より