本屋大賞2位

『アルプス席の母』

読んでみました。

 

母子家庭✖️野球エリート✖️関西

みたいな話ですかね。

 

面白かったんですよ。

そりゃ2位ですからね。

 

ただですね。

王道に少し現実味が加わった終わり方というか、

現実感がもう少しあったほうが私好みでした。

 

それは、私自身が陽の当たらない青春を過ごしたのもありますが、

世の中は「アルプス席」にも辿り着けない方が多いのですよ。

苦労が報われる事の方が少ないのですよ。

 

私が普段接している人も

陽の当たらない側の人ばかりでして

それほど大きな感動もないが、慢性的な不安や満たされなさはある。

それでも生きていける環境はあって

低速の等速直線運動(やや右下がり)みたいな生活です。

急加速や急落下みたいな動きは無いが

たしかに生きています。

 

良し悪しの問題ではなく

私の好みは

辛い現実に立ち向かうべくでもなく

どちらかというとそれを避けながら

それでも生きていくというような

ハッピーエンドでもないようなものかなー。

 

ただ、後半の期待感や盛り上がりは秀逸な作品で

一気に読みました。

GWの読書におすすめなのは間違い無いです。