小学3年生の保護者からの相談です。
国語の勉強で、記述問題をどうやったらいいですか?

これは、よく受ける相談の1つです。
そして、受験国語を強くするために必要な学習法の1つ!

基本的に、大学共通テストの国語の問題を見てもらったら早いと思うのですが、国語の選択肢の文章が長いです。
これをどうやって、正しいものを選ぶのか…。
これが、国語の点数を大きく左右する部分なのです。

私は、小学生の間から大学共通テストを解けるようになって欲しいので、模範解答の活用法について紹介しています。

まずは、模範解答の中で『メイン』を見つけること。
そして、今の小学生・中学生にやって欲しいのが、”表現方法を磨く”ことです。
模範解答の表現通りに書くのは、難しいです。
そこで、模範解答を活用して表現方法がいくつもあることを知って欲しいのです。

私は、入試の採点をして経験がありますが、採点するときには数種類の模範解答を作成します。
それでも、子どもたちはさまざまな表現を使って解答を書きます。
そのため、採点するとき0.5刻みで採点をするときもありました。

模範解答を覚えるというより、自分自身の言葉でどうやって表現するのか?を磨いた方が、国語力はUPしやすいです。
どうしても、他人の言葉を使って答えを作ると、使い方やニュアンスがズレる場合が多いです。
それが原因で失点をするくらいなら、普段から自分自身の言葉・ニュアンスを磨きあげる練習をすることをおススメします。

あと、小学3・4年生くらいになると、30文字以上の解答を書く必要が出てきます。
その場合は、『原因⇒結果』の一致が必要になってきます。

この原因・結果の関係がズレたまま答えを書いている子どもはいます。
そして、模範解答を見ると、ニュアンスが似てたから○にした!と言います。

国語は、普段の学習方法をちょっとアレンジするだけで成績が大きく変わるので、少しでも参考になればと思います。