そういえば、迎えに来てくれた運転手さんが言っていたことを思い出した。

「近くに共同湯があるよ。僕らは宿の湯よりもそっちに行くことが多いなあ。」

というわけで、この雪の中を捜し歩いた。迷いに迷って(実はすぐ近くにあった

のだけど、行きつ戻りつして30分以上探した。)やっと見つけた。

その名も「むら湯」。入ったらムラムラするのかもしれない。

なかは、本当に、町の銭湯みたいだった。

内風呂の大窓からの景色が素晴らしかったのだけど、さすがにお客がいるのに

カメラを持って入るわけにいかず、お見せできません。すんませんです。

で、宿に戻って、宿の湯に入る。ここも、雪の中の露天がなかなか良かったの

だけど(といっても周りを囲っていて山々が見えるわけではないのだが・・・)

常に人が入っていて撮影できませんでした。すんません。

で、窓からの景色。

天気よさそうだけど、すぐに吹雪く。上はガラスを開けて、下はガラス戸を閉めて

撮影。(違う窓です。)

フロントに、日本酒の「一杯販売機」があって一杯百円。ええ、結構飲ませて

いただきました。

宿の食事はバイキングでございました。酢の物は最初から指定のテーブルに置いて

ありました。なかなか美味。

これは河豚鍋。これも設置してあって、火を入れてポン酢でいただきます。

大変においしゅうございました。

で、海鮮バイキングというだけあって、刺身取り放題。なんでこんな山中で?

というくらい、鮮度抜群でございます。(ちょっと身は小さいけどね。)

汁物は「カニ汁」「牡蠣汁」等選び放題。

生ガキも焼き魚も煮魚も何でもあるぞ。それぞれ小ぶりだけど、あまりに多種で、

このくらいでないと全然食べきれない。どれも本当にきちっと作ってある。

久々に、満腹。満足。堪能した・・・・・

で、あとは夜、露天風呂に入り放題。囲ってあるので、(どうせ暗いし)景色は

見えないが、上を向くと、天から雪が深々と降ってくる。それを飽くこともなく

眺めていた。

で、朝食もバイキング。まあ、朝食は普通。スクランブルエッグはおいしかった。

で、すぐに送迎の車の発車時刻だ。何度も言うけど、私たった一人のために

30分以上、雪道を走ってくれるのは本当にありがたいことだ。運転手さんと

は、ほぼ同期ということもわかって、帰りの車中はいろいろな話で盛り上がった。

で、会津田島着。

なにやら、近未来的なすごい車両も止まっていた。

さあ、会津線の列車が入ってきた。

本当は、只見線に乗って、新潟に向かい、日本海三昧の予定だったが、今回は

どうせ只見線は運休だし、会津線沿線の散策に変更。江戸情緒を色濃く残した

「大内宿」に向かうことにいたしました。大雪の江戸時代の街並みなんて、

なんか風情がありそう。それに、こんな雪では混んでいることはないだろう・・・

(はい。こんなバカなことを考えていたこともありました。)

 

大内宿は、最寄り駅は会津線湯之上温泉駅ということになる。最初は、そこから

6キロ近く歩いて大内宿に行こうか、と思っていたが、送迎のドライバーさんが、

「絶対にやめたほうがいい!夏場ならいざ知らず、この大雪の時に、山に向か

て歩いていくのは無謀だ!」と忠告して下さった。で、スマホで色々調べたら

なんとバスが出ている!それも会津田島からバス代込みのセット割引があるぞ。

で、さっそく会津田島で切符を買って出発だ~

写真は会津線の車中。

車窓から。この美しい景色のもとにたくさんのお墓。考えてみれば、会津は

考えられないくらいの辛酸をなめてきた歴史をもつ。この美しい風景に抱かれて、

今は心穏やかに眠りについていることを願うなあ。

                                   続く