さて、先月の実験は「色」についての実験でございました。

まず、デジタル顕微鏡を用意。屋上の天体望遠鏡なんかに比べてそんなに

高価ではありませんが、なになに、結構いい仕事してくれます。

最低倍率でシャープの芯を拡大。一瞬の作業で、モニターでみんなで見られる、

という、まさに塾のための装置。

そして、これは、上部の鏡筒の部分が外れて、例えば頭のてっぺんに載せれば、

「頭皮」の荒れ具合とか一目瞭然。

で、今回は、パソコンのモニターにメモ帳を開いて、真っ白な画面を見てみました。

最初は白かった画面が、ピントが合うとあら不思議。青と緑と赤のドットに

なったではありませんか!ここで生徒達には、「白」というは、じつはこの

3色で成り立っている、と話します。

で、次は、3色の色を使って「白」を作ってみる。ただ、それぞれの色の強度

に違いがあって、「真っ白」というわけには行かなかったなあ・・・・・

で、いよいよ、真打。「光の精霊」召喚!必要なのは、これ。

焦点が変えられる懐中電灯と、自転車の反射板。

暗闇でこんな風に持つ。

すると・・・・

「光の精霊、召喚!」とか言って生徒にやると、うける。

実は、自転車の反射板は、プリズムの集合体だ。ミラーではなく、プリズムによって

反射させている。つまり、「白」の光を分散する事ができるのだ。よく、駐輪場で、

地面に七色の虹が映っているのを見ないだろうか?あれは、反射板に太陽の光が

差し込んで、プリズムで分散しているのです。本当に奇麗だよね。

で、次の実験は、この実験を応用して、机の上で夕焼けを作ってみます。

小学生の時間は早い時間帯なので、遮光不完全な教室で暗闇を作れる冬至近くじゃ

ないと無理なんですわ。という大人の事情で、光の実験は「冬」でございます。