定期試験でめちゃくちゃな状態になる前、「今しかない!」と一泊海にでかけました。

例によって館山方面、本当はいつもの民宿に泊まりたかったのですがあいにく満室

でございました。で、今回は柄にもなくホテルで一泊でございます。

まず、高速を降りてすぐにお昼。今回は、この「90分浜焼き食べ放題」も目的の一つ

だったので御座います。

 

う~ん、そそる、そそるぞ~

もうね。店内すごいから。食欲も大暴れだから。

岩ガキ

ホンビノス

サザエ

ホタテ

その他、山のような海産物とお肉類。

私は、というと、親の仇のように、ここぞとばかり岩ガキを食べまくりましたよ。貝の汁が飛ばない

ように、網をかけて焼きます。

だけど、それだと写真写りよくないから、時々、網を外して写真撮りました。もうね、岩ガキだけで

11個食べましたよ。

みてください。この「プリンっ」とした焼き具合。醤油だれかけて食べます。

 

ホタテもばんばん。

海老なんぞも焼きます。焼き鳥も焼きます。

とにかく、腹いっぱい。これで2,980円はお値打ちだと思うよ。

で、海沿いの宿泊予定ホテルへチェックイン!

なんといっても部屋からの景色が抜群。

左に見えるのは野島崎灯台。

ここで、刻々と変わる海の夕暮れをビール飲みながら見ていました。

雲がね。なんだかはるか子供のころに見た西洋画の雲みたい。油絵具を何層にも描きこんだ

ような複雑な色合い。双眼鏡でのぞくと、なんだか吸いこまれてしまいそう。夕暮れの空や雲は

絶対に飽きないね。いつまでもいつまでも見続けていたいね。

さて、薄暗くなってきたので温泉に入り、バイキング形式の夕飯でございまいた。食事は、

いつもの民宿のほうが良かったなあ。

夜。写真には写せなかったけど、灯台の明かりが海上を回転し、それはそれは幻想的

な景色でございました。私は、というと、ウィスキー飲みながらスマホで音楽聞いて、

ボーっと景色を眺めておりましたね。久しぶりにゆっくりしたひと時でございました。

さて、朝。なぜか、白いハトが窓辺に。なんかこちらを観察しているみたい。

ビュッフェで朝ごはん。これももちろんバイキング形式。

さあ、出発!今日も朝から冒険だ!                            

 

で、実は、今回、行きたかったところがあるのだ。まずこの地域の一之宮「安房神社」にお参り。

 

おお、庭師の方が、神社の庭木の手入れを!軽トラックの荷台って、こんなふうに昇降する

タイプもあるのか!こんな軽トラックほしいなあ。

さて、この「安房神社」、この近隣一帯の信仰の中心で、お参りするつもりではあったけど、

今回は、この「安房神社」の裏手にある、「館山野鳥の森」の散策がお目当てであった。

いや、もう雨がマジで降り始め、傘を差しながら森の中をさまようことになりました。

だいたい、いつも行く森とは雰囲気がまるで違う。普段行く森はどちらかというと、「里山」に

近い「優しい感じ」の森なのだが、ここはジャングルチックである。いたるところが虫だらけ。

こんなカラフルなハンミョウが大量に出てくる。というか、甲虫のくせに、まるでハエのような

素早さで飛び回っている。それも大量に。これが前方をワンワンすごいスピードで飛び回っ

ている。「異世界」感半端なし。※ちなみに、このハンミョウは人が近づくと遠くへ逃げて

また、すぐに地上に降りる。まるで進むべき道を教える様な感じなので「ミチオシエ」とも

呼ばれる。

でかいジョロウグモも巣を張り放題。もう、道を歩くと顔に蜘蛛の巣がひっかかりまくる。

この時ばかりは傘をさしていて良かった、と思ったよ。

いたるところに動物のフンを見つけるから、そうとうイノシシやシカ、もしかしたら「キョン」の

類もいるだろう。もちろん、それらを餌とする吸血性の生き物もいるわけで、傘をさして片手

がふさがっている状況ではじっくり撮影もできないのだ。

キノコも仰山ありまっせ。どれも毒々しいよね。

この切り株は、右半分は「きくらげ」、左半分は、おそらく「コフキサルノコシカケ」ではなかろうか。

まさに、高温多湿のジャングルのような森でございました。

おそらく「キクラゲ」。いじくったけど、触り心地もやっぱりキクラゲだった。

水盤のようなものがあったが・・・・・

小さなウキクサがみっちり

と、ジャングルの中に突然「鳥獣の霊」とかいた供養塔?これを写真に撮ろうと、立ち止まった

だけで、蚊が大量に集まってきて刺されまくった。そう、ここは立ち止まれない森なのだ。

森はかなり広く、沼も点在する。雨のジャングルには、本当にひとっこ一人いない。

なかなかデンジャラスな感じの森である。女の子と来ることは決してないであろうなあ。(どんな

ところにも女の子なんて連れてこられないでしょ!とうい突っ込みはなしで。)

山頂付近に上って、湾を見る。(平沙浦か?)天気がよければいい景色だったろうな。

だけど、このデンジャラスな森には、次来るとしたら「冬」だね。

雨の中、さんざん蚊に刺されまくって下山。まあ、不快だけど、これもありだね。

で、湾のほうに行き、飯屋を探す。な、なんと、この暴走族がペイントしたような「前衛芸術」

チックなお店がれっきとした「漁協経営」の海鮮食堂なのだ!

店内は、しっかり「地方漁協食堂」である。

ここの漁協の看板メニュー「海鮮どんぶり」 950円 新鮮で肉厚の刺身が素晴らしい!

柏で食べたら2千円くらいしそうだ。

で、金目の煮付けを見つけて、ついつい注文。これはちょっと煮詰めすぎで硬かった。

最初から煮込んであって、注文が来たら温めなおしなんだろうな。

これは私が作ったもののほうがおいしかったね。

で、海をぶらぶら。

で、例によって変なものを見つけました。あの海上の塔みたいなのは何?

望遠!

超望遠! な、なんと、海上自衛隊の潜水艦だ!生まれて初めて現物を見ました。すげー。

で、しばらく車で走って、心のベースキャンプ、「岩井海岸」に向かう。(小学校の時の臨海学校

から、ずっと思い出の場所なんだよなあ。あの、せりあがった海を初めて見た感じも、

深呼吸したときのつ~んときた潮の匂いも、なんだか子供の時のむき出しの心の

襞に、大きなものを刻み込んでいった気がする。こんなオヤジになって決して忘れない

ほどのね。)

雨は上がったけど、まだまだ空はどよ~んとしている。そしてどんどん暗くなる。

まあ、その暗くなる空とはるかな水平線だけをしばらくボーっと見ておりました。

さて、とっぷりと日が暮れて、そろそろ帰りの時間だ。

さて、帰り道。いつもの「ばんや」へ。ここも漁協直営店。

もう閉店間近。お客さんもほとんどいないね。急ごう。

今日の館山での最後の食事。寿司。ネタ、新鮮で最高。それにしてもカラフルだね。

ネタが新鮮だと、各魚の色合いのコントラストが大変に美しい。(ネタが古くなると、みんな

どどめ色に集約されていくからね。)大変においしゅうございました。

で、家に帰ってきたので御座います。今日も良い旅だったね。海から山まで堪能できたし、

海産物も「これでもか!」というくらい体に詰め込めましした。で、この後、中間試験の地獄に

突入であります。